各地図のWebサービスが縮尺を明記しない理由
電子国土の地図では一応1/18000地形図とか、地図の縮尺を記載してはいるのですが、縮尺の幅をかなり広く書いてあります。また、GoogleやYahooの地図では1~10のような数字で、縮尺を明記していません。
これは、地図の作り方として、1)ドラッグできる地図(即ち1枚の地図になっていること)と、2)地図上の縮尺が北と南で違うこと、が原因のようです。
なんでかなーと思っていたのですが、やっと理由がわかりました。(でも推測なので勘違いかも知れません。ご注意を。)
■ポイント1:地図は1枚の大きな地図
最近のWebサービスで提供してもらっている地図は、1枚の大きな地図があって、その一部が表示用の窓を経由して見えているような作りになっています。
つまり、ずーーーーーっとドラッグしても地図が切れない、1枚の四角い地図になっています。
■ポイント2: 地図上の縮尺は北と南で違う
例えば電子国土Webサービスの地図の作り方は
『地図上の長さに対して経度/緯度が同じように作る』
方式で作られているようです。
この作り方を「メルカトル図法」といいます。
※イメージ図
この図法は、球面である地球を四角い地図の上に投影する方法であり、北半球の場合は北になればなるほど地図を横に長く引き伸ばします。
その結果、1枚の大きな日本地図があった場合、北海道の地図上の4cmと沖縄の地図上の4cmでは、実際は北海道の方の距離が短くなってしまいます。
言い方を変えると、日本地図の中心において1/25000に合わせた地形図を作っても、北海道側では1/23000とか、沖縄側では1/29000とか、違う縮尺になってしまいます。
■結論
上記ポイント1と2を合わせると、1枚の大きな地図を表示するWebサービス上では、座標位置により縮尺が大きく変わるので、正確な縮尺は明記できなくなる、という結論になります。
(本当か?)
■疑問: 国土地理院の「1/25000地形図」は何故明記できる?
日本地図のレベルでは1枚の地図ではないので、上側と下側の距離の違いは誤差として計算するか、距離が同じになるような図法を使っていると思います。(距離が同じになるような図法としては、「正距方位図法」とかがあるらしいですが、よく知りません)
例えば、ウォッちずなどの地形図では、狭い地域ごとに1枚ずつ地図を表示するので、どの地図を開いても、ほぼ1/25000になるようにすることができます。
そのかわり、すべての地図をつなげようとしても、微妙にずれていて1枚にはならないのではないかと。
これは書店で売っている1/25000地形図も同じだと思います。(推測の域を出てませんが)
■所感
メルカトル図法、とか名前自体は昔授業で聞いた記憶はありますが、どんな図法かすっかり忘れてました。
今回のことで復習というか1から勉強になりました。
あと、地図プリの縮尺は、この意味で今の表示は正しくないです。多分北や南に行くほどズレてます。
明日あたり直そうかな・・・。
———–追記————-
ここの図法と書いていたのは、正確には「投影法」というらしいです。
■ESRIジャパン 投影法について
このサイトが直感的にわかりやすかったです。
国土地理院の25000分の1地形図では、メルカトル図法ではなくて「ユニバーサル横メルカトル図法(UTM図法)」というものを使っているようです。
電子国土の方は、(縦)メルカトル図法と書かれています。
非ActiveX型電子国土Webシステムの構築
このあたりはさっぱりわからないので、勉強するしかないっす。。
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