tomsさんの日記 - ヤマレコ
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ja
2017-10-19T15:31:56+09:00
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雨ニハ負ケル
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-152609
2週間ほど前のこと。
ちょうど2年くらい前の御嶽山が噴火した日に、友人mashiと歩いた厳しいコースに、再び2人で挑む計画だった。全長30kmオーバー、累積標高2000mオーバー。2年前は何とか歩ききったけど、それまでになく体がボロボロになってしまったタフな道。
決行日の1週間前。エスケープルートをどうするか、真剣に話し合った。50を超えた2人は、正直言って弱気の虫だった。雨か、それとも雨上がりの山日和か、微妙な予報だった。
雨ふりの前日。予報では夜中に雨は上がり、天気は回復する見込み。mashiから風邪気味との連絡あり。楽なルートに変更するか天気次第の様子見となった。
当日の夜明け前。雨は上がっているようだけど・・・。とにかく張り切って弁当を作る。おにぎり、卵焼き、小松菜炒め。デザートにはピオーネ。mashiから、「本日は風邪で無理、ソロ山行満喫してきてくれ」とLINEあり。
夜が明けた。何となく薄暗い窓の外、薄曇りかと思ったら、しとしと雨が降っていた。
1時間待っても、2時間待っても、雨は止まなかった。やがてウトウトしつつ気が付いたら昼だった。昼になっても雨は降り続いていた。雨の中を歩くのはそれほど苦ではないけれど、ぬかるんだ道と、ほとんど前が見えなくなる眼鏡だけはどうしても嫌なのだ。
仕方がない。諦めた。
湿気でしっとりしたベランダで弁当を食おう。
雨には勝てず。風邪にも勝てず。
家弁雨読か。。。
日記
2017-10-20T00:31:56+09:00
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N
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-151327
小粒なみかんを久しぶりに買ってみた。半分片すっぱくて半分片あまい。山から遠ざかった猛暑の夏があっという間に過ぎ去って、開けっ放しの窓からは冷たい秋の空気が流れ込む。長らく疎遠だった山に、明日は会いに行こう。どこに行くのか決まらないまま朝を迎えそうだけど、とにかく行ってみよう。へしゃげてしまっている気持ちを解放しないと。
大阪にやってきてできた年下の友だちが、会社を辞めることにしたと連絡をくれた。長い休みに入ってすでに2か月。普通と言われている人たちよりも気持ちが敏感な故に、普通と言われている人が多く働く会社で働くことが難しくなったようだ。病気だから。気の弱いやつだ。あまいよ。これからどうすんの。可哀そうに。会社辞めて気楽だね。なんて、色んなことを言ったり思ったりするんだろうな。
すっぱいのも、あまいのも、するすると入り込んできて、あっという間に全身で共振してしまう。
人と関わらないで生きていけるのならと思いながら、ひとりで山を歩いてみても、日が暮れた一人の暗闇は怖くてしようがない。ひとりは好きだけど、時々は人と歩きたくなる。山頂にたどり着いたとき。予定通り歩ききったとき。汗が止まらないとき。足が痛くてたまらないとき。誰かに、興奮やら、疲れ切った気持ちやら、なにやかやを伝えたいときもある。
伝えられたいときもある。
また、歩こ。
日記
2017-09-29T23:41:40+09:00
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年に一度の土筆
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-139327
コンビニで買ったクリームパンを頬張り、紙パックのコーヒー牛乳をゴビゴビと飲み干す。暖かな淀川の土手に腰かけて少年野球の練習を観戦しながら、あぁまったく春だな、などと春霞の空を見上げた。気づけば2メートルほど右手でカラスが物欲しげにこちらを見ている。いや、見ないふりをしつつ、つかず離れずモジモジと佇んでいる。分けてやりたいのだが、全部食ってしまったぞ。スマンな。
さてと。土手の北側斜面のあちこちでわれよわれよと顔をのぞかせた土筆を集めよう。胞子がはじけていないやつを選びつつ、土手の斜面をトラバースしていく。上ったり下ったりしながら横に横に。
半時間ほどでかなりの土筆を収穫できた。調子にのって続けたら、とても一人では食べきれないことに気付いて、撤収することにした。
家に戻りベランダに座り、昼間から冷たいビールを飲みつつ、土筆のハカマ取りにいそしむ。いっこうに減らない土筆の山に少々うんざりしながらも、2時間ほど頑張って、ハカマ取り完了。指が真っ黒だ。
ご飯が炊きあがるまでの間に、佃煮風とペペロンチーノ風の二品を試作して、それを肴にビールをもう一本。
初めて作ったペペロンチーノ風が殊の外うまかったので、夕食のおかずに決定。
ニンニクたっぷりペペロンチーノ風の土筆。年に一度の土筆。
いただきます!
