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2020年02月14日 11:26昔の山行記録全体に公開

20代の頃の山行記録。備忘録−7(シリーズ最後)

2014年に25年近いブランクを経て本格的に山を再開した。以降、山の記録は備忘録としてヤマレコに残すようにしている。この日記は約35年前の山行メモをもとにした個人的な備忘録であり、特に読んでいただく価値はないので悪しからずご了承願いたい。

1か月ほど前の2019年12月末で仕事を辞めた。1月後半は実家にて過ごし、本箱や本棚、机の引き出しなどの整理を行った。この他に段ボール箱8−9個分の書籍や資料も整理した。言わばちょっと早めの「終活」のようなものである。

その過程で、約35年前の20代後半の山行メモが見つかった。今は名前が消滅した旧都市銀行の小さなメモ用紙が3冊と、A4のコピーである。これらを再び散逸させないために、主な記録を備忘録としてレコの日記に保存しておく。

読み返してみると、これまで足を踏み入れていない山域、登ったことのないピークとして山行記録にも書いていたところが、実は20代に訪れていたという驚きの事実に直面した。最近物忘れがひどくなってきたと実感しているが、認知機能が低下していたのは随分と以前からのようだ。そんな当時の記録をそのままタイプして備忘録としてまとめてみた。

今回はその7。真夏の後立縦走。独身最後の夏。このすぐ後にカミさんとお見合いした。そしてこの山行の後、8月終わりに槍穂に出かけたのが独身最後の山になったと記憶する(これまでの7つの備忘録からすると、その記憶もすこぶる怪しいが・)。

この山行はソロ。覚えているのは、体調がすぐれないのに初日に無理して針ノ木小屋から先へ進み、途中の尾根で黒部湖を眼下に見ながら眠り込み、幻聴を初めて体験したこと、1日目の小屋では夕食が喉を通らず個室に変更してもらったこと、そこの窓からとてもきれいな夕日が見えたこと、縦走途中で女の子二人組に会い、ソーセージの缶詰をもらったこと、鑓温泉小屋で温泉に浸かったこと、くらいだ。

泊まった小屋がどこだったのか、コースの詳細がどうだったのか、さっぱり記憶にない。このコースはぜひとも再訪してもう一度記憶を新たに刻みたいと思っている。

20代の山行メモは他にも見つかったが、断片的なメモであるため備忘録として残すには至らない。このシリーズは今回の7回目を持って終了としたい。きわめて個人的な記録を備忘録として日記に掲載させていただいたことを深謝したい。これでこれらの山行記録は散逸することなく、永遠に残すことができる。レコに感謝感謝である。

<私の登山メモ>
後立山 縦走の旅
1986年7月29日〜8月2日

23:45 名古屋発臨時列車 きそ53号妙高行き
23:15 列車に乗車可。ジャストインだった。それほど混んでいない。
   1人で1ボックス取れた

7月30日 晴れ
03:23 松本着 1時間駅で寝る
04:53 松本発くろよん。混んでいる。座れた
05:32 大町着
06:10 タクシーで扇沢へ。6:30着。すごい快晴、雲一つなし
06:50〜7:04 朝めし

これより登山道に入る
07:45 大沢小屋
09:30 針ノ木沢雪渓 終わり
10:25 針ノ木小屋着。バテた
10:45 小屋発。にぎりめし1個
11:55 針ノ木山頂
   黒部湖の眺めすばらしい。立山、剱も
10:45〜 西側(大糸線側)がガスる(東側の間違い)。立山連峰は雲なし
12:00 針ノ木岳 〜 12:35 スバリ岳
12:45〜14:50 鳴沢岳(後に赤沢岳と判明)
   疲れた。バテた。途中で眠りそうになった。3分歩いて2分休憩。
   標準タイムより20分も遅い。鳴沢前後の登り前で動けなくなった。
   最後の水でコーヒーを沸かしパンをかじった。
   中アの時の残りのコンビーフがコンロの袋の中にあった。助かった。
   ピークを一つ間違えていた。
   40分歩いて小屋に着くと思ったら鳴沢岳だった。
   がっかり
15:42〜15:46 鳴沢岳
16:10 新越小屋着(泊)
   全部で12人(5、7にされる。
   部屋は一杯空いているのにいつものように詰込みだ。
   とにかく今日は疲れた。飯ものどを通らなかった
   早く寝たいので個室に変更。
   明日は4時半頃発として五竜まで頑張ってみよう

