立岩(群馬県、南牧村)は「西上州のドロミテ」と言われている。
車一台が通れる狭い舗装道を山奥深く上っていく。テレビで見る【ポツンと一軒家】を目指して進んでいくような気がする。
もっとも道は悪くない。よくこんなところに集落が、と思えるような場所を進んで行くが、居住者にとっては一番住みやすい場所かもしれないので、余計な詮索は無用であろう。
途中に六車のカタクリ、景勝地の蝉の渓谷や数々の滝もある。
観光目的で来れば、かの地はすごく魅力的な地域である。
南牧村には奇山と言えるような独特の岩山が多い。
コロナウィルスで家に閉じこもっているよりも、誰もいない自然の中を歩いたほうが心身に良い。自然の生気が免疫力を高めてくれる気がする。
標識に従って進み、突き当りに数台駐車できる場所に車を停める。
小川を二か所渡り(木の橋が掛けられている)、山道を歩き始める。杉林の山道は歩きやすい。
上がっていく裡に、空模様が怪しくなってきた。一時間ほど歩き、鎖場がある岩壁へのとっつき辺りで雪が舞ってきた。浮石が多い岩場をのぼりはじめたら、下から風が吹き上げ、吹雪になった。
足元に雪があり、滑る。このまま登っては危険である。心残りであったが撤退することにした。短時間で登れるので、次回に期待である。
帰路、蝉の渓谷を見て、虻田の紅梅千本、福寿草の里に立ち寄る。
立岩には登れず残念であったが、信州では味わえない南牧村の早春を楽しむことが出来たので良しとしよう。
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