日記
2017-03-20T22:16:30+09:00
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お盆の中日
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-102424
帰省したのはいいのだが、連れは仕事、娘は大芦高原でキャンプ、息子はじじばばいとこと山陰に旅行、とひとりぼっっちのお盆の中日。
体もなまり気味であるし、近頃睡眠障害気味でもあるので、ひとり自宅の裏山にふらりひらり。
足元はビーサンなみのウォーターシューズだったけど、2か月ぶりの(一応)山は気分が良かった。
適当な道を進んで出鱈目に彷徨。地図なんかないけど、この山なら迷ってもしれてる。さすがにお盆。誰にも会うことなく、ずんずんずんずん、ずんずんずん。
ひたすら蜘蛛の巣にからめ捕られ体中蜘蛛の糸だらけになって閉口してしまったが、なんとも楽しかった。気分はもはや子供。
靴なし。地図なし。水なし。食料なし。ビールなし。タオルなし。クマ注意なし。猪なし。GPSなし。カメラなし。当然ザックもなし。
たまには身軽もいいもんだ。
せいぜい2時間ほどだったけど、体力低下なしにほっと一安心 :-)
日記
2015-08-16T17:27:20+09:00
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腕力皆無の暑い夏
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-101789
梅雨があけたら凶悪ごしごしな夏
もうかれこれ2か月も山にはご無沙汰で、気分はダダ下がり気味。雨が降ろうが、やけどしそうな日差しに焼かれようが、行けないわけではないのだが軟弱なのだから仕方がない。
という訳で、先週の金曜日の仕事終わりに同僚とグランフロント大阪岳の6合目にボルダリングをしに行ってきた。いつの間にやら利用料がお安くなってっいて、90分だと1200円也。いいね。しかし・・・
上半身の弱体化はうすうすというか、かなり認識していたのだが、まあひどかった。60分もやっていると、指も手も腕もがくがくボロボロで終盤はヒマをもて余してしまったのだ。しかも、思うように登れなくてひどく悲しかった。腕力で登るつもりはないのだけれど、ヘタクソなのだから仕方がない。ヘタレている前で、ヤモリのように登っていくか細い女性に思わず羨望の視線を送ってしまった。あ〜あ。あ〜あ。
土曜日、日曜日、月曜日と三日間も筋肉痛に悩まされ、さらに落胆。ひどい。
少し前に近所の公園の鉄棒にぶら下がって懸垂が1回(!)しかできなかったのだから、当然といえばの結果なのだが・・・。まあひどい。
今年は念願の六甲全縦に成功したのだが、これではバランス悪すぎだわ。暑さにめげずに鍛えなくてはと思うばかり。
とりあえずこの夏の間に懸垂10回をクリアしよう。
日記
2015-08-05T22:36:08+09:00
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おくりものに
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-90812
風もなく暖かな週末の土曜日、近所の吉備津彦神社に去年の御札や正月のお飾りを持っていくついでに、相方と二人で吉備中山を歩くことにした。普段なら車でひょいと行ってしまうところなので、ごくごく近所なのにいろんな発見があって、思わず楽しい山歩き町歩きとなった。見たことはないけど、気分的には「ちい散歩」という感じ。
山の中をすすんで12時過ぎに神社についた。神社の手前の古い町並みのたばこ屋の風景がなんとも懐かしい。
「おくりものにたばこ」
日頃の張りつめた肩の力が、ふぅっと緩む。
古い町並みの中をのんびりゆったり歩く。細い路地に張り付く古い家並。どの家もきれいに住んでいて、とても素敵な景色だ。醤油屋、シルバーアクセサリーの工房、うどん屋。こんな場所にねえ。また来よう。
