信州人の呟き。「毒にも薬にもならぬ話」

私は影響が受けやすい。山から下りてきて思った。

こんな文章があった。
「 狡猾さとうわべの体裁だけで人生の成功を手にしてきた中身の無い人間に囲まれて、会社で人気投票的な駆け引きをうまくくぐりながらやっていく位なら、、、」

そう、そんな宮使いの中に身を置いてきた身にとっては、自然の厳しさや、気まぐれな天候、そして予期せぬ出来事に遭遇するほうがずっといい。
ごちゃごちゃ考える煩わしさがない。

進むか、退くか自分だけが頼りである。ゴロンと休みたければ、休めばよいし、自然を思う存分味わい、楽しみたければ楽しめばよい。唯それだけである。

生きていくには、煩わしさが付きものである。つかの間、煩わしさを忘れるところに身を置けることほど幸せなことはあるまい。

「ただ、自分が愛する人と愛する場所に身を置きたい」

青く透明な空を見上げていると、そう思うのだ。、