地蔵尾根を降りて行者小屋到着、ここでアイゼン・ピッケルは不要になるので外すのですが、この日は赤岳鉱泉まで行くのでそのまま歩いていました。
すると左足に違和感、見るとアイゼンが外れてました。
アイゼンを引っかけた記憶も無いのにおかしいな?と思って見ると、何とフロントのプラスチックハーネスが破損していました。
初めての事に驚くと共にあと15分前、地蔵尾根の核心部を降りている途中だったらと思い、ゾッとしました。
考えて見ればこのアイゼンを買ったのは2013年、もう9年目でした。途中1回ナイロンベルトは替えたのですが、プラスチックハーネスについては傷が無いかはチェックしてましたが、経年劣化は見落としてました。
当たり前の事ですがプラスチックは経年劣化します。
帰ってから調べたらグリベルアイゼンのプラスチックハーネスは5年が限界、見た目は正常でも交換が必要らしいです。
長年愛用したアイゼンが最後の仕事で危険地帯を脱したのを確認してから壊れたのかな?と、愛用している物に宿る魂を感じました。
皆さんももし5年以上使っているプラスチックハーネス仕様のアイゼンが有りましたら交換を強くお勧めします。
命を預ける山道具ですから。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する