那須岳-明暗紀行
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 773m
- 下り
- 1,059m
コースタイム
那須登山口 9:55
茶臼岳 10:45
鉱山跡 11:34
牛ヶ首 12:03
ひょうたん池 12:38
沼原分岐 13:28
三斗小屋、峰の小屋分岐 14:21
三斗温泉小屋着 14:45 計約5時間
●11/3(木)
三斗小屋発 7:05
隠居倉 8:45
熊見曽根 9:33
朝日の肩 9:44
峰の茶屋跡避難小屋 11:14
ロープウェイ山麓駅 11:54 計約5時間
合計≒10時間
※GPSは途中電池切れしていて取替えて再開しましたが、とれているのに今回も取り込み失敗、どこかが故障しているのか? スキル不足でお手上げで、なぞり手書き入力です(*_*;
天候 | 11/2(水)晴 11/3(木)小雪のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
東野交通 那須塩原停8.05〜9.20那須ロープウェイ停留所 【復】 〃 那須ロープウェイ停12.10 〜 13.25那須塩原駅停留所 東北新幹線那須塩原駅15.22〜16.26仙台駅 (やまびこ211号) ※自宅往復 ― 最寄駅地下鉄と市営バス |
その他周辺情報 | 那須には名湯が随所にあるようだ。鹿の湯というところ良さそう。 |
写真
感想
今年は栗駒山で山仕舞のつもりでしたが、ドングリころころお池に
はまってさぁ大変、、やっぱりお山が恋しくて、と山行プランを練り
ました。登山指数がCより変化なくジレる日々の中、やっと出た貴重な
Aの登山指数、お宿は天候が悪化したときは前日キャンセル可という
ことで予約を入れました。有り難くも当日は好天になりました。
第一日目-はじめての茶臼山
新幹線を那須塩原で降りると、那須連山の連なりが目を引きます。
東野交通のバスに乗り込み、那須ロープウェイまで1時間余。
町中を抜けて田園地帯を離れると、別荘地の点在する美しい木立の
トンネルの中を進みます。紅葉が盛りのように映えている。
(帰途、「つつじの吊り橋」という処には沢山の見物人がいるのが垣間
見えました) バスはギシギシ鳴ってかなりお年を召しているようだが、
運転手さんが親切です。車窓からしきりに撮影している私に気遣って
くださったのか、人のいないバス停でも「3分停車します」とか
「5分停車します」とか言ってドアを開けてくださる。「恋人の聖地」
とか、都度バスを降りて素晴らしい景観に感動した。
那須ロープウェイは観光地なので誰でもゴンドラに乗り込む。
高齢者も幼児も、ワンちゃんはキャリーケースに入って、
山頂駅を目指す。快活な乗務員さんのガイド付き。
本日の気温は0.5度とか先日は35mの強風が吹いたとか。
山腹には5、6頭のクマさんが徘徊していたとか。
着くと寒い、寒い。すぐにダウンなど着込み、お腹にも補充して出発。
観光客と登山客は半々くらいで、下山してくる人はたいてい観光客で
まったく普段の街着スタイルである。結構ザレているのに達者なものだ
。ややすると皮手袋をしていても指先がかじかんできた。
風はなく良い日和である。誰かが「こんな日は珍しい。滅多にない
お天気だ」と言っている。茶臼の山頂からは360度の大展望、
山座同定できないのが残念であるが、あれは燧ヶ岳とかの声に耳を
澄まして聴く。「鬼面人を驚かす」類の岩稜に目を見張る。
牛ヶ首を眺めた後、ひょうたん池に寄りながら三斗小屋温泉への杣道を
一人旅。だぁれも通らない(那須岳避難小屋コースのほうが近道)。
三斗温泉に着くと煙草屋旅館の前に一張りのテントが設営されていた。
長くなるので一日目終わりますが、この日「那須はナイスだわぁ」と
ヤマレコのタイトルを思いつくほどおめでたく幸福だった。
第二日目-ガスガスの夜明け
朝食を6時半に摂ると、亀足を考えて7時過ぎにはお宿を出た。
三本槍岳が目的なので裏の温泉神社から隠居倉に向かう。
濃霧ははれる気配なく、粉雪というか霙のようなものが落ちてきた。
足を止めてレインウェアとニットキャップにネックウォーマーを身に
