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日記
極楽寺山(693m)は頂上に真言宗の古刹極楽寺があり、古くより周辺の各村からの参拝道がある。広島市の五日市と廿日市市の境に北から南に延びるかなりの大きさの山で、西面の蛇の池側は公園として整備され、後畑からは車道も通じている。山頂付近はモミの原生林が残るが、山麓の多くは杉の植林地であり、概ね谷は暗い。滝としては、南面の巣丸の滝が知られているが、沢登りの興味となるのは、多少とも山深さの残る倉重川以北の小畑山(617m)に続く東面の渓流である。アプローチはいずれも中国自然歩道が利用できる。倉重川本流は、以前は渓谷沿いに登山道があったが、現在は尾根沿いに付け替えられており、滝はありそうだが、まだ未見である。右俣は小ぶりだが大岩や滝もあり、左岸尾根には自然林も残る。八幡川支流の城六川支川はナメが美しく、「つんばくろうの滝」と呼ばれる大滝がある。また、城六川左谷にもすばらしいスラブ大滝があり、小畑山の頂上直下にはゴルジュや大岩も現れ、奥深い雰囲気が楽しめる。谷を忠実につめれば、藪漕ぎは少ないが、それるとシダやつたの藪が煩い。北面の荒谷川は左谷の畑の谷大滝が有名なゴルジュの谷であるが、堰堤が連続し沢登りの対象とはならない。上流の枝谷はいずれも短く、すぐに水が枯れ滝も少ない。右谷の旧河内峠手前で568mピーク(三角点名高森)を源とする谷は出会いの滝以外、杉の倒木も多く、みるべきものはない。さらに中国自然歩道を北にたどり、八幡川右岸では、芸藩通志にも書かれた八幡川支流藤木谷の藤木の滝が知られている。小渓流だが、岩盤が張って滝も多い。詰め上げて尾根を南下すれば、大杉集落や高森山方面に出る。
広島市西部の谷(極楽寺山山域)
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