酸ヶ湯温泉〜混浴の文化について考える〜

先日、青森の百名山稼ぎに遠征した際、そのアクセントとしてヒバ千人風呂に入浴してきました。初めての混浴風呂だったので、少し緊張して戸を開けると、男性ばかりで女性はごく少数。まるで男風呂のようだ。ホッとするやら、物足りないやら。湯船は総ヒバ作りで神棚などもあり歴史の重みも感じさせ、湯治場の風情たっぷりだが、湯船の横には「混浴を守る会」（浅井愼平会長）が書かれた看板があり、「最近、混浴の情緒がなくなってきています。お互いマナーを守り・・云々」と書いてあった。

脱衣所には「混浴を守る会三か条」なるものが書いてあった。
第一条：男性入浴者は女性入浴者を好奇の目で見るべからず。
第二条：女性入浴者は男性入浴者を好奇の目で見るべからず
第三条：混浴は老若男女を問わず和を尊びおおらかで豊かな入浴の姿を最高と為すべき

混浴の情緒とは第三条を指し、第一条と第二条にはそのためのマナーを示しているようだ。特に最近の男性客は、女性をじろじろ見る人が多くなり、ひどいのになると、女性側の更衣室の方をずっと凝視している輩もいるそうだ。これでは、女性客はとても入りずらいだろう。混浴の情緒を守るには、男性は自分の好奇心を消し、女性が気持ちよくは入れるよう、その気持ちを理解するよう努力し、「見て見ぬふりをする」等のような大人の粋な対応が求められる。

是非ともこのような粋な男性が増えて、風情ある混浴文化がいつまでも続くことを願いたい。・・・とはいえ、私も先日、思春期の娘の入っている脱衣所をノックもせず入ってしまって、「ぎゃー」と言わせてしまった。まだまだ粋な男になっていないことに反省！

当日の山行記録：
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-746749.html

コメント

k-yamane

RE: 酸ヶ湯温泉〜混浴の文化について考える〜
Atsumiyaさん、こんにちわ。
混浴露天風呂の掟。それは
さりげなくちら見。
みられるほうもさりげなくちらり。
その絶妙阿吽の呼吸を楽しみたいものです。

そういえば、30年くらい前に
北海道の十勝岳温泉でおばあちゃんたちに
あれこれからかわれたっけ。。

Swan_song

RE: 酸ヶ湯温泉〜混浴の文化について考える〜
s-katayamaさま　はじめまして。

私は初めての混浴だったので、
阿吽の呼吸の絶妙さはまったく分かりませんでした。
さりげなく、自然な振る舞いで、女性も堂々と入れるような雰囲気作りを男性側は意識すべきと考えます。その中でのさりげないチラ見は相当な経験が必要そうですね。

経験豊かな女性にはかないませんね。
いろいろな年齢層の女性や男性が和気藹々と入れる混浴文化が持続することを願います。

tori_kami_sora

RE: 酸ヶ湯温泉〜混浴の文化について考える〜
はじまめして＾＾
女性の立場で恐縮ですが、万座の混浴に入った際、浴衣姿を男性に凝視された時の目つきが怖すぎて、それから混浴を避けてしまいます＾＾；
誇れるスタイルでもないので、見ないふりして頂けるとありがたいんですけどね・・・

ちなみに友人談で、女性が多すぎて男性が恥ずかしくなったのか慌てて逃げ出す事もあるそうなので、お互い様なのかもしれません。(笑)

マナーを守って、こう言う緩い文化が守られて行くと良いですね＾＾

Swan_song

RE: 酸ヶ湯温泉〜混浴の文化について考える〜
kami_yamaさま　はじめまして。

おっしゃるとおり、今回は男性ばっかだったから、ゆっくり楽しむことができましたが、
これが女性ばっかだったら、私はきっと逃げ出していました。
我が家は逆に女性ばっか（しかも思春期の女子３名もいる）の家族なので、入浴時には相当お父さんは気を遣います。

お互いの気持ちを想像して、さりげない立ち振る舞いをして、情緒を楽しみたいものですね。