しかし、それでも出発は9時過ぎになってしまった。
(ホームに着いたのは8時30分位だったと思うけど、名物の500段近くの階段を上らなければ改札口に出ない)
帰りは土合発15時18分に乗りたいと思っていた。
だから、行けるとこまで。
という事で、歩き出す。
登山口の駐車場には十数台停まっていた。
が、中からウエットスーツ姿の女性や撮影用のカメラを担いだ人が出てきた。
もう1台からはヘルメットに救命胴着を着けた人が何人か(渓流で何かやるのでしょう)等々で、
白毛門に向かう人はそんなに多く無いようだ。
実際会ったのは女性2人組とソロの男性3人。
とても静かな山だった。
『静けさや 森にしみいる 蛙の音(ね)』(ナンチャテ)
ちょうど蝉の『ヒグラシ』が遠くで一斉にないているように、森の中で蛙がず〜とないていた。
最近は鳥に感心があるので、声がすれば探してしまう。
でも見つからない。
だからなかなか進まない。
ウグイスもとても近くでさえずっているのに、見つからない。
花は少なかった。
シャクナゲは麓に近い所では完璧に終わってしまっていた。
それでも、高度を上げるにつれて綺麗な姿を見せてくれた。
その他赤いツツジや白いタムシバや黄色のスミレなどが咲いていたかな。
そろそろタイムリミットかなと、コンビニのオバチャン手作りのオニギリを食べて
帰ろうかなと思ったら
だいぶ下の方から
「キョッキョ キョキョキョキョ」と3回くらい聴こえた。
多分『ホトトギス』だと思う。
歩いている時は忘れていたが、最近、『ホトトギス』を見たいと思っていた事を思い出した。
今回、声だけでも聴くことが出来て嬉しかった。
万葉集から(巻八―1498、1499)
大伴家持がほととぎすの歌2首
〈夏山の 木末(こずえ)の茂(しげ)にほととぎす 鳴き響(とよ)むなる 声の遥けさ〉
〈あしひきの 木の間(ま)立ち潜(く)く ほととぎす かく聞きそめて 後(のち)恋ひむかも〉
土合駅には少し前に着くことが出来ました。
(実際は15時34分発だった)
感想〈私は白毛門は頂上はおろかシジ岩&ババ岩にもたどり着くことはないだろうと思ったジジ(爺)でした〉
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