   針ノ木 ポカリスエット350円
   新越 ビール700円、小屋代5200円+個室代1000円、水100円

7月31日 いい天気
04:50 新越小屋発 〜 05:25 岩小屋沢岳
05:40〜06:15 朝めし
07:00 種池山荘
07:05〜07:35 爺ヶ岳南峰
   本峰は巻道とした。今日の山行が長いため
07:45〜08:25 冷池山荘
   水がちょうどからになったので補給
08:35〜09:35 布引山。バテた
09:40〜11:00 鹿島槍
   ひどくバテた。水が底をつく。
   途中の雪渓で雪をコッフェル3杯分あつめて水を作る。
   みそしる、コーヒーも沸かす。パンをかじる
11:50 鹿島槍発
   天気が良すぎて真っ赤になった。痛い
12:07 北峰下に雪渓あり
   万年雪とのこと。ここでまた水をつくる
13:45発〜14:50キレット小屋着
   めしは良い。デザートまであり
   水は水筒一杯ある。
   鹿島槍下の雪渓から東京から来た女の子二人と一緒になる(保母さん)
   ソーセージの缶詰をくれた。よほど死にそうな顔をしていたのだろうか?
   一人は両親が現在金華山下に住んでいるとのこと

   明日は行けたら天狗まで行きたいなあ−
   ダメなら唐松か?9時に五竜山荘に着けたらいいなあー

   冷池山荘 水100円、ポカリスエット350円
   キレット小屋 ビール480円、小屋代5300円

8月1日 快晴
   心配した天気も、昨日の雲は夕日が沈む頃に全部消え、今日も快晴
03:50 キレット小屋発
04:30 ほぼ満月が立山に沈む
05:15〜05:45 北尾根の頭(と思う)に着。めしをくうが入らず
07:05〜07:15 五竜頂上着。いいペース
07:40〜07:55 五竜山荘着
09:45〜10:30 唐松山荘着
   めしの残り。ビールを飲んでしまった450円
10:50 唐松山頂
10:50〜11:55 不帰下
11:58〜12:33大下りとっつき
12:59〜13:10 休憩
13:35 天狗上
14:35〜15:00 天狗小屋
   意外と長くつかれた。
   途中女の子にもらったソーセージの缶詰を食べてつないだ。
   小屋の前は大きな雪渓で水は豊富にある。なかなか落ち着いた感じでよい
16:25 鑓温泉着
   結構混んでる。あてられたスペースは涸沢の時と同じくらい。
   ほかの場所で空いているところがあるので、様子を見て移ってしまう!
   (あとで受付に行き報告)
   とにかく今日は疲れた。ちょっと無理をしすぎたみたい。
   天狗の頭までは水をセーブして順調に来た(途中1回飲み水を飲んで休憩)
   後は頂上でいい気になって水を飲みすぎた。
   天狗の小窓まで行くのにものすごく疲れた。
   天狗の小屋はとても静か。前が雪渓で水は使い放題である。
   天狗で泊っても良かったと思う。
   確かに鑓温泉の硫黄泉はなかなか良いが、みんな考えは同じで混んでいる。
   静かな天狗小屋はすばらしい。今度は白馬をやって天狗に泊ろう。
   明日は猿倉まで3時間かかるので朝食抜きで出発。
   白馬の町で朝めしとフラッペを食べよう。土産も一つくらい買おうかな?

   鑓温泉小屋 ビール2本 960円、小屋代4500円(朝抜き)

8月2日
04:50 鑓温泉発
07:20 猿倉着
   ものすごい混雑。さすが白馬の基地
   この時期は白馬に登るべきではない

   猿倉小屋 ビール300円、そば350円

08:05 バス発。白馬駅へ

総括
今回の山旅は久しぶりに単独行であったが、
1日目→バテバテ
2日目→鹿島槍でバテた
3日目→気力充実?とにかく頑張った
相変わらず昼飯が改善されていない。今度からは注意しよう。水の使い方を考えさせられた。

今度から必要なものは
   はちみつ
   ポッカレモン
   水をあと1L余分に!!(場合によって)
   昼飯はコンビーフ等栄養価のあるものを!!

みそ汁は喉が渇くだけであまりよくない。飲んでいるときはおいしいけど・・
雪渓の雪で水を作るのは良いアイデアであった。
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