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先日の写真に比べて、太陽さんがずいぶん右に寄りました。キンと冷えるような空気、静かな冬の山。切り株に腰を下ろして、その静けさに耳を傾けるのが好きです。
東の空高くには、上弦を過ぎた白いお月さん。
❄️
今朝はこの冬いちばんと思われる冷え込みでした。
夜明け、くるまっていた布団ごと、ヒヤリとした冷気に抱っこされた感じがしました。
朝八時に向かいの山から日が差してきて、まだ外気温はマイナス9度。夜明けにはマイナス11度くらいは下がったのではないでしょうか。
日中は日が差せば、零下でも肌に温かみを感じるのですが、一日がおわり太陽さんがストンと落ちると、厳寒の世界に戻ります。
❄️
冬の夜、山の中はとても静かです。
私は西日本に住んでいたことが多かったので、夜、何も音がしないということは少なかったと思います。動物の声、蛙の合唱、十二月まで鳴く虫の音…。
ここでも夏場などは、ムササビや鹿の鳴き声、狐のギャンが聴かれますが、冬の底なしの静けさには........しばらくは、耳鳴りや幻聴がして眠られませんでした。
❄️
でも今は、慣れました。
夜は、星から歌声が降ってくるよう。
音なき音に吸い込まれるように眠りにつきます。