10?ほどを3時間かけてのんびり散策。こういうのもたまにはいいものだと思う。帰り道、ファミマで買い食いしたドーナツとコーヒーで、なんともシアワセな気分になれた。
その夜、相方にクッキーの作り方を教えてもらった。思ったより簡単で早くつくれるのに感動。やっぱり手作りはいいね。
また作って山に持っていこう。
なかなかいい週末だ。
日記
2015-02-22T22:14:44+09:00
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朱にまじわれば
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-80996
朝からすこぶるいい天気だ。こんな日に家でじっとしているのはもったいない。ということで、大阪に来てからずっと行こうと考えていた伏見稲荷に行こう。万城目学の「鹿男あをによし」「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」を読んでからずっと気になっているのだ。おとつい摩耶に行ったばかりだけど、今週末には友人とダイトレ(の一部)の計画があるから、いい体慣らしにもなる。
自転車をこいで、コスモス越しに梅田のビル群が見える淀川河川敷からスタートした。まだ午前中であるし、日暮れまでには戻ってこれるだろう。
河川敷は車も通らなくて道幅も広いから、自転車にとってはとてもありがたい。何度も出くわす車進入禁止のゲート横にある自転車通過用の狭いゲートには閉口なのだが。
それにしても暑い。河川敷だけあって頭上に遮るものが何もないから、ずっと強烈なお日様に焼かれっぱなしだ。右手に淀川、左手に土手。延々同じ景色が続くのだが、淀川の奥に見える生駒の山と、土手の奥に見える北摂の山がどんどんその姿を変えていくのが楽しい。
大阪から京都に入るところで、淀川は桂川、宇治川、木津川に分かれる。桂川はさらに、桂川と鴨川に分かれる。鴨川沿いをしばらく進んで東のこんもりした稲荷山に向かう。
大きな朱の鳥居の目の前にあるJR奈良線の稲荷駅まで朱に染まっているのに驚きつつ、大勢の観光客でごった返す伏見稲荷に歩を進める。相変わらずの中国系の観光客の多さに複雑な気分になるのだが、伏見稲荷の朱は、この人たちの国のカラーと一緒かと妙に納得したりもする。
狛犬ではなく大きな狐が参道の両側に鎮座しているのは、全国の稲荷の総本山の証か。こんなに沢山の狐を見るのは初めてかもしれない。
お参りをして立ち並ぶ朱の鳥居を見たらすぐ帰ろうと考えていたのだが、境内で思わぬものを発見してしまった。観光客は誰も足元にあるそれに目もくれないのだが、レコ上で見覚えのあるその小さな木柱に目が釘付けになってしまった。
京都一周トレイル東山2−1。
そういえば、ここはルート上かと思い出す。そして、瞬間的にスイッチが入ってしまった。
急いで登れば30分くらいで帰ってこれないだろうか。などといい加減なことを考えつつ、体が勝手に動き出す。
なかばトレラン状態で走ったり歩いたり。参拝者が大勢いるから、そう易々と先には進めない。
休憩することもなく全身汗だくになったが、結局そこそこ時間がかかってしまった。これでは帰り道、日が暮れてしまうのは確実だ。自転車を置いて電車に飛び乗って帰りたいという誘惑に駆られつつ、再び淀川河川敷に向け愛馬にまたがった。
尻が痛い。
石清水八幡宮を横目に見ながら、行きとは反対側の河川敷に入ってしばらく走るころには、とっぷりと日が暮れてしまった。天王山も闇の中。明かりの全くない河川敷をこれ以上走るのは、さすがに怖くなった。小さな自転車のライトはあっという間に闇に飲み込まれてしまう。
仕方なく、確実に家に辿り着ける河川敷を捨てて、明るい街路に突入したのだが、案の定、道がわからず迷い放題。
思いがけずいい運動になってしまったが、明日の仕事はつらそうだ。
家に帰りついて体重計にのってみると、2kgほど減っていた。ヤマダ電機京都伏見店の前にある、昼をだいぶ回っているのに行列のできているくたびれたラーメン屋「ラーメン銀閣」に何の気なしに立ち寄り、チャーシューメンを汁まで飲み干し餃子も食ったというのに。
