燕岳2763m
- GPS
- 26:25
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,275m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:27
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
無積雪期だと普通にあるけば特に問題ないと思います。 |
その他周辺情報 | 登山口に日帰り温泉あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 頭痛薬を忘れたのが痛かった・・。 |
感想
久しぶりに2日連続で何もない日ができたので久々に燕岳へ前夜発一泊で行ってみ
ることにした。小屋閉め前の週末(訂正:11/23です)なのでいっぱいかなと思ったら意外とすいていてネットで申し込んだ。テントも考えたけど12,3年のブランクがあるし・・・ということでやめた。
金曜日出勤前に食料等をコンビニで購入し仕事が終わって17時半に福山を出発し
た。事故渋滞等なく順調に安曇野インター(旧豊科インター)へ。ナビで中房温泉
へ。舗装林道へ入ってすぐ久々にカモシカを見た。10キロほどのクネクネ林道を進ん
で第一駐車場へ。ほぼ休まずむかったものの到着したら午前1時半だった。小雨が降
っている。そんな天気もあってか空いている。
7時に起床するとまだ小雨が降っている。車が続々とやってきてあっという間に満
車になった(まだ中央部分は空いてます)。車の中で休んでいると半時間ほどで止ん
だ。7時50分に出発して登山口を目指す。
10分歩いて8時に登山口へ。登山届を出して燕岳 登山口 標高1462mとの道標前
から山の中へ。右には登山者用の日帰り温泉がある。ここは最初から急登だ。霧の中
をジグザグに登っていく。あまりに熱いので上着を脱いだ。Tシャツで充分。
半時間ほど歩くと青空が見え日が上がって紅葉がきれい。8時35分に第1ベンチに
着いた。ここまで1km・燕山荘まで4.5kmとある。このあたりはカラマツが多く黄
葉している。さらに登っていくと鉄パイプの骨組みがでてきた。その上に荷物用のロ
ープウェイ軌道が走っている。左の木を見ると丸々と太ったリスが木の幹を走って下
りて行った。野生のは八ヶ岳山びこ荘で見て以来。
9時5分に第2ベンチに到着した。中房温泉口1.7km・燕山荘3.8kmとある。ここ
も休まずゆっくりゆっくり進む。このあたりで支尾根2つが合流して合戦尾根上を進
むようになる。道は少し斜度がゆるくなった。9時43分に第3ベンチへ。GPSは標高1
995mを示している。ここから花崗岩が露出したところが増えてくる。深くえぐれて
いるところも。同じ花崗岩で出てきている六甲山の登山道に似ている感じがする。
10時56分に合戦小屋まで10分の道標がでてきた。5分の道標を過ぎてみどりの建物
がみえてきてすぐに合戦小屋に着いた(11時8分)。多くのハイカーでにぎわってい
る。うどんなどもやっている。ここでも休まず進む。
急登を経て11時20分に合戦の頭の手前へ。笹原の尾根歩きになる。ここでガスが
とれてきて青空がみえるように。大きなザックを背負った男性と挨拶をすると「きつ
いですね」と。かなり重そう。トレーニングをしていない自分には無理・・。11時半
に合戦の頭2489mに着いた。笹原にダケカンバが点在していてその向こうに東沢岳2
497mあたりがみえている。アルプスに来たなあと思うような険しく高い稜線がみえ
る。稜線にかかる雲や山肌のガスが東へと流れている。
斜度はそれほどでもないけれどなかなかペースが速くならない。もくもくと尾根の
すぐ右につけられた道を進んでいくと12時14分にテン場がみえてきた。空は青空。
すごい・・という声が聞こえる。すぐ上が稜線でそこからは双六岳・鷲羽岳・水晶
岳・・裏銀座の山々が一望できる。下の方は黄葉している。少しだけ期待していた雪
景色はなし。まあ予想はしていたけど。
相変わらず燕岳はきれいな絵のような姿をしている。槍の穂先がガスで見え隠れし
ている。穂高連峰はガスの中。小屋で宿泊の受付。タッチパネルで発券しそれを持っ
ていくと案内してくれる。靴は部屋までもっていくようにとのこと。寝床は1畳分あ
るのでザッグを持ち込んでいる人もいいが置き場がありそこに置いた。気温は6度。
合戦の頭あたりからかわりなし。
パンをたくさん持ってきたけどメニューを見ていたらほしくなりカレーを注文し
た。以前来たときはケーキセットを食べた。時間がたっぷりあるので槍穂高方面のい
い写真が撮れないかと小屋の南西側へ。時々奥穂高山頂が見えるがすぐに隠れてしま
う。小屋の北東側へ移動する。稜線の東側はガスに覆われていて日が当たりブロッケ
ンがみえている。いつまでたっても見えている。テン場に虹がかかっている。
14時40分に燕岳山頂へ向かう。快晴の山もいいけれども雲がある方が変化があっ
て面白い。ポシェットの温度計を見ると2度。気温が急速に下がっている。メガネ岩
を過ぎたあたりで東側も雲海になってきた。山頂へは15時33分に着いた。
立山と剣岳が見えている。白馬方面は残念ながら雲の中だ。穂高連峰が見えてきて
奥穂高から吊り尾根を経て前穂高と良く見えている。30分以上滞在する。とうとう誰
もいなくなった。ぼんやり雲海などを眺めすごしていると西の空が黄色くなってきた
ので小屋へ引き返してた。温度計は氷点下1度になっている。布団で昼寝をしている
と外ですごいすごいと声がするけど寒そうなのでやめておく。ところが後で聞くと空
が真っ赤に染まってすごかったそうな。
夕食をとって19時から赤沼さんのトークショーとホルン。歩き方や小屋について
雷鳥と温暖化、熊・・どれも面白く興味深い。最後にホルン。これが今回の山行のメ
インイベントだろう。とても充実していた。
寝床の窓から雲海が見えている。8時半に布団へ戻り就寝した。念のためハッキン
カイロを持ってきたけどそれほど寒くなかった。ただ頭痛薬を忘れてきたのが失敗で
何度か目が覚めた。いつも通り耳栓はもって装着すると無音の世界へ。
5時半に起床して寒さ対策をしっかりして外へ。東側はきれいな雲海になってい
る。西側はガスったり取れたりを繰り返している。食事の6時15分前になりようやく
日が射してきて雲が黄色に染まってきた。槍穂高や裏銀座の山々も。朝食を食べて外
へ。
十分景色を堪能して7時半に下山を開始した。登るときに合戦の頭の先で雷鳥らし
き鳴き声がしたので探しながら歩いてみるが見当たらず。きれいな三角錐の針ノ木岳
や表銀座の稜線の先に槍穂高がみえる。大天井岳の左肩に小屋が見える。もこもこ
した雲海の上を歩いていくと合戦の頭へ。そこからぐんぐんと下って8時22分に合戦
小屋へ。
2200mあたりから雲の中へ。思いもよらず霧氷がみられて驚いた。気温が低くて
雲上から中へ入るとみられるのは不思議でもなんでもないだろうが初めての経験。9
時半に第2ベンチ、9時50分に第1ベンチへ。
第一ベンチから10分下ると道路が下の方に見えていた。黄葉がすばらしい。10時1
5分に登山口へと戻ってきた。そこから5分で駐車場へ。第二駐車場にも車がとまって
いるのがみえたので予想通り満車になっている。日帰りの人も多いのだろう。10時半
に車で出発して安曇野インターから高速道路で渋滞にあわず18時すぎに東広島へ戻っ
た。いつも思うけどもう少し近かったいいのに。
訂正)燕山荘の小屋閉めは11/23です。
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