10月29日(土)以前から予約しておいた、首都圏外郭放水路の社会科見学会に行って来ました。
この施設は、埼玉県東部地域を洪水による浸水被害を軽減するためにできた、世界最大級の地下放水路です。
放水路は、中川・綾瀬川流域の各河川から溢れそうになった水を、立坑と呼ばれる巨大な丸い筒に流し込み、さらに地下50mを貫く総延長6.3kmのトンネルを通して、別名地下神殿と呼ばれる調圧水槽に一時的に溜めて江戸川に流すというシステムになっています。
毎年8回程度の洪水を安全に処理しているそうです。
地下50m、総延長6.3kmのトンネルの上には、国道16号が走っています。
埼玉県に住んでいながらつい最近まで、この存在を知りませんでした^^;
今回の見学会は、庄和排水機場の中にある「龍Q館」と呼ばれる施設で成り立ちや仕組み、概要等を聞いてから、徒歩で調圧水槽へ移動して、地下神殿を見学するというものです。所要時間は、およそ1時間。
ふだん山に行って自然の壮大さや絶景に感動することが多々ありますが、今回人間が創造した人工物の壮大なスケールや英知にも痛く感動しました。
龍Q館は、月曜日・年末年始を除いて入館無料です。
地下神殿の見学は予約が必要ですが、たまには社会科見学なんていかがですか?
首都圏外郭放水路
http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/index.html
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する