着け、万全の防寒をした。かなり冷え込んでいるので急坂をいっても
発汗はない。地図に「展望良い」と記されている隠居倉に着いても
何も見えない。道が見えるだけましというものか。
ふたたびのひとり旅。道は降雪で白くなり滑りやすくなってきている。
この調子では三本槍岳は無理と判断する。ようやく「朝日の肩」まで
来ると、そこで初めて男女のカップルさんに会った。
あと10分ほどで朝日岳山頂という。眺望を聞くと「ない」とのこと。
いささか足にきていてあと200mを諦めた。粉雪はあい変わらず
舞っている。道は急坂でぬかってきて気が抜けない。
前途にはとんでもない岩稜地帯が待ち受けていた。鎖に身を預けて
恐る恐る辿る。それから下りの岩床のようなところで最初の風に
捕まった。どうしたものか身を縮こませていると、あとから来た青年
が岩に腰を下ろしてお尻いざりで下りて行く。ナルホドと真似して降り
てほどなく、そこはコルのような両脇は開けた地帯であったが、
どどっと強風に襲われた。身近にあった標柱にしがみつく。
(標柱の記は-恵比寿大黒-だったか?)
そのまんまで強風は烈風になり襲いかかってくる。
どうすることもできず、恐怖だけでいっぱいいっぱい。
「南無観世音大菩薩、南無、、南無、、」と唱えるばかり。
メガネも飛ばされそうだ帽子を深く被って、左手はストックを握り
しめながら標柱をも抱えている。時々右手で眼鏡を庇いなから、
どうしてこんな目にあっているんだろう、自問する。
風の弱まりを待つがいつかな来ない。何度も何度も背中を烈しく
叩かれる。すごく長〜く感じられた時間、遭難の文字がグルグル
頭を駆け巡る。誰も来ない。誰かが来ても救助は無理だ。
「津波てんでんこ」と同じで自分で自分の身を守るしかできない。
風の調子に全身の神経を使う。そしてかすかな一瞬の隙に岩稜の
陰に走った。正味どれほどの時間だったのか?時計を見る余裕も
なかった。それから身を屈めて進んだが、今度は「落石注意」の
表示板、細道にはガラガラ沢山の石が転がっている。
ヘルメットなんて持っていない。開き直って進むと岩の陰から
無防備な避難小屋への道が見えた。
きっと吹き飛ばされる。左手は谷底に続くザレ場であるが、
歩けそうなところを選びトラバースし、小屋の前で正規道に
這い上がった。那須に「九尾の狐」というものが棲んでいた
らしいが、私は「九死に一生」であった。
過去、柿の木から落ちたり、車に轢かれそうになったりしたが、
暴風はわが人生最大のクライシスであった。
避難小屋で休んでいた方々のお話を聞くと、今日は風速23mの
予報が出ていたらしい。隣の男性が、チョコレートを分けて
くださった。労いと活力を戴いたようで嬉しかった。
避難小屋を出ると三斗温泉でテント泊したご夫妻に会った。
朝日岳に登る予定と聞いていたので首尾を聞くと、悪天候だった
ので中止したとのこと。駐車場に戻る二人の後を遅れがちに
ついて行く。道は安らけく空は真青に晴れわたり、考えてみたら
も少し遅めにお宿を出ていたほうが良かったのになぁと。
教訓-私のような「ヘタレな老年は朝日岳に登るべからず」。
文字通り、天国と地獄の二日間でした。
長い文にお付き合い下さいました方へ、
ありがとうございました<(_ _)>
ご無事で何よりでした
凄まじい風とリアルな心理描写に圧倒されました。岩山での強風は本当に怖いですね。それにしても:
「南無観世音大菩薩、南無、、南無、、」ですか
「津波てんでんこ」ですか
でも一難去ると
「道は安らけく空は真青に晴れわたり、考えてみたら
も少し遅めにお宿を出ていたほうが良かったのになぁと」
こんな感じになりますね
強風で有名な那須岳、忘れられない山行になりましたね。
cheezeさん コメントありがとうございます。
まだドキドキ感が残っていて、しばらく楽しめそうです(*_*;
風が強いのは仄聞していましたが、まさかあんなだとは
できるだけ強風にあわないように"てんくら"チェックでいった
のですが翌日までは持ちませんでした。
初心者の域を出ず且無知ですので、今後はよく調べて行動
したいと、つくづく反省しました。
まさしく「忘れられない山行」になりました(^-^)
天国と地獄の2日間お疲れさまでした!御無事で何よりです!!
