ヤマレコの様なSNSやGPSアプリなど、
今や山登りには欠かせないツールになっています。
山に入る段階から危険個所、通行止め箇所、積雪状況等々・・・
事前にリスクを回避できるありがたいツールです。
これらのツールの登場によって、遭難のリスクを減らす貢献をしたのも確かです。
一方で、これらの便利なツールは、今度行く山の様子を写真等でほとんど明らかにしてくれます。
このことは、自分にとっては山へ行く楽しみをひとつ奪ってしまうことでもあります。
それは、「計画段階での空想」です。
昔は、地形図と文章中心のガイドブックしかありませんでした。
地形図を見ながら、等高線の込み具合を見て、「ここは激しい登りだ、ここは険しい岩場だ、ここはなだらかな草原だ」と頭で想像したり、
ガイドブックの文章を読みながら、各個人の独自の解釈とともに空想の世界を広げ、
山行当日までは、その空想の世界を醸成していく楽しみがありました。
そして当日、実際の山旅を行って、その時の印象との検証を行ってみます。
大概、山行前の空想とはまったく違う世界です。
例えば、越後駒ヶ岳。
私は、地形図から込み入った頂上付近の等高線を見て、
頂上付近(駒の小屋の先)はとても険しい尾根登りになるかと想像していたところ、
実は、草原の中の快適な登りでした。
この印象のずれが、山歩きの何とも言えない奥深さを感じたものでした。
今は、あまりにも多い情報量で、このような空想の世界を広げることが出来なくなってしまいました。
情報化時代は歓迎すべき時代ですが、我々の世代にとっては、少し寂しい気もします。
Swan_songさん、こんばんは😃🌃
山道具に関しても、著しい進歩が有りますね。(軽量化、尚且つ機能的。)
「キスリング」「ニッカ・ボッカ」「ラジュース」なんて色々と。
今の若い人達には、何のこっちゃ?って言われそう!では、また。
komarikuさん こんばんは
懐かしいですね。どれもいい想いではありません 。
石油という液体を持たされ、
25kgのキスリングを担いで登る。
挙句には、荷物が漏れた石油で、散々な状態になっている。
石油臭いシラフの中で寝たり・・・
今となっては良い想い出なのかな?
40年前も昔のことです。
こんばんわ。ガイドブック持った旅が、
本に載っている写真を確認しに行く。
などと揶揄されたことがあるように、
SNS頼りの山も、誰かのレコ通りの
風景が広がってましたなんてことに
なっているかもです。
そこで、油断してると遭難!!なんてことも。
やはり事前の自分なりの情報収集や
下準備は大切ですね。
師匠 お久しぶりです。
おっしゃる通りですよね。
道迷いしそうな所でもGPSの入ったスマホを見れば、
何も考えないで先に進むことができますもんね。
しかし、これって遭難リスクが高くなることかもしれません。
山歩きの勘と言うものは、考えないと身に付けることはできません。
地形図を見て、あれこれ考えて、そして己の判断した方に向かう。
これは、山登りの基本のように感じます。
こんばんは✨
地形図やら山と高原地図をおかずに、飯が3杯食える。そういった楽しみを知らないのは、ちと寂しいように思います。
日本アルプス総図で3日間妄想できる‼と言った友人がおりました。
まったくその通りと思います。
情報化社会も良し悪しですね。
matsukoさん はじめまして
私も地図を見ながらお酒を飲むのが好きです。
すでに歩いたところは、思い出として、
まだ歩いていないところは、憧憬の念を抱いて山々を思い浮かべるのは、
誠に至福な時です。
Swan_songさん、はじめまして(^^)
いつも日記やヤマノート、他の方の日記へのコメントなど、楽しく拝見し、勉強させていただいています。
私は3年前から山登りを始めたので、最初からヤマレコをはじめとするツールにお世話になっています。これがない時代から山登りをしていた方々は、もうそれだけで凄いと思ってしまうくらい、私には無くてはならないものです。