このラーメン銀閣、さきほどネットで調べてみたら載っていた。かなりの高評価だ。美味かったのは、びりびりお日様攻撃で大量の塩分を失っていたからだけではなかったらしい。
そいえばこの店の餃子は味がついていた。ラー油が一緒に包まれていたようで、ぴりっとするのがクセになる。皮越しに赤く見えたのだからたぶんそうではないかと思う。
朱にまじわれば餃子も朱く染まるということか。
日記
2014-09-24T01:52:23+09:00
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山中湖帰りの娘と新世界へ
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-79968
じりじりとした日差しの日曜日。日本一高いあべのハルカスからよく見えた通天閣を目指して天王寺公園をぐねぐねと進む。隣には富士山の懐の山中湖でテニスサークルの合宿をしてきた娘。
いかにも天王寺公園というおっちゃんたちや、隣国からのうるさい観光客を横目に新世界へ。
ずいぶん前に訪れたときの印象とは違って、新世界は明るい雰囲気だ。賑やかな人波をかき分けて、二人してたこ焼きを頬張る。店の前で立ち食いだ。
「はふはふ、あちぃ、はふはふ。うめぇ、はふはふ・・」
大阪。大阪。うまい。うまい。
どこに入ればよいものか。数えきれないほどの串かつ屋が軒を連ねている。とりあえず通天閣をバックに記念写真をパチリ。
「ダメよ〜。ダメダメっ。二度づけはダメよ〜。」
はじめて食う串かつは思いのほかうまかった。ソース甘いんだ。たっぷり浸した串かつをかじり、真昼間のビールで流し込む。うまい。うまい。大阪はうまい。
そして〆はやっぱり外せない。可愛い娘とのせっかくのデートだけど。工事期間中だけのスペシャルだから。
綾瀬はるかに拍手!
日記
2014-09-07T23:34:20+09:00
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山ガのはずがテニスサークルに入ってしまった娘からの電話
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-79628
大阪での暮らしが始まってから、あっという間に一か月が過ぎた。雨ばかりだった印象だけど、なんだかんだとよく動きまわった。引っ越しの翌日のよく晴れた日に自転車をこいで大阪城に行った。雨に濡れながらなつかしい摩耶山に登った。仕事帰り、自転車で気持ちのいい芝生がある夜の中之島公園に行った。長い長い天神橋の商店街を自転車を押して歩いた。台風の爪痕が残る北摂の山を彷徨い、初めて見る「クマに注意」の看板に縮み上がった。夕暮れ、長柄橋の上から見える大阪の風景に感動した。綺麗になった梅田の街の地下には、なつかしい大阪の街が生きていた。奈良のシカのように人に慣れた六甲のイノシシに出会った。さて今度はどこに行こうか。
きのうの夜ふいに、東京の大学に進学した娘から電話があった。今度の土曜日、岡山の家に帰る途中でここ大阪に一泊していくというのだ。だから掃除をしておいてね、と。俄かに狼狽えてしまったのだが、なんとも嬉しい電話であった。
しかしこの部屋にはカーテンがない。3階であるからまあよいかと放ったらかしにしているのだが、どうしたものか。カーテンを買いに行くなど、どうにも面倒くさいのだ。
勝手に掃除をしてくれるという、便器に押し付けて薬剤を張り付けるタイプのトイレ用品は買ってきた。部屋の消臭芳香剤も買ってきた。
飯はどうする。近所にある屋台風の台湾料理屋は旨そうだ。いかにも大阪なら二度づけ厳禁の串カツもありか。お好み焼き、たこ焼きでは可哀想か。本場鶴橋の焼肉という手もある。大阪は旨いものには事欠かないから悩みどころだ。
それから忘れずに見せてやろう。このマンションの屋上から見える大阪の街の夜景を。東京には負けんからね。
日記
2014-09-02T00:14:27+09:00
