吾妻連峰の家形山と一切経山に登ったときのこと、この2つの山の鞍部にある「五色沼」で、とてもはっきりした「御神渡り」に出合いました。
五色沼は、標高1800メートルほどにある山上の湖。火口湖です。
直径が300mあるかないか。
その表面の氷に、東南東←→西北西の方角にヒビが入り、割れ目が盛り上がって、「御神渡り」が作られていました。
盛り上がった氷の高さは、目検討で、40センチから30