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Yamareco

記録ID: 998853
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ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

浅間山荘から黒斑山 カラマツ林を辿って

2016年11月04日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.9km
登り
1,018m
下り
1,004m

コースタイム

日帰り
山行
6:10
休憩
1:00
合計
7:10
8:20
120
10:20
10:40
10
10:50
10:50
70
12:00
12:20
60
13:20
13:20
20
13:40
14:00
90
15:30
浅間山荘登山口
天候 ☀ 山頂気温5℃くらい 風は時折強い
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
浅間山荘(天狗温泉)駐車場500円
登山口に男女別トイレ、鳥居の先に登山ポスト(届出用紙あり)
火山館(休憩施設、トイレ(協力金200円)、水場あり)
コース状況/
危険箇所等
草すべりの急登は登路狭く、滑落注意。
登山口の浅間山荘(天狗温泉)、カラマツ黄葉まだまだあります
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登山口の浅間山荘(天狗温泉)、カラマツ黄葉まだまだあります
紅葉に見送られて、行ってきま〜す
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紅葉に見送られて、行ってきま〜す
順路、上ばかり見ていて石につまずくこと数回^^;
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順路、上ばかり見ていて石につまずくこと数回^^;
途上の火山館でひと息、管理人のご主人と暫し談話、3年振りでした。
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途上の火山館でひと息、管理人のご主人と暫し談話、3年振りでした。
おー、これが草すべりの急登だな、結構傾斜が立っているねぇ
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おー、これが草すべりの急登だな、結構傾斜が立っているねぇ
登るにつれ浅間が正体を現す
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登るにつれ浅間が正体を現す
急登を終えた稜線には霧氷
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急登を終えた稜線には霧氷
黒斑山頂から浅間、白髪交じりになっていました、歳だね
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黒斑山頂から浅間、白髪交じりになっていました、歳だね
復路でポッコリ、今季お疲れさまでした
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復路でポッコリ、今季お疲れさまでした
カラマツ林の中を
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カラマツ林の中を
広葉樹の森もいい秋色
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広葉樹の森もいい秋色
見上げるカラマツの山肌は全山黄金色、黄金の国ジパング
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見上げるカラマツの山肌は全山黄金色、黄金の国ジパング
秋は深まる
お、ここは、まぁ〜るで落葉の宝石箱
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お、ここは、まぁ〜るで落葉の宝石箱
帰路、車坂峠に上がって、夕焼け探訪。シルエットの八ヶ岳
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帰路、車坂峠に上がって、夕焼け探訪。シルエットの八ヶ岳
100万ドルの夜景!?を満喫、これにて本日〆
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100万ドルの夜景!?を満喫、これにて本日〆

感想

適期は過ぎたようだが、晩秋のカラマツ黄葉を見に浅間外輪を歩くことにした。カラマツの見所は八ヶ岳、奥日光にもあるが、浅間は規模が大きいと思う。

さて、寝坊で出鼻を挫かれたが、なんとか午前8時過ぎには登山口の浅間山荘に着いた。風があって寒い、気温0℃。山荘で駐車料金を払い、身支度して陽の入らぬ谷間へと吸い込まれていった。

一の鳥居で沢を横切り、枯葉道をゆるゆる辿る。登るにつれ、登路に陽が差し込み、あたりは明るいカラマツ林になった。

二の鳥居でひと息入れ、先へ進むと順路の傍らに鉈割りの太い薪が積まれていた。「ご協力のお願い」との札には、火山館に立ち寄るハイカーへの暖のため、1本でもよいので担ぎあげてほしい旨が記されてあった。そういう事情であればと思い、見た目重そうなものは避けつつ、1本ザックに括りつけた。

以前の記憶では、火山館は二の鳥居から目鼻の距離と思っていたが、これがなかなか現れない。硫黄臭漂う斜面を越えて、やっと館にでた。館内に入って、管理人のご主人から最近の浅間の様子などお話をお聞きした。薪ストーブが温かい。ご主人は20年近く、火山館にお勤めのご様子で、この周辺は冬が良いよと語っていた。3年前の秋に前掛山へ登った折も、同様の趣旨を話していたと記憶する。

草すべりへの分岐は火山館からわずか。分岐からは正面に外輪山の高い岩壁が連なった。過去、黒斑山には冬季に車坂峠から数度訪れたものの、無雪期は今回が初めて、草すべりのルートも初めて。

登り始めは緩やかな傾斜も、高度を上げるに従い傾斜が立ってくる。道は狭く転落に注意しながら稜線にでた。以前の冬季、この急坂を登るスキーヤーを見かけたが、相当な熟練者なのだろう。火山館のご主人によれば、最近はこのエリヤも雪質が変わりスキーヤーを見かけることは無くなったと語っていた。

稜線を黒斑山頂へ向かうと、途上は霧氷。クリスマスプレゼントのようで嬉しかった。山頂はハイカーも比較的少なかった。時計を見て、外輪周回は夕暮れ時刻を考慮すると無理だと思い、お昼を済ませて往路を戻る。

草すべりの急下降は慎重に下った。日蔭は凍結気味、日なたは霜解けの泥濘、滑ったら奈落へダイビングになってしまう。分岐から火山館へ戻り小休止、あとは往路を下る。降り積もった枯れ葉をガサゴソ蹴散らしながら、静かな山道を辿った。

