猫魔の伝説についてです
昔話的にはいくつかの言い伝えがありますが、その中の一つを紹介します。
昔、山岳修験の盛んなころ、慧日寺の僧がネズミ退治のため猫王を山に祀ったこという話です。
磐梯山・猫魔は山岳修験と言いまして山に登って修行する人達が日本のあちこちから集まって登られていました。しかし山の主である猫の魔物が雨や霧などで阻み、なかなか登らせてくれずよそ者の山への侵入を阻んでいたとか。ある日、麓の村落にネズミが大発生し村人が困っていたところ、寺の僧侶が山に住む猫の魔物にネズミを退治して欲しいと願い事をしたそうです。猫の魔物は「退治してやっても良いが、私も長きにわたり魔力を使い、その魔力も尽きようとしている。退治したらその力は無くなってしまうだろう。」ネズミを退治した猫の魔物は力尽き石となった。寺の僧侶はその石を猫石として祀った。
これが、猫魔と猫石の由来である。
もう少し詳細な話は機会があったときに 慧日寺におもむき調べてみようとおもいますが、猫魔らしい逸話と言えるでしょう。
福島の民話としては、猫の魔物退治の話がメジャーではありますが、こんな話が寺には伝わっているのですね。
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