でも一方で、いくら入念に情報収集をして行っても、山に行けば必ず、想像をずっと超えるなにかに出会えるものだと感じています。思ったより長く歩きにくい登山道、想像より険しい岩場、そして期待のずっと上を行く素晴らしい景色・・・。最高に美しいヤマレコの写真よりも、実際の山はずっと素晴らしい。だからまた行きたくなるのだと思います。
次に登る山を考える時、山行計画を作る時、そんな期待をしながら、小さな想像の翼を広げて、楽しんでいます。
Maioさん おはようございます。
コメント嬉しく思います。
私もヤマレコやGPSアプリなどはもう手放せなくなってしまいました。
>いくら入念に情報収集をして行っても、山に行けば必ず、想像をずっと超えるなにかに出会えるものだと感じています。思ったより長く歩きにくい登山道、想像より険しい岩場、そして期待のずっと上を行く素晴らしい景色・・・。最高に美しいヤマレコの写真よりも、実際の山はずっと素晴らしい。だからまた行きたくなるのだと思います。
→ おっしゃる通りです。昔ほどには想像力は掻き立てられないものの、ヤマレコや写真からは想像を超える何かに会えることが沢山ありますよね。季節や天候によっても印象は全く違うですし。
昔でも今でも、想像力を働かせて山を登ることが楽しみでもあるし、山に対する勘を付けるにも大切なこと思います。
Swan_song 様 こんにちは。
同世代やや上の者として仰ること本当によく分かります。私も若い頃から深く入り込んでいた世界であれば間違いなく同様の心持ちになっていたことでしょう。
ただ、貴兄ほか賛同の皆様に反論する訳ではありませんが、人生百年時代。60歳半ばにして健康志向が先行して山に登り始めた者には、GPS&SNSがどれだけの福音か計り知れません。「一生ガラケーでいい」って思っていましたが、先輩が使う「登山開始」を遣ってみたくて不本意ながらスマホに乗り換えて嵌ってしまいました(笑)。
で、私、山行記録の「感想」を登る前に書いています。そうですね、知らず知らずのうちに皆様が仰るような「想像の愉しみ」に気が付いたのかもしれません。「書いた感想どおりに歩けるかな」も楽しいですよ♪
順序は逆になってしまいましたが、これから「本来の山登りの魅力」について想像力を駆使して追い付きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
perさん こんにちは
某コーチから・・・「スマホにする方がいいわよ 、スマホにしないかな 、スマホにしたら 、 スマホにすべきよ 、スマホにしなさいよ !」と魔の5段活用で脅・・・イヤ 、指導されて、スマホに変えられたんですか?
私もずっとガラケーで行こうと思いましたが、結局スマホに切り替えたら便利で便利で・・・結局GPSアプリばっかで、紙の地図は見なくなってしまいました。
しかし、紙の地図は勘を養うには重要だと思います。
GPSだよりに漫然と道を歩いたのでは、勘が育たず、いざというときに危険回避が出来なくなるリスクがあると私は考えています。
アナログではぐくむ想像力って意外に大切だと思います。
>山行記録の「感想」を登る前に書いています。そうですね、知らず知らずのうちに皆様が仰るような「想像の愉しみ」に気が付いたのかもしれません。「書いた感想どおりに歩けるかな」も楽しいですよ♪
→ 面白い試みですね。この方法は想像力を育てるのに良いかもしれません。
Swan_song 様
> 某コーチから魔の5段活用で脅〜
いえ、それはありませんでした。
「替えたんですね」と、アッサリしたものでしたよ。
山のGPSより先にカーナビを使い始めたことで土地勘&動物的勘が減退したような気がします。怖いことですね。地図を見て現場を想像するのココロを意識して参ります。ありがとうございました。
こんばんは
カーナビも便利ですよね。
それを使っちゃうと、ホントに紙の地図を見なくなりますね。
PS:私も貴殿のフォローワーになりました。
今後ともよろしくお願いします。
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