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沢木耕太郎著「凍」を読んだ
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-78263
大阪にやってきて早や2週間。ダンボールに埋もれていた部屋がようやく本来の広さを取り戻した。一人で住むにはちょっと広いかとも思える部屋で、九州に住んでいたころに福岡の新宮にあるIKEAで買った安い割に気持ちのいい椅子に深く座って、真夏の夜に本を読んでみる。
随分前に友人に勧められていた「凍」だ。著者の沢木耕太郎には聞き覚えがあったが、この本のことも、主人公の山野井泰史のことも知らなかった。もしかしたら目や耳に入っていたのかもしれないが、壁をやる人はどこか違う世界の人のように思っていたから、記憶の奥のほうに入ってしまったんだろう。
のんびりと飯や風呂を挟んだりしながら、じわじわ読み進める。おいしい食事はゆっくり摂りたいし、好きな山に入れば少しでも長く行動したい。面白いと感じる本はゆっくり時間をかけて読みたい。できれば何日も何日も、その世界に浸っていたい。
なのに。彼らがギャチュンカンのベースキャンプに辿り着いたあたりから、読む勢いが止まらなくなってしまった。早々に覚悟は決めていたものの、気付けば朝。ゆっくり読みたかったのにと言っても後の祭りだ。
読後、山野井泰史のことが気になってしようがなくなった。出勤までにはだいぶん余裕があったので、すぐにネットで検索してみた。違う世界の人はひとつしか歳が違わないとわかって、なんだか急に身近に感じてしまった。動画もいくつか見つけたので、時間の許す限り見てみた。すぐに記憶の奥のほうから山野井泰史が蘇ってきた。知ってるこの人。たくさんの指を失いながらベッドで笑っているこの人、覚えがある。たくさんの指をなくすなんて自分にはきっと堪えられないし、そこまでして山には登りたくないなあなどと考えていたことを思い出した。こんなにすごい人だったのか。あの頃もっと関心をもっていればと、いくらか反省してみる。もう一人の主人公の年上の妙子さんも、とても気持ちのよさそうな人だなと思った。なんだか近所にいそうな気さえする。
そんなことを朝から考えていると不思議なもので、なんとなく山野井夫妻が友達に思えてきた。(勝手に思うだけなら怒られないだろう。)
おかげで今日は、一日眠くて堪らなかった。まったく困ったものだ。
今週末の日曜日には、この「凍」を勧めてくれた大阪の友人が遊びに来る。楽しくなりそうだ。
日記
2014-08-13T01:01:35+09:00
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このエクレア うちの奥さんに食べさせてやりたいなあ
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-72281
ぽっかりと予定が空いてしまった天気のいい週末。早くに目が覚めたが、なんとなく山に行く気にはならないまま昼が近づいてきた。そうだ、飯塚(いいづか)に行ってみよう。五木寛之の「青春の門」を読んでからずっと気になっていたのだが、行かないまま今日に至っている。
さてと、自転車にまたがり水巻町から遠賀川の遡上を開始。川沿いは気持ちがいい。ひりひりするような日差しだが、遠くの山並みをずっと見ながら走るのは最高だ。皿倉山から福智山に続く歩きなれた稜線を左手に見ながら、ときどきJAの直売所に寄り道しながら進む。
順調に直方(のうがた)の街を抜けてしばらく進んだとき、土手沿いにぽつんと立つ「ジャーマンベーカリー」という店に出くわした。昼飯にパンでも買うかと立ち寄ったら、商品はシュークリームとエクレアだけだったのでちょっと驚く。色紙が何枚か飾ってあった。TVで何度も紹介されているようだ。試しに、シュークリームとエクレアを一つずつ買って、少し走った先の土手に腰を下ろして食べてみた。「うまい!」おもわず唸る。エクレアもエクレアの形をしたシュークリームも、思いがけずうまかった。なんともラッキー!
