観測所は無料で見学でき、間近から巨大なパラボラアンテナを見ることができます。展示施設もあって人工衛星の模型や説明パネルがあります。車でないと行き難い場所ですが、近くに行った際には寄ってみるのも悪くはないと思います。開館時間は10:00〜16:00、冬季を除き原則年中無休(今年は4月20日まで冬季休業)。
八ヶ岳周辺のパラボラアンテナといえば野辺山宇宙電波観測所の45mアンテナも有名ですね。こちらは人工衛星用ではなく電波で星を観測する施設で、10mのアンテナも幾つかあり、さらに小さい1mくらいのアンテナがずらっと並んでいます。
野辺山周辺の観光スポットの一つだから知っている人も多いと思いますが、年末年始を除き毎日見学でき、開館時間は08:30〜17:00、見学無料です。
なぜ八ヶ岳周辺に巨大パラボラアンテナがあるのかというと、都市雑音や航空路などの電波雑音が少なく、東京からさほど遠くないという理由だそうです。
山の近くではありませんが、間近で見学できる大きなパラボラアンテナとしてはVERA観測局の20mアンテナがあります。
これは岩手県奥州市水沢、鹿児島の入来町、石垣島、小笠原父島にあり、この4局で観測したデータを使って、直径2,300kmの望遠鏡と同じ性能で観測(VLBI)できるそうです。
父島のVERA観測局に行ったときは試験か何かをやっており、20mのアンテナが角度を変えて回転する様子は中々の迫力でした。
4つのうち、石垣島と父島は見学したので、水沢と入来町にも行くつもりです。ただ、どちらも遠いから、いつになることやら・・・。本当のマニアなら思い立ったらすぐに行くのでしょうが、似非マニアなので、この目的だけで遠出はできないのです。
写真1.北横岳北峰からの臼田宇宙空間観測所の64mパラボラアンテナ
写真2.飯盛山からの野辺山宇宙電波観測所の45mパラボラアンテナ
写真3.小笠原父島のVERA観測局20mパラボラアンテナ
こんにちは
臼田の64m鏡は私も15年ぐらい前に見学に行き
その大きさと迫力に圧倒された思い出があります
すいせい や プラネットA などのハレー彗星探査用の探査機も私が小学生の頃だったか非常に大きな話題になっていたので
それに関連する展示を見て懐かしく感じたものでした
でも報道によると
64m鏡はそろそろ寿命で
これを代替する新しいパラボラアンテナが計画されているそうです
技術の進歩で
新しいアンテナはもっと小さく50mクラスぐらいで
より高い性能を発揮できるのだとか。
高性能になるのはいいのですが
小さくなるのはなんだか少し寂しいです
killiya731さん、こんにちは。
実は「さきがけ(MST5)」や「すいせい(プラネットA )」の当時、それに関連する仕事をやっていまして、臼田の64m鏡自体には直接関係していないものの、何となく思い入れのようなものがあるのです。
老朽化により後継は54m鏡になるようですね。
日本一というのは変わらないようですが、小さくなるのは寂しいですよね。
guchiさん、おはようございます。
夕べ、早めにダウンしちゃったので、もうお目覚めでございます。
昔、昔に、子供らを連れて野辺山の観測所には行ったことがあります。
でも、何であの辺にパラボラアンテナが多いのか、、、ボーッと生きておりましてチコちゃんに叱られるとこでした。
なるほど、そういう理由があったんですね!勉強になりました。😄
周りも広く開けているという地形的な条件もいいのでしょうね。
イーグルさん、こんにちは。
八ヶ岳近辺にパラボラが多い理由として、他にも晴天率が高いとか、台風の通り道になる可能性が低いとかうのもあったような気がしたけど、台風銀座の石垣にも大きなパラボラがあるから勘違いかも知れません。
もっとも口径が倍になれば面積は4倍になるから、石垣の20mと野辺山の45mでは受ける風圧はかなり違うでしょうね。
ちなみに風の強い時、パラボラが風圧を受けにくいように真上に向けるのを天頂ロック(写真2の状態)と言います。
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