私が読んだのは
瀬戸内寂聴訳と一部は谷崎潤一郎訳
読んではいないが与謝野晶子も訳を出している。
「『源氏物語』には、『私一生の事業』として生涯に3度取り組んだ。その最後の業績が『新新訳源氏物語』である。」
ちょっと興味が出て、この『与謝野晶子歌集』を手に取った。
始めの『乱れ髪』はよくわからなかったので俵万智著『チョコレート語訳』を読んだことは以前に書いた。
内容は【R指定】と思わせられる。
俵万智の小説『トリアングル』もそうだった。
その後は手引きがないのでそのまま読むことに。
与謝野晶子の心とは程遠いながらも、自分なりに読ませてもらった。
意外と内容は
『山や谷』
〈甲斐の国霧の中なるむら山の青鈍色(あおにびいろ)のなつかしきかな〉
〈妙義なる山ぎはすこし白くして一天曇る碓井の峠〉
『花』
〈ひなげしの中に一もと紫の大人の罌粟(けし)の立つ朝の畑〉
『鳥』
〈ほととぎす樹海の波につつまれてうらやはらかく鳴ける黄昏〉
『星』
〈七夕や知恵なき星の恋なれば掟のままのかの歩みよう〉
『虫』
〈この毛虫能の役者のするように桐の幹をば歩むものかな〉
など『自然』を読み込んだものが多かった。
与謝野晶子自選ではない『白桜集』から
いづくへか
帰る日近き
ここちして
この世のものの
なつかしきころ
未知だった『与謝野晶子』少しだけかじってみた。
で、次は『日本の詩歌29短歌集』
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