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2017年06月18日 13:39山歩記全体に公開

双門の滝コースに行ってきました

久々の日記です(^^ゞ
何時以来からか振り返ったら、3月の氷ノ山行以降サボってました(笑)
で、久々にアップする気になったのは、20年来の思いを果たしたので、ちょっと記念に。

山登りを始めた頃、行って見たいな〜、でも私には無理やろな〜って思っていた山やコースが幾つかありました。そのひとつが大峰山系の双門の滝コースでした。 その頃読んだガイド本にどう表現されていたのか正確には覚えていませんが、垂直の、とても長〜い梯子を上っていくらしく、私の頭の中にはまるで煙突の梯子を登って行くようなイメージがすっかり出来上がっていました(笑)。下を見たら目も眩む?手に汗かいたり、腕が疲れて手を離したら一巻の終わりなんだろうな、なんてね。

そんな畏れを持ち続けてきたコースですが、最近はヤマレコやYAMAPで詳細な情報を得、写真で見ることができるので、私でも行けるかな〜って思っちゃたりして、この15、16日にソロで行ってきました。

皆の記録を見てると、ほとんど日帰りで行かれてるようで、歩行時間も10時間をゆうに超えるみたい。自分の脚と膝を考えると、これはちょっと無理っぽいので、上で泊まることにしました。それでも、熊渡(くまと)から狼平まででも7、8時間ぐらい。中には10時間ぐらい掛けている記録もありましたので、日が長いいまのうちがいいでしょうし、梅雨に入ったとはいえここんとこ雨が降っていないので、川の水量も少なく渡渉も安心できそうなので、この日に行く決心をしました。

それから、今回もうひとつ挑戦したことがあります。それは小屋で泊まる事。テント泊はこれまで十五回以上ありますが、営業小屋にしろ無人小屋にしろ山小屋に泊まったことがないんですよねえ(^^ゞ ま、早い話が周囲の方々にご迷惑をかけるので(^^ゞ それが嫌でいつもテント泊な訳で(^^ゞ とは言え、テント装備でこのコースは無理と思えるので、この際、初小屋泊もトライすることにしました。

荷は、寝袋、マット、エア枕、ダウンジャケット、ダウンパンツ、ウインドウブレーカー、レインスーツ上下、シングルバーナー、ガスカートリッジ、コッフェル、ランタン、ヘッデン、スマホ充電池、ツェルト、ファーストエイドキット、ヘルメット、食料などなど。

なーんか、テントがツェルトに変わっただけの感じ(^^ゞやけど約9kg。マット、ダウンジャケット、ダウンパンツは最後まで思案したのですが、結果として持っていってよかったです。夕方かなり寒くなりました。夜と朝はそうでもなかったですけどね。その代わり、いつもは持って行くカメラと三脚は今回は我慢しました。

さて、行って見ると、とにかくテープは沢山ありました。目標のテープまで行けば次のテープはほぼ確認できました。見当たらない場合でも、少し移動すれば見つけることが出来ました。私は、電車の運転手のように手差し確認して、よ〜し!と呟きながら進みました(笑)。 それぐらい慎重に、ひとつひとつ確実にパスしていくことを心掛けて進みました。

で、心配だった梯子ですが、思い描いていたような、途中で腕が疲れるほど長〜〜いものはありませんでした(笑)。それでも兎に角、立てかけた梯子、桟橋代わりの梯子はやたら多く、ある方の記録では七十数個所と報告されているぐらいあります(汗)。横に架けた梯子も、最初は手掛かりを持って慎重に渡っていましたが、途中から慣れて手掛かりなしで渡っちゃったりして、最後に登場する鉄杭のトラバースもその頃にはもう全然問題なく渡れるようになってました(笑)。因みに、立てかけた梯子はパイプが二本、横に架けられた梯子はパイプが三本セットなので、足場としてはかなり安定でき、安心感がありました。

コース全体では、前半は梯子を登り、渡り、降りたり、ロープや鎖で登る下るの繰り返しで、後半は河原歩きがメインでした。河原歩きと言っても砂利じゃなく大きな岩がゴロゴロしている中を行きますので、何度も渡渉したり、大きな岩をよじ登ったりしながら進んでいきました。ニ三度少ない足がかりを無理やりよじ登ったりもしましたが、越してから振り返ると、あああっちから行けば良かったのかと思えるものばかりでした。

