そして、小さな食堂をやっていたばあちゃんの青春時代のラブストーリーが映し出されました。
私は、父母の青春を知りません。
まして祖父母に至っては、祖母は寝たきりの晩年のみのかすかな記憶、祖父は会っていません。
しかし、それぞれ生きた人生は間違いなくあったはずです。
ここのところ平安時代の物語を読み、そして最近万葉集に触れて、遥か昔の、その時代の人々の息吹きに触れています。
千年以上も前に生きた人達も泣いたり笑ったり、恋をしたり・・・今と同じように生きていました。
『万葉恋歌』の作者永井路子さんは防人の歌等平民の歌が残されたのは奇跡だと書いていました。
その時代に生きた人の声や思いが歌の形で今日まで残されています。
何年に何がありました。
だけではない血の通った時間があった事を感じています。
で、今度は現代
高野公彦編『現代の短歌』
講談社学術文庫
海原は
なぎしづまりて
白崎の
神のいはほに
あさひてりくる
弘彦
岡野弘彦(大正13年、三重県生まれ)
白崎海洋の歌碑【写真右】
万葉歌碑の横にありました。
(『現代の短歌』の49に登場しています。ただし歌碑の歌は本にはありません。)
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する