下山後は車坂峠まで上がり高原ホテルでひと風呂浴び、峠からの夕暮れパノラマを楽しみ、今日のハイクを〆る。今回は草すべりも辿り、山頂からの富士も望んで良い1日となった。

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コメント

素晴らしい黄金のカラマツ林
nksanさん、おはようございます。

朝から感激です。
素晴らしい黄金のカラマツ林と浅間山、景色に見とれてつまずかられたご様子が想像出来ます。
標高差1,000mを6時間以上の走行、薪まで運び上げられて大変お疲れ様でした。

レコを羨ましく拝見させて頂きました。

Landsberg
2016/11/7 7:45
Re: 素晴らしい黄金のカラマツ林
Landsbergさん、こんばんは。
毎々のコメントありがとうございます。

さて、今回は晩秋のカラマツ林 を見にでかけてきました。
標高2,000M付近の湯の平はすでに枯れ散っていましたが、登山口の浅間山荘付近1,400Mは見頃を迎えていて、黄葉を楽しんできました。

私も還暦過ぎの身ゆえ、ハイクの行程もこのくらいが身の丈にあったものと思っています。
暖を取るための薪1本くらいは、まだ何とかなりますが、冷や水 とならないよう注意しないといけませんね。

若い頃とは違い、今は見残してきた風景との出会いや新しいルート、これが嬉しいです
穏やかに歩いていると、見落としていたものが見えてきて楽しいものですね
ありがとうございました。
2016/11/7 19:46
やっぱり、唐松は…
山肌を染め上げるような…。そんなのがイイ!。
レコ拝見させていただいてそんなこと…。

それにしても、今年はまだ見られたのですね。
昨年10月25日、このあたりのカラマツ、すっかり葉を落としてしまってました。
稜線の霧氷が素晴らしかったのは同じですが…。
2016/11/7 8:05
Re: やっぱり、唐松は…
tsu-pmさん、こんばんは。
コメントをいただきありがとうございます。

湯の平付近の黄葉ピークはだいたい10月中旬のようですね。
今回は半月以上遅いので、このあたりの標高では全滅 でしたが、中腹は見頃でした。
3年前の前掛山の時は10月下旬でも結構楽しめましたが、その年により多少時季はズレルようです。浅間のカラマツ黄葉の規模はデカイので、山上から山腹まで時間を追って楽しめるようです。広葉樹の紅葉は地域、時間を追いながら見ることができますが、カラマツは場所がある程度限定されますので、時季はやはりピンポイントですね。次回は最盛期に行ってみたいものです
2016/11/7 20:01
紅葉黄葉
こんにちはnksunさん

紅葉キレイですね。。
一枚の葉が黄色から紅色に変りかけているのもいい色です
カラマツ黄葉の黄金色は見事ですね。
やはり背景に青い空があると映えます。
霧氷が出てくると紅葉もそろそろ終わりでしょうか。

薪は1本でも結構ズシリときそうです
担ぎ上げご苦労さまでした
2016/11/7 17:07
Re: 紅葉黄葉
wazaoさん、こんばんは。
毎々のコメント、恐縮しています。

関東南部の紅葉 はこれからですが、北部はピークをすぎましたので、カラマツ黄葉と相なった訳です。カラマツは黄色一色なのでリズム感はありませんが、黄金の豪華さ はあるように思います。それと、枯れ散った落葉道はフカフカ感もあって絶妙ですね。

今季は急に寒気 が入って調子が狂いますが、あっと云う間に北アは雪になりました。浅間の本格的な冠雪はやはり12月からしょうね。

薪も10本くらい背負ったら二宮尊徳風情でしょうが、1本ではなんか浮浪者風ですね
wazaoさんの強力なら、10本は軽くいけそうですね
ありがとうございました。
2016/11/7 20:23
カラマツ林
nksanさん こんばんは。

先日私が行きました奥日光もカラマツが素晴らしかったですが、浅間もまた素晴らしいですね! これからの時期、霧氷が付くときれいでしょうね

きれいな紅葉に落葉の絨毯、トワイライトタイムの八ヶ岳に百万ドルの夜景と楽しい一日を過ごされたみたいですね
2016/11/7 22:47
Re: カラマツ林
kazutoさん、おはようございます。
いつもコメントをいただきありがとうございます

今回は遅まきながら、カラマツ黄葉を見ながら黒斑山を辿ってきました。湯の平はすでに散り終わっていましたが、途上はまだまだ黄葉がありました。外輪山の草すべりの急登は今回は初めてでした。ちょっと岩場に張り付く危うい場面 もありましたが、なんとか無事帰還できて良かったです。

帰路、車坂峠で風呂に入っていましたら、あっと云う間に夕暮れ になり、トワイライトになりました。その折、三脚2本を立てたカメラ愛好家の方がおられましたので、どのようなカメラの作動設定で撮影するのかお尋ねすると、「あなたのカメラはなんですか?」と問われましたので、自分のカメラを申し上げると、即座に露出からISO感度まで適正値を応えてくれました。その場その場の適正値をカラダが覚えているんですね、理屈でなくて kazutoさんもきっとそうなんでしょうね。

車には三脚を載せてあったんですが、マイナス気温に下がり風もあって寒くなり、その場から早々退却しました 冬季は防寒対策と忍耐、これが必須ですね。私には真似のできない世界とつくづく思いました
2016/11/8 9:11
プロフィール画像
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