南西には大宰府に続く三郡山が見える。南東には修験道の英彦山が見える。いつかは行かないと。もう福智山は左手後方になってしまった。飯塚に到着だ。思っていたよりも街なのでちょっと驚く。長〜いアーケードの商店街を自転車を押して歩いた。なんとも楽しい。黒田官兵衛で盛り上がってるなあ。下調べをせずに来たことをちょっと後悔する。また来よう。
目的地の飯塚駅で折り返して、今度は右手に福智山を見ながら帰った。山に囲まれたこの美しい風景を友達のmashiにも見せてやりたいなあ、とか、尻が痛くてたまらんなあ、とか、向かい風は勘弁してくれ、とか、いろいろ考えながら遠賀川沿いに自転車を走らせた。
帰ってきてロガーを確認してみたら移動距離は80kmだった。よく走ったと思う。早朝に出発したら、もしかして200kmくらい自転車で移動できるんじゃないかと、無謀な考えが浮かんだ。自宅のある岡山から大阪までの距離だ。体がもたないか・・・。
九州にいる間に一度は岡山の家族に見せてやりたいな、そんな思いを抱かせる風景を満喫した自転車の旅だった。
日記
2014-05-10T21:57:03+09:00
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GWの定番
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-72011
夜が明けて間もない早朝、倉敷駅で高速バスを降りて、そのまま東へ二駅ほどの自宅まで歩くことにした。舗装路とはいえ、早朝に歩くのは気持ちがいい。15キロほどの道のりを約2時間。途中、妻からメールで24時間営業のスーパーで片栗粉を買い、8時ころ自宅に到着。
妻がお弁当を作っている。どうやら片栗粉は唐揚げに使うようだ。子供たちの部屋に行ってみると、高校生の息子がいない。家族よりも部活をとったらしい。これはこれで健全か。この春から富士山が見える都会の大学に進学して一足先に帰省している娘は、まだ寝ていた。茶色に染めた髪が布団からのぞいているのが、なんとも初々しい。
娘が起きるのを待って、正月に一人で歩いた鬼ノ城に向かう。今日は、妻と娘も一緒だ。多くの人出が予想されたので、マイナーな奥坂休憩所に車を停めて阿弥陀原登山道で鬼ノ城に上がることにした。この登山道はちょっと急だが、休憩もなく妻も娘も上がり切る。拍手。
すこぶる天気がいいので、瀬戸内海の小豆島までよく見えた。じりじりした日差しを避けて、第二展望台の木陰でお弁当を広げることにする。定番のおにぎり、鶏の唐揚げ、卵焼きの三点セット。相変わらずうまいので、ひたすら満足。
この後、北門から西門に回り込み、一日早い「ちまき」を頬張る。そういえば、去年は雨の中の星山の頂で「ちまき」を頬張った。このときは激しい雨と雷で慌てて駆け降りたが、今日はほんとにいい天気だ。妻と娘が話し込んでいる間、岩の上に寝転んでひとり昼寝を決め込んだ。なんせ、高速バス→街中トレイル→ハイキングだから。
来年のGWもどこかの山で「ちまき」を頬張る夢を見て。
日記
2014-05-06T11:47:15+09:00
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家から半径2km圏内の冒険
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-67673
なんともいい天気なのにもったいないと思い、昼食の後、近所を散策してみることに。とりあえずの目的地は、うまいと噂のパン工房。くねくねと歩いても30分とかからない距離というのは下調べ済。久しぶりに風もなく暖かい日だから、街中なのに、歩くだけでも気持ちがいい。
目的のパン工房はすんなりと見つかった。ものすごい車の数だ。人気とは聞いていたけど、これほどとは思わなかった。なんとなくすでに食傷気味。とりあえず店内に入ってみるがやはり長蛇の列。・・・ここ、パン屋だよね?・・・あったらいいなと思っていたハード系のパンが見当たらないので、早々に退散することにした。
このパン工房を見つける直前に目に留まった、コンクリート製の階段が頂上まで続く小さな小山に向かう。造成地の中にポツンと残された小山だ。上ってみれば、頂上付近は岩肌が露出している信仰対象の山のようである。三角点も確認できた。まわりに遮るものはないから、四方がよく見えること。南を向けば、なんと、皿倉山から福智山に続く稜線が丸見えだ。西側手には、宗像四座が間近に見える。東の方には小倉の向こうにある足立山と戸ノ上山の稜線が。思いがけないビューポイントの発見ににんまりしてしまった。あとで調べてみると、この小山は舟尾山といい、標高は70mであった。
