先日のMt.Pugh。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-127557.html
山頂付近の岩場はおいといて、下界の樹林帯歩きは非常に整備された登山道。
地図は、いつもAndroidケータイに地形図のアプリをいれて持ち歩いてる。
GPSついてるから自分の位置もわかるし、と。
さて、ここからが問題です。
整備された登山道。見紛うことなき一本道をてくてく。地図をみるきっかけもなく。
地図をみないこと1時間。
お、そーいや今どのへんだろ→ケータイ取り出す。
地形図上の登山道から尾根一本外れとる(・・;
さて、あなたはこれを見てどうおもいますか?
1.地形図の登山道っていい加減だからなー。一本道だしこのままでいいとおもう。
2.どっかで分岐見落としたかも、最後に位置確認したとこまで戻るか。
さぁどっち。
我々は、「2」をとった。最悪の事態考えたら2がセーフティーだし。
なので、↑の山行報告の高低差みてわかるように登りの途中でちょっと下山してる。
ところが、結果的にいうとこの道で当ってたのだ。
なぜ分ったかというと下山してきた人に聞いたから(単純明快)
ちゃんと地形図上の道を歩いていたのだ。
原因はたったひとつ「GPSの精度が落ちていた」←以上
あとあとそういやそうだったおもうことがいくつかあったんだけど
・歩いてたのは樹林帯→GPSの電波弱い
・ケータイのGPS精度は低い。一緒にもってたGarminのGPS腕時計は緯度経度ログばっちりだった
・地図アプリ上に表示されてるGPS精度(Accuracy)を無視してた
要は、GPSの精度が落ちていたのに、自分がそこにいると信じていただけ。
精度が落ちていたら、GPSの情報は話半分にせないかん。
かといって、紙の地形図持っていたら防げたかというとそうでもない。
やっぱり、悪い条件を除いて位置情報を教えてくれるGPSは頼みの綱だ。
GarminなんかのプロユースなGPSは、高嶺の花だけど
スマホで気軽に安全が高まるなら、このような特殊な条件に留意してどんどん多用してほしい。
ガーミンで受信制度が悪いときで約±40m
スマートフォンは持っていませんが、地図アプリでの、
位置設定が間違っていた可能性はどうでしょう、
測地系の可能性はどうでしょう、
kidekiさん
メッセージありがとうございます。
樹林帯を抜けて、青空がみえる場所にきたとき
GPSは望ましい場所を示していたので、「あー、やっぱり樹林帯では精度悪いんだ」とわかりました。
見通しさえよければ問題ないようです。
GPSのAccuracyというのはRMS(Root mean square)なので、
確率的には実際の誤差範囲はその値よりはいいはずなんでしょうけど
電波が反射・散乱しまくるエリアではそれ以前の問題のようです。
精度のよしあしを確認するのに一番いいのは、スタート(空の見通しのよい場所)から
ずっとログを記録して地図上にプロットしていくことかもしれません。
あきらかに不連続に飛んだら「あ、精度落ちた」と気付くことができるので。
けど、電池がもたないスマホではちょっとやりたくないですね・・。
1が正解と思います。
ガーミンetrex vista HCxを使ってログを取っていますが、衛星の捕捉数が少ない沢筋のルートではかなり暴れてとんでもない誤った場所を記録しています。
先日、槍ヶ岳を登った際の下記のGPSのログを見てください。槍沢ルートは単調な登りであるはずなのに登って降りたようにログが暴れました。また、梓川ルートは右岸をずっと歩くのに一旦、左岸に渡ったようなログが暴れています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-127369.html
だから、GPSのデータは、衛星の受信状態が悪いときは信用できないものと思っていた方が良いでしょう。地図と磁石はGPSを持っていても必ず持参します。
Mt_thetaさん、こんにちは。(そちらはこんばんはかな?)
北米の山を楽しんでおられるようですね。
私が思うには、
・GPS専用機は衛星の電波だけで位置特定をしている。従って、上空の視界(視野角)が開けていれば谷筋や樹林帯の密集したところでは精度が落ちる。
・一方、携帯のGPSは衛星の電波(だけ)でなく、携帯基地局の電波を利用しているので、市街地での精度はビルの谷間も含めて高いが、ケータイが届きにくい山の中では精度が悪い。
ではないのでしょうか。ケータイGPSを使っていないので、確証はありません。何方かにフォローいただきたいです。
milkywayさん
コメントありがとうございます。
いちお電波関係の仕事してるもんで、それが今回仇になってしまいまいsた(はずかしい・・・)
メーカーが公称でいう位置精度ってのはRMS値なので、確率的にいえば
ずーっと位置情報を追っかけていればなんとなく正しいところを多く表示するのかなーと
勝手に信じていました
なので、まさに梓川のところのように連続的にずーっとオフセットしたところを出し続けることなど
まずないと思い込んでいました(゜レ゜)。
きっと、不連続に自分の位置がポンポン飛びまくっていたら「あー精度悪い」と判断してたんでしょうけど、後の祭り。
ちなみに、アメリカの地形図って25000分の1とかなくて
69500分の1の上に、タブロイド紙サイズなんす( ;∀;)。
ないよりいいけど、全然心もとないっす。
あ、コンパスは持ってますので!!(←だったら紙も持てという)
fireboltさん
こんばんはー!(今18時)
A-GPSとかD-GPSとかいうやつですねー。
ビルが立ち並ぶ都会ではもちろん大事なアシスト機能ですが
所詮木々や葉っぱくらいじゃ精度変わらんだろー・・・
と思い込んでいました
当然、ケータイのGPSよりもGarminあたりのGPSの方がいいセンサー積んでますんで
比較したら後者の方が精度上なんでしょうけれど!保証はありまそん・・。
結局今回の問題は、GPSを信じ過ぎたということに集約されるので
今度からは頼り過ぎないようにします(単純明快)
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