全体を通じての感想ですが、無事通過できたから言えることかも知れませんが、私個人としては、今年連れていってもらった六甲のロックガーデンや荒地山の方がよっぽど怖い思いをしました(笑)。ほんまええ経験を積んどくことができました。
でも、行程が長いので、慎重に、緊張感を持続させないといけないのが肝要でしょうね。

それから、ガスが掛かっていたり、雨の心配があるときは止めときたいと思いました。
このコースはエスケープルートがないし、下り厳禁とされているコースなので、 一旦入ると引き返しにくいので、山の上部にガスが掛かっていたり、途中で雨が降るかも知れない時は止めとく判断が肝要と思いました。

ま、とにもかくにも双門の滝コース、無事達成!
後半かなりへばったけど、計画通り8時間で到着できました。

で、狼平。
懐かしいですねえ。
20年ぶりです。
実は初めてテン泊したのが弥山で、天川川合から栃尾辻、狼平を経て登ったので、ここを通過したのです。ここで父親と息子さんが泊まっていたのが記憶に残っています。

その時は通過しただけでしたが、今回はここで泊まります。
平日なので利用は私だけかなと思っていたら、もうひとり、天川川合から登ってこられた年配の男性(わたしも年配ですが〜)と二人利用となりました。
小屋はとても綺麗に管理、利用されていて、また心配だった虫も、小屋の外も中もほんとうにいませんでした。

夕方はかなり冷え込み、マット、ダウンの上下を持ってきていて良かったです。
私のスリーシーズン用の寝袋はモンベルの#5なんですが、これは失敗でした。#3を買っておくべきやったと、このところ何度も痛感させられています。

で、翌日。
もう一人の方は3時半ごろ荷物をデポして弥山へ行かれました。
わたしも、弥山、八経、明星と周回して帰る計画も持っていたのですが、前日の足の疲れ具合から止めとくことにしました。

で、わたしも帰り支度をして5時ごろ出発。
カナビキ尾根経由で下山です。

途中、頂仙岳を巻いてからカナビキ尾根までのブナ林がとても綺麗でした。
正直なところ、双門の滝コースは、景観的には感動もいまひとつだったのですが、ここを通ったときはちょっと涙がでました。秋にまた来たいですね。それから冬も。

で、途中ルートミスもありましたが〜(汗)
膝が痛むこともなく3時間で下山。

昨日の8時間と今日の3時間を足すと11時間。
荷は日帰り装備でもっと軽くなるので、ひょっとすると日帰りもできるかもと思ったりします。
きのう軽い痙攣が来てたのももう忘れてね。

で、8時に下山しちゃったもんで、温泉も入れず自宅へ帰っちゃいました。
今回の反省点は、早く下山したらアカンってことやね(笑)。

記録の方はまた後日まとめるとして、とりあえずの報告です。



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コメント

RE: 双門の滝コースに行ってきました
nijoudakeさん、こんにちわ。
おひさしぶりなのかしらん。
大峯の最難関コースにいきなりいかれましたね〜
梅雨時期はちょっとした降雨で難度がガラリと
変わるので怖そうですが、このところ好天が
続いたので一番いいコンディションに恵まれましたね。
私もいきたいですが、長いルートは無理なんで、
もう少し慣れとトレーニングが必要そうです。
無事でなにより。。お疲れ様でした。
2017/6/18 18:06
RE: 双門の滝コースに行ってきました
k-yamaneさん、お久しぶりです!
元来の邪魔臭がりで、ついついヤマレコの方はおろそかにしてました<m(__)m>

で、双門のチャレンジは〜、いきなりちゃうで〜(笑)。
日記サボってた間に、
六甲の山友さんに地獄谷や荒地山で怖い思いさせられたり、
コンカツ(金剛葛城)に初トライしたり、
歩荷錬したり、
弥山テン泊に行ったり、
稲村大日に行ったりして、
準備万端で臨みましたよ(笑)。

でもまあ、天候にはほんとうに恵まれました。

で、次の報告は、7月に白馬を予定してるので、それかな?(笑)
2017/6/18 19:37
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