運営しているジムが先月5周年を迎えました。
一番厳しい黎明期を支えてくれた仲間、そしてヤマレコ繋がりで登りにきて頂いた皆様には本当に感謝しています。一日でも長く運営できるよう6年目もベストを尽くし、皆様のクライミングに寄り添う所存です。
ご無沙汰している皆様、そしてお世話になっておきながらまだ何も返せていない皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。
この5年間、記録には残していませんが、たくさんの岩や沢、山に登ってきました。運営するジムでは毎月アウトドアアクティビティを開催しており、幸い5年間無事故記録を続けています。
”無事故”と言えば聞こえはいいですが、事故に繋がりかねないヒヤリ・ハットが数件あり、重大な怪我や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の経験も皆無ではありませんでした。クライミングを軸とした山岳行動がメインの為、グレードが上がれば上がるほど、危険度が増していきます。
経験に基づいた学びは本当に危険です。
自分はアルパインの経験の中で、事故やヒヤリ・ハットをたくさん経験し、その度に防止策を学んできました。痛い思いをして学んだことは心に刻まれますが、実際は運が良かっただけでまかり間違えば死んでいたこともザラにあります。
痛い思いをしてからでは遅い。
安全な山行には未然の防止策構築(過去の事故事例の徹底分析と把握)が重要。
そして不測の事態が発生した際のバックアップ体制の構築。山岳保険加入、ココヘリ入会をした上で、有機的な互助体制をいかに築くか?我々のように山岳会等に属していない未組織登山者には双方への取り組みが必要不可欠だと考えています。
今秋、学生時代の山岳部仲間が沢で滑落し、帰らぬ人となってしまいました。山についての知識・技術・体力、そして登攀力全てにおいて自分よりも優れた人間がなぜ峻谷でもない沢で致命傷になるミスを犯したのか?
自分よりも地形図、天気図を読め、慎重に行動していた人間がなぜソロ行動にもかかわらず精緻な行動計画書を関係者に提出していなかったのか?
事故後すぐ自分に連絡があり、アクションが取れれば、もしかすると救えたかもしれない。
毎日、悔恨の念を抱きながら生きています。
”暴走機関車のような自分を諌め、安全な山行をサポートしてくれた想い出”
”放課後の外周ラン、歩荷トレで交わした何気無い会話”
昔話を肴にもっと一緒に酒を呑んでおけばよかった。
会いたくても、話したくても、もう会えません。
このような悲しい気持ちは、二度と経験したくありません。
自分に係わる全ての人が安全に山を楽しむために何ができるのだろうか?
2020年を迎えるにあたって、安全五原則の徹底をした上で、従来の取り組みを見直し、最強のセーフティネットを作り上げたい。
本年もたいへんお世話になりました。
皆様の山行が安全でありますように。
残念ですね。
沢は、不確定要素が多すぎます。
危険です。
それ以上に、魅力があるのでしょうけど…。
何かの、一瞬の出来事が原因でしょうね、きっと。
単独は、セルフビレーが難しいし…。
ご冥福を御祈り致します。
さて、お久しぶりです。
「そらよん」も5周年ですか。
おめでとうございます。
早いです。
私も、それだけ歳をとった訳ですね…。
年寄りは、逆に、それだけで悲しいです💦
では〜
ringo-yaさんご無沙汰しています。
お互いいくつになっても元気に山歩きできたらいいですね。
ringo-yaさんの安全な山遊び、祈願してます☆
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