雄花から雌花への花粉の受粉は、キノコバエの仲間による虫媒によって行われることから、私論ですが、ハエを花へ誘うためのもの(目立つことやとまりやすい、あるいは仏炎苞の中に進入しやすいなど)ではないかと推測します。文字通り、ハエを釣るためのもの。
ウラシマソウにはウラシマソウなりの立派な理由があるかと思いますが、案外、本人いわく「単に、目立ってカッコイイから」というだけだったりして・・・!?
前回、予告したサプライズですが、日記を書きながらウラシマソウのことを私なりに調べましたが、どうもこの株はウラシマソウではなく、ヒメウラシマソウではないかと思うようになってきました。
大きさも小さく、またヒメウラシマソウは仏炎苞内面にT字形の白斑があると書かれていて、写真のとおりそれらしきものが見えることから、多分、間違いないと思います。
サプライズというほどのことでもないし、すでにそう見抜いていた方もいらっしゃるかもしれませんが。決して、だますつもりではありませんでしたのであしからず。
最後に問題です。
「では、この株は雄花でしょうか、雌花でしょうか ?」
(仏炎苞の中をのぞかなくてもわかります)
ヒントは写真(右)の仏炎苞の付け根にやや大きめの穴が見えることです。
この穴はなんのための穴なのかがわかれば、答えは自ずと導き出されます。
今回で観察日記は最終回です、毎回、お付き合いいただきましてありがとうございました。
いつの日か、また別の花が書けるようになれば、載せたいと思っています。その日まで、観察日記はさようなら・・・。
はじめまして。毎回楽しませていただきました。家の前の松林にはそこらじゅうに生えているのですが、気づくと成長した後なので過程を見れてこうだったのかと。
穴って事は雄花ですね。雌花であれば秋〜冬だったかな?、赤いパイナップルの様な実がなりますね。
正解です。
穴だけで当てられるとは、sus-ATさんもかなりのウラシマソウフリークとお見受けしました。
しかし、日記にも書きましたが、正真正銘のウラシマソウを見たことがないので、あまり偉そうなことは言えませんが。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する