レコをドキドキしながら拝見しました・・・
私はあのザレ場で雨と強風に会い撤退しました
ひょうたん池から眺めた三斗温泉までの道!来年こそ行きたいと思いを起こさせて頂きました
ゆっくりされて疲れが取れましたら、里山遊びで秋を楽しみましょう
fuuさん こんにちは
ふうさんもザレ場体験済みでしたか
当日は元気な若者は別にして撤退者が多かったような。
けっこう遭難者も出ているんですよね。神のご加護で無事だった
と思いたいです。ひょうたん池のほうは再訪したいコースですが
朝日岳の方へは二度行くことはなさそうです(*_*;
もう、初冬っぽくなりました、あとは里山ですかね
コメントありがとうございました(^^)/
カイヤさん ちょっと凄くないですか。ビックリで〜す。私は、遭遇したことありませんが、風、半端じゃないらしいですね。
私もねえ〜考えていたんですよ。那須山行を。それも、ひょうたん池回るルートで。前回、滝巡りの帰りに寄る予定だったんですが迷走して、行けませんでしたので。カイヤさんと同じで煙草屋さん泊りの計画です。プアなのでテント泊ですけど。ただ、3張り限定というのが引っかかっていたんですが、悪天候の場合はキャンセルできるんですね。少しやる気が戻ってきました。でも今年はもう駄目ですね。冬ですから。吹雪にでもなったら死んじゃいますので。
しかし、来年はやりますよ。もう、今、カイヤさんに負けちゃいかんと、対抗心に火がついて、メラメラ燃え上がりましたので。ただ、来年のことを言うと、鬼が笑うと言いますから、どうなりますか。って、もう弱気になってます(-_-;)
大事なこと書き忘れました。「那須はナイスだわぁ」思わず笑みが。ナイスです。ではおやすみなさい。
myoukohiutiさん いつもコメントありがとうございます。
風速は日によって違うかもしれませんが、まったく想像外の強風というよりは暴風、烈風でした。標柱から手を離したらどこまで転がされるか判りませんでした。おそらく谷まで落ちてどうにかなったことでしょう
三斗小屋温泉、いいですよ。日帰り入浴は不可のようですがテント泊の人はできます。露天にはぬるい湯と熱い湯があると下調べにありましたが、いまは外気が低いので熱い湯の方も温めでした。妙高さんでしたら楽々コースですね。
那須高原の紅葉はほんとうに素晴らしく、ベストシーズンで観賞したいなと思いましたよ🍁
那須遠征お疲れ様です。那須の紅葉もそろそろ終わりですね
那須(峰の茶屋周辺)の強風は有名ですよね。強風で有名な山 というのは結構聞きますが、ここも西風を遮るものがなく、谷が風を受けて収斂するような形状なんでしょうか。
那須は3度登っていますが、初めての那須・朝日への登りでは適度な風で押し上げられて、楽ちんだった記憶はありますが、以降もそれ程の強風には遭ってません。東北の山 では、安達太良で遭った風の方が強かったかな 。
三斗温泉 は行ったことありません。テントも張れるんですか?今度かんがえてみよっと 。
そういえば、木曜のcahier41さんの帰仙便のちょっと後の便で、小生も宮城入りしていました。今朝は、ガスの中白く薄化粧した山々に一瞥を投げて、仕事に向かいましたが・・・・。こっぴどくやられて?、帰途手直ししながら、へとへとで先ほど帰宅しました。明日も神奈川はいい天気 のようですが、とても朝から動けそうもありません 。
折角の好天 ☼なのにお忙しそうですね。ビジネスマン、閑古鳥が鳴くよりはずっと上等ですが、お身体の疲労回復には心してお労りくださいませ。
泉が岳は11/4に初冠雪したようです。晩秋越えて初冬ムードです
師匠様は三度とも風を味方につけられたようで、流石ベテランさまは違いますね。私も安達太良を考えたのですが、くろがね小屋がいっぱいでした。いずれにしても強風の洗礼を受けたことでしょう。本心こりごりです( ゚Д゚)
三斗温泉は「煙草屋」と「大黒屋」の2軒のお宿あります。どちらかというと後宿の方が込んでます。テント泊できるのは前宿のように聞きました。