気分よく舟尾山を後にすると、その南に広がる学研都市を突っ切って、高台の住宅地に突入。このまま南下すれば池と緑の残る本城緑地だ。住宅地内の公園から疎林の中に入ると、思いがけず山の中なのでびっくり。家の近くにこんなところがあったのか、としばし感心する。で、気の向くままふらふら歩き進めることにする。ここなら迷ってもすぐに脱出できるし、子供の遊び場としては最高だな。
こうしてぶらぶらとさ迷い歩き、家に帰った時には出発してから早三時間が経過していた。散歩としては十分だ。満足。
今度はGPSロガーを持って行こう。
日記
2014-02-23T22:50:05+09:00
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ボルダーの仲間入り
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-66581
朝一、やっとみすぼらしい髪を切ってさっぱり。所用で小倉へ。電車から見える皿倉山・権現山は雪化粧をして、姿をあらわしたお日様に照らされてきらきらと輝やく。小倉駅から見える企救山系も雪化粧。きれい。
所用を済ませた夕暮れ近い帰り道。そうだ、と思い出して今までなかなか行けなかったボルダリングジムを探す。確か、旦過市場の近くのはず。どこだろう?とぶらぶらするも、すぐに発見。大通りに面したビルの1階。こんなところにあったのか。
スタッフの方の簡単なレクチャーのあと、いざ出陣。毎週、VS嵐でイメトレはできてるんだから。色分けされたテープに従い壁に取り付く。生意気にも6級から始める。学生のころは石垣をトラバースして遊んでたんだから、とこっそり息巻くも存外に難しい。G(ゴール)と書かれたテープが遠い。腕がぷるぷるしてきたころに、学生のころ友達に「腕じゃなくて足で登るんだよ」と教えてもらったことを思い出す。なるほど。意識してやると、あっさり成功。やった。
6級をいくつかクリアできたので、足を拘束される5級に挑戦。でも、ここまで。やっぱり難しい。握力もなくなってきたし。そんなに甘くないか・・・。
また来よう。楽しかった。 :lol:
日記
2014-02-09T00:32:38+09:00
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休日にケーキを焼く
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-61069
今日は久しぶりにケーキを焼いてみようか。基本のパウンドケーキに、ありあわせのレーズンとラム酒とシナモンを混ぜてみよう。
ハンドミキサー欲しいなあ。手が疲れるよ。
でも、粉にまみれながらも、それなりに手際よくできたので満足。
うまい。うまい。
日記
2013-11-10T17:49:25+09:00
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休日は海へ
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-61004
台風だ風邪だとなんやかやで、かれこれもう一か月以上も恋しいヤマから離れている。そんな休日はなんとも味気がない。とことんヘトヘトになるまで体を動かさない休日が続くと、どうにもこうにも体の調子がもっと悪くなりそうだから始末が悪い。
今日も天気がイマイチだ。でも十分ヤマは歩けそうだ。なのに、長引く風邪はいっこうによくならないので、今週もヤマをパスする。だけど、あまりに休日がもったいない。そこで、ヤマのかわりに自転車に乗って海まで行ってみた。なんとなく海っ辺りで本でも読んでみたくなったのだ。せっかくなので、塩昆布のおにぎりを五つほどこしらえて、レギュラーじゃない珈琲をポットにつめて行った。
目的の海岸のサイクリングロードを西へ西へ。前方には、何度か歩いたことのある宗像の山並みが、おいでおいでと手を振っている。悔しいところだが、今日は右手にどーんと広がる響灘が目的地だ。どこまでも続く海岸に少しだけ突き出した小さな河口堰で、遅めの昼食をとることにした。
