「認知科学の展開」の過去問3期分の解答とまとめノートの作成が完了しました。この科目の期末試験は教科書ノート持ち込み可で、試験問題も素直なものが殆どですので、普通に勉強しておけば合格間違いなしです。平均点も80点前後と高いです。
この科目の主任講師の西川泰夫教授によると、認知科学の基本スタンスは
1.心は記号の処理、操作システムである。
2.記号の処理、操作とは任意の記号と記号とを一定の規則に則って結びつける操作、計算に他ならない。
3.記号系の集合と規則系の集合の全体は現実の意味論である。
4.考えることのできる機械を作ることができる。
ということで、心の計算論・記号論を主張しています。
ただ、教授はゲーデルの不完全性定理の存在がこの主張をおびやかしていると強く感じているようです。ゲーデルの不完全性定理が正しいとしても数学や科学はしっかり存在していますのでそれほど心配することではないと、私は思っています。考えるコンピュータの出現が待ち遠しいですね。
これで過去問解答とまとめノート作成は残り2科目になりました。次は認知神経科学にとりかかりますが、この科目、試験が記述式(テーマについて800字以内でまとめる)ですので、ちょっとたいへんそうですが、教科書ノート持ち込み可で平均点も80点と高いので、的はずれなことを書かない限りは大丈夫でしょう。最近殆ど手書きをしてませんので、一番困るのは手書き解答です。
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