私が秩父の山50座を選ぶとしたら（僭越ながら）

　【奥秩父の代表的風景（唐松尾山）】　　　　【小鹿野二子山の西岳】　　　　　【秩父と名栗を結ぶ鳥首峠】


私がその地域の名山を選んだら、どのようなラインアップになるか・・・

過去に歩いた山は勿論、
実際に登ったことのない山でも、
地図を眺め、その山に関する資料を集め、
いわゆる机上登山をして、
その山の名声、品格、個性、歴史等を基準に、
各地域の自分なりの名山をリストアップする。
そんな道楽を最近楽しんでいます。

前回は、大都市東京の50座をリストアップしてみました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/127062-detail-177608

今回は、行政で区分される秩父市と秩父郡（一部を除く）の範囲から、
秩父の山50座を選定してみました。
また、秩父は昭和の初めまでは、交通の大変不便なところで、
峠が他の地域とつなぐ生活の重要な意味合いを持っていました。
そのため、今はすたれてしまいましたが、数多くの名高い峠があります。
今回のリストでは、その山の近くにある峠の名称も括弧書きで記してみました。


〜奥秩父地域（旧大滝村，旧荒川村）〜
1 甲武信ヶ岳(2475)：日本百名山，関東百名山，関東百山
2 破風山(2318)
3 雁坂嶺（雁坂峠）(2289)：関東百名山，関東百山
4 古礼山（雁峠）(2112)
5 笠取山(1953)：関東百名山
6 唐松尾山(2109)：関東百山
7 和名倉山(2036)：日本二百名山，関東百山
8 飛龍山(2077)
9 雲取山(2018)：日本百名山
10 白岩山(1921)
11 霧藻が峰(1523)
12 妙法が岳(1329)：関東百名山
13 三峰山（三峰神社）(1100)
14 十文字山（十文字峠）(2072)：関東百山
15 白泰山(1794)
16 三国山（三国峠）(1834)
17 秩父御岳山(1080)：関東百名山，関東百山
18 熊倉山(1427)
19 矢岳(1358)
20 赤岩岳(1583)
21 両神山（八丁峠）(1723)：日本百名山，関東百名山，関東百山
22 南天山(1483)
23 秩父槍ヶ岳(1341)

〜西秩父地域（小鹿野町・旧吉田町）〜
24 二子山（志賀坂峠）(1166)：関東百名山，関東百山
25 父不見山（土坂峠）(1066)：関東百山
26 城峰山(1038)：関東百名山，関東百山
27 四阿屋山(771)
28 観音山(698)

〜都県境尾根（秩父市東南部）〜
29 酉谷山(1718)：関東百山
30 太平山(1603)
31 三ツドッケ(1576)
32 蕎麦粒山（仙元峠）(1473)：関東百山

〜奥武蔵地域（秩父市東部，横瀬町）〜
33 有間山(1213)
34 大持山（鳥首峠）(1294)
35 武甲山(1304)：日本二百名山，関東百名山，関東百山
36 武川岳（妻坂峠）(1052)：関東百名山，関東百山
37 二子山(883)
38 丸山(960)

〜外秩父地域（東秩父村，長瀞町，皆野町，一部寄居町）〜
39 堂平山(876)：外秩父七峰
40 笠山(837)：関東百名山，関東百山，外秩父七峰
41 大霧山（粥新田峠）(767)：関東百名山，外秩父七峰
42 登谷山（釜伏峠）(668)：外秩父七峰
43 官ノ倉山(344)：外秩父七峰
44 鐘撞堂山(330)：関東百名山
45 陣見山(531)
46 宝登山(497)
47 蓑山（美ノ山）(582)
48 破風山(627)

〜秩父市街近郊（山とは言えないが、秩父市民の憩いの場として）〜
49 琴平丘陵（羊山公園）(398)
50 長尾根丘陵（秩父ミューズパーク）(404)

〜番外編（上武国境の山々）〜
・帳付山(1619)（関東百名山）
・宗四郎山(1510)
この２座は秩父市に属する山ですが、
一般的には西上州の山として扱われるので今回は省きました。
抵抗がなければ、琴平丘陵と長尾根丘陵を入れ替えても良いかなとも思います。


以上、いかがでしょうか？
これらリストアップした山のうち、私は33座登頂しました。


秩父は、私の思い入れの強い土地で、
高校時代から、秩父の叔父の家を拠点にして、あちこち歩き回りました。

特に、晩秋から早春にかけての陽だまりハイクがお気に入りで、
おだやかな日の光を浴びて歩いていると、
心の故郷に戻ったような安堵感を覚えます。

また、新緑や花の季節、紅葉の季節なども素敵です。
私の山歩きの原点は、この秩父での山歩きであるように感じます。

このように、自分なりの秩父の名山をリストアップをして、
これらの山の完登を目標にすることにより、
新たに秩父の山の良さを見つめなおす機会になると思っております。

これからも、このような遊びを通して、
味わい深い山歩きをしていきたいものです。