早く山をおりたら一軒茶屋でバスを降りて「藤城清治美術館」に立ち寄るつもりでしたが、なにしろ泥靴に汚れパンツでは無理でした。余りの時間は駅で着替えたり、待合室の食事処などで時間をつぶしましたが、美術館に寄っていたら師匠様と同じ電車に乗れたかも でもねぇ、傍におられても分かりようもなかったですね('ω')ノ いずれの日かお目にかかれましたら嬉しいです(^^)/
cahier41さま はじめまして。
おはようございます。いつもご訪問くださりありがとうございます。
那須は第二の故郷のようになってしまい、今年だけでもレコにしていない分も
含めかなり登っておりますが、日頃の行いからか天候に恵まれた日は本当に
わずかな次第… 。那須の暴風は峰の茶屋が風の通り道のため、
小石が飛んでくるほどの危なさです
恵比寿大黒天〜朝日の肩も吹き上げの風ですごいことになりますので
鎖場の巻き道含め命の危険を感じたことでしょう。心中お察しいたします。
三斗小屋から大峠の道はあまり歩かれていない上り下りの厳しい道で、
さらに三本の沢を渡渉せねばならず、ロープ使用の崖道や濃密な笹藪、
クマやサルなどもおりますので、女将さんのアドバイスで避けられたことは
良い判断だったと思います。
紅葉時期もさることながら、初夏の頃が一番登りやすくお花も含め景色も
楽しめる時期かと思いますのでぜひ再訪くださいませ。
秘湯の露天風呂から眺める裏那須の稜線、うらやましい限りです
alto286さん コメントありがとうございました
今の時間までaltoさんの過去レコ拝見してまして、「那須のエキスパート」のレコを行く前に丁寧に拝読していたら良かったのに残念でした(*_*;
「山と高原地図-那須・塩原」と、ほんの僅かな泥縄知識とで無謀にも初挑戦した次第でした。アルトさんが歩かれた裏那須の流石山と大倉山は露天風呂からくっきりでしたが、三倉山は隠れていて見えなかったです(因みに宿の大黒屋さんは予約埋まっていました。きれいでおもてなしが良いそうですね)。
大峠のコースのワイルドさも写真から伝わり、行かないでほんとうに助かりました
義父母さんの頼みに足の痛みを押して同伴の孝行をされたり、なかなかできることではありませんね。次はお勧め頂いた初夏の頃に是非訪ねたいと思います
こんにちは。
無事、御帰宅されて本当に、良かったです。
風が強くて身動きできない経験は、わずかにありますが、怖いものですよね。
まして初めてのコースで、岩々が多いところなんて、生きた心地がしませんでしたね。
まるで自分が体験しているかのように、ドキドキして読ませて頂きました。
那須方面は行ったことがないので、いつかコース参考にさせて頂きながら、訪ねてみたいです。(#^.^#)
minkさん コメントありがとう
那須のお山はあまり体験したことのない山容・山体で一見の価値ありです。
minkさんでしたら少々の風でも速やかに前進して行かれるように思います。
fuuさんはひょうたん池まわり三斗小屋温泉に関心おありのようですが、
そちらのコースは長いですが、わりと優しい山道です。
「意志問題」はすぐにピンときました。ありがとうございます<(_ _)>
少しでもお力添えになれたら望外の幸せでした。その後「虚空蔵山」、
koji_ mtさんで検索したらでてきました。雪山シーズンのほうが訪ね易いのですね。でも菩薩様にお会いするのは無理のよう。他に2,3の方のも拝見しましたが、未到達もありますね。兎も角簡単にはいかないようで、藪に護もられているのかもと。ご尊像は愛らしい大きさですね。minkさんが紹介してくださったお写真で、私は大満足しています(^_-)-☆
cahierさん、
こんばんは♪
ご無事で下山されて本当に良かったですね。
那須岳は強風で有名なところで、特にこの時期の山は注意が
必要なところです。神頼みをされるほど、恐怖を感じられたので
相当な風だったのでしょうね。願いが神仏に届き、ご加護を受ける
ことができ大感謝ですね。
でもそうは言いつつも、やはりcahierさんにしか分からない
今回の山行に対する秘めたる想いがあったのでしょうね。
それを察するとcahierさんのチャレンジは、あっぱれです!