鉛色の雲が広がっているからと結構着込んできたけど、風は冷たくはない。次々に打ち寄せる波はコンクリートの堰にぶつかり、大きな音を立ててはじけている。この臨場感はたまらない。やっぱり来て正解だ。
コンクリートの堰の上にラップにくるんだおにぎりを転がして、読もうと思って持ってきた椎名誠の「岳物語」「続・岳物語」を広げた。この本を読むのは何度目か。このところ子育てに悩んでいるわたしとしては、その一行ずつがとても目に染みて、そしてココロを潤してくれる。
本の中に、南極大陸にほど近いパタゴニアのプンタアレナスという街が登場する。強烈な風の吹くプンタアレナスとはほど遠いのだろうけど、大きくはじける波の音と、吹き続ける海風にあおられて読み進めていると、今までに読んだよりもずっと臨場感たっぷりに本の世界に入り込んでいける。
ポットにつめたレギュラーじゃない珈琲をぐいっと飲んで、放心した目で鉛色のぼやけた水平線を眺めながら、ああ、やっぱり今日は海にきてよかったな、と妙に納得してしまった。今日は、そんなまずまずの休日だった。
日記
2013-11-09T22:10:21+09:00
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山ガールを育てる
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-57472
BSプレミアムの北岳〜間ノ岳の番組を子供たちと観た。わたしは学生のころに2回登ったことがある。樺沢の雪渓と厳しい登り。北岳バットレス。お花畑。美しい稜線。極めつけの近くに見える富士山の姿。幸せなことに高校生になる子供たちは、二人とも学校の行事で富士山に登ったことがある。なので、
「富士山、めっちゃきれいに見えるんやで。」
とか
「雲海にな、富士山だけぽつんとでてんねんで。」
とか
「お花畑、サイコーにええねん。」
などと、小刻みに誘いのジャブを放ってみた。
高1の息子はそれほど興味ないね、、、という感じ。そういう年頃だからね。
でも、高3の娘は
「わたし、行ってみたい。」
「一緒に行こうか。」
「うんうん、行く行く。」
:evil: 小さいころから山に連れて行ってた甲斐があったというもの。可愛い娘は、正統派の『山ガール』に成長しておりました [[scissors]]
どんなもんじゃい(パクリ)
日記
2013-09-04T00:40:02+09:00
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雨ですなあ
http://www.yamareco.com/modules/diary/41479-detail-56890
明日こそ山に行こうと意気込んでいたのに、全国的に不安定な天候なので、早々に諦める。
今回の計画は、手近な皿倉山をこれでもかと存分に愉しむ計画。
大蔵から登って皿倉山頂に至り、そこから河内貯水池に下り、再び市の瀬側に回り込み、登りかえして権現山山頂を落として皿倉山頂に戻り、直登コースを一気に下り、彩煌コースで皿倉平に登り返し。そのあと、帆柱山へいき、少し戻って黒崎方面に降りてくるというもの。皿倉山は結構ルートがあるので、それをあますところなく歩き切るというものだが、結構馬鹿らしいコース設定だね。登って、下って、登って、下って、登って、下って、登って、下ってという馬鹿らしい物好き的な山歩き。本当になんともアホらしい。
で、できたら、皿倉平あたりでワイルドに男飯(今日に至ってもメニューは決まっていないが・・・)今話題のフォーチュンクッキーをつくっていくとか(少女か!)、皿倉でししゃもを焼いて飯を食う(味噌汁付)とか、そうめんをゆでて食うとかいろいろ考えたが、これぞというものに至っていない。
翌週の8月の終わりの31日の土曜日の天候に期待して、今週末はヤマレコ以外のブログの更新と、物好きの物書きでもしますかねえ。
昔は雨でもあるいていたようなきがするのだが、今は無理かな。下りが危ないし。レインウエアで歩くと暑いし。そのレインウエアもないし。ザックカバーもない。正直、雨苦手 :oops: 。
小倉でボルダリングという手もあるが、雨やし、行くのが億劫。
なんとも天候に大いに左右される優柔不断な非ワイルドなのがわたし 8-)
日記
2013-08-23T23:00:30+09:00