たまにお邪魔しているボルダリングジムのジャムセッションにて
大西良治さんのトークショーがあったので飛んで行った。
まぁわかってはいましたが、この称名川完全遡行はkamehibaの理解を越えた世界の「沢登り」で
「ちょろっと沢沿い歩いたことある」レベルのkamehibaには「これは沢登りなのか??」と思ってしまうようなお話しでした。
知り合いがこの遡行の成果を「人類初の月面着陸」レベルと表現していました。
クライミングシューズでの遡行とか、濡れた軍手はホールドに最高とか、「絶対に落ちられないところ」という表現が何度でてきたんだろう。
グレードの話になった時に既存のルートといろいろ比較して「10級?」とおっしゃっていました。
驚きすぎて「凄い」と表現するのが陳腐に感じるほど。
そして、大西さんのこれらの遡行に向かう姿勢が非常に自然体なのがとても印象的だった。
「アルパイン」と呼ばれることをかじりだして、あまりの奥の深さに
途方もなく感じたり、「私達のやってるのは『ままごとみたいなものだなぁ』」
などと自虐的に思ったりすることがよくある。
でも、この自分達の山とは次元の違う山をやっている方の話を聞くことによって、「自分達なりに準備して、自分達なりに山と向かい合って、kamehibaの山をやっていけばいいんだなぁ」と思えるようになった。
今年は膝の具合もあって沢歩きはできなかったけど、先シーズンにイハラ先生やガンコさんと沢をご一緒させていただいて沢のいろいろを教えていただいたお蔭で今回のちょっとマニアックなトークショーの内容も楽しむことができた。
感謝。
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