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金華山には天下一の眺望がある。
そこにまた熾烈な戦国の歴史が重なる。斉藤道三が稲葉山城を、織田信長が岐阜城を築いた。
信長が岐阜城と命名し、そこから岐阜の地名が生まれたらしい。
地方を巡業していると、つくづく日本の主要都市はほとんどすべて城下町であることがわかる。
都市は城を基点にして発展してきた。そうでなければ港町である。
今思い出すだけでも北から、弘前、秋田、岩手、仙台、会津若松、水戸、宇都宮、千葉・・・・等、数えあげればきりがない。
もちろん江戸・東京はその典型である。
さて城までのコースは約60分。今ではロープウェイもあるので簡単に登れ る。
途中石垣が何段にも組まれ複雑に入り組んでいて、難攻不落の要塞を思わせるに十分な構造になっている。
そして圧巻はなんと言っても天守閣からの眺望である。眼下には濃尾平野が一望でき、青い帯のごとく悠然と蛇行する長良川と木曽川、白く輝く繁華な岐阜市街、遠くには伊吹山から伊勢の海までもが見える。
晴れた日には木曾御獄山や乗鞍岳まで見えるという。天下人が愛した天下一の眺望である。
岐阜城を初めて真近で見た時の印象は鮮烈であった。
あんなところにまさか・・・・・!という驚きとともに、一目でもぜひ近くで見てみたいという思いに駆られる。
岐阜市街の北東部に屹立し三方を急峻な断崖に守られた日本有数の要害。
そして岐阜を旅するものは誰でも鮮やかに記憶にとどめることになろう。
それが岐阜城なのである。
(岐阜観光協会とはいっさい関わりはありません)
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