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2019年06月19日 19:30未分類全体に公開

剱岳北方稜線

 6月1〜2日の予定で赤谷山目指し・挑みました
 ビスタリーチームは、基本的には65歳以上を主メンバーとしますが、65歳未満の方も参加可能です。現に、今回の山行メンバー5人のうち一人は50歳代半ばでした。
 1日、早朝大阪を発ち剱岳の登山口を目指します。着いた宿舎は、馬場島荘といい、改装されて長くないのか、内装が奇麗な上に設備も整っています。入浴の設備に加えて、トイレのウォッシュレットも利用でき、快適な一晩を過ごせました。
 一日目は、足慣らしに近くの中山に出かけました。往復で、2時間半といったところです。
 二日目、早朝4時10分ごろ宿舎を発ち、10時間を超える山行が始まります。歩き出してすぐに太ももに若干の違和感を覚える。昨日の中山からの下りで負荷がかかったか、若干の張りを感じる。山行には差しさわり無い程度なので、そのまま同行する。
 このルートは、一般登山道とは異なり、案内看板とか明示された標識とか掲示されていない。わずかにリボンで道迷いを防止できる程度だ。ただ、沢の渡渉箇所、あるいは雪渓をトラバース・直登、あるいは、ブッシュの中をかき分けたりと、なかなかに手強いルートである。もう少し雪の残っている時期だと、トレースを辿れて少しは楽かもしれない、
 雪渓を登っている途中で、降ってくる若者に遭遇した。単独で赤谷山の頂上付近でテン泊した由。赤谷山からの稜線通しの下りで、危険個所があるので気を付けるようにとのアドバイスを受ける。
 さて、筋トレを行う際、無酸素運動に加えて、有酸素運動を組み合わせて行うのが普通のことです。有酸素運動としては、以前はウォーキングとか自転車こぎとかだったが、最近はジョギングを加えてみたりしている。もっとも、それがどの程度の効能があるかは判然としなかったが。
 今回の山行では何回か沢を渡渉する場面に遭遇した。小さい沢であるが、それでも石と石の間隔が1m幅ほどの距離を飛ばざるを得ない個所もある。幅跳びとか、数十年やっていない。横断歩道で急ごうと走ったりすると、足首あたりに違和感を覚えたりすることが屡々なので、高齢者と言われる自身を振り返ると思った通りの感覚で飛べるか若干不安がよぎる。要は、イメージ通り飛べなければ、水の中にドボンと言うこと。そのうえで、意を決して飛ぶ。飛んでみると、意外なほどに距離が出て、余裕で飛び越すことができた。これも、日ごろのトレーニングのお陰か。ランニングマシンを使ってのジョギングも、足裏とか足首とか脹脛の筋力強化に役立っているようだ。日頃の地道なトレーニングで年齢を超えた運動能力を維持・強化し、安全登山に繋げたい。
 今回の山行への参加は、夏山登山へ向けてのトレーニングの第一弾としての位置づけだが、10時間に及ぶ山行のお陰で、現在の体力を実際に知ることができました。その上でトレーニングを重ねながらダイエットにも挑み、3泊4日の厳しい山行に耐えられる体造りを目指したい。具体的には、北鎌尾根経由で槍ヶ岳登頂を目指した山行を目的にしたものだが、奥穂高岳~西穂高岳への縦走山行をトレーニングの仕上げとしたい。
 高齢になると、トレーニングにより体を痛めたりとか、特有の課題も現れる。また、年齢の影響が大きい「イメージと実際の運動能力との乖離」も克服すべき課題である。要は、課題を課題として認識した上でトレーニングに励むことが大事だと言うこと。
 今回、北方稜線上の未踏箇所(小窓より先の稜線)の一部を歩く機会を得られました。一般登山道と異なり、十分に整備されていず、また、北鎌尾根等のバリエーションルートと比較すると訪れる人が少ない故か情報も少なく、単独での登山は難しいものがあります。ビスタリー山行の企画として計画されていなければ、未踏箇所の一部とはいえ踏む機会は得られなかったでしょう。それで、このような機会を得られたことを感謝いたします。
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