私事で恐縮ですが、レコには載せませんでしたが、
実は7月に那須岳に登りました。天候が急変して峰の茶屋避難小屋に
駆け込んだものの、暴風雨はおさまらず、せめて茶臼岳でもと思い登ってきました。
その時の風速は、20メートルを越えていて、私も吹き飛ばされるほど…。
何度か一瞬、宙を浮いたほど凄い風でした。
また、10月の紅葉の時期に煙草屋旅館のテントを一張予約していたのですが、
荒天でキャンセルしていけませんでした。
那須岳には、子供の頃からの思い出もあり、もう一度登ってみたいです。
お互いにチャレンジすることで経験値を上げ、次回の山行に
苦い経験を活かしていきましょう。でもその経験は諸刃の剣なので、
細心の注意と適切な判断ができるように心がけましょうね。
那須の山旅、大変お疲れさまでした。
happuより
happuさんも宙に浮くほどの風の洗礼受けて恐怖を味わったのですね。
強風で有名なお山へはよく調べて向かわなければと学びました。
無事に帰還できたことを目に見えない大いなるものに感謝しています。
happuさんは三斗小屋温泉のテント泊、荒天で取消し残念でした。
今年は11/26(土)で営業を終わるということでした。
次の温泉開きの時節が楽しみですね。
ところで実は、happuさんの感性の鋭さに胸を突かれました。
今回の山行については特定のお山が目的ではなくて、「山を歩く」
ことが第一義でした。冬を目前に控えて山仕舞が近づいていることも
ありますが「兎に角いま登りたい」そういう想いでの一念でした。
怖い体験はしましたが、それも人生の糧になるでしょう。
hapuuさん、いつも心籠れるコメントありがとうございました(^-^)
「登山家 田部井淳子さんをしのんで」-2016.11.12(土)録画
2014.10.25(75才)に放映され編集を加えた再放送の録画を今日観た。
心に残ったのは、田部井さんの初登山のこと。小学4年生の時に
担任の先生に連れられて登ったのは、なんと茶臼岳と朝日岳でした。
私は知らずに追悼登山をしていたようだ。改めてご冥福をお祈り申し
上げます。
先達のプロフィールを記しておこう。
田部井淳子(1939.9.22〜2016.10.20) 腹膜癌にて77歳で永眠。
福島県三春町出身、7人同胞の末っ子。昭和女子大英米文学部卒他。
1975年 エベレスト-チョモランマ 女子で世界初登頂
1922年 七大陸最高峰踏破 (今までにおよそ世界70国の山を制覇)
〇病歴
2007年 乳がん
2012年 腹膜癌 余命三ヶ月宣告 抗がん剤治療(兄は医師)
闘病中も精力的に山に登った―特に東日本大震災のあと
高校生を引率し、1000人登山を目標にしていた
〇その他
沼尻高原ロッジ 1992.12〜オーナー
自宅埼玉県川越市― 夫田部井政伸 娘と息子
〇言葉
時代は変化しても 山は変わらない
生きることって 楽しいこと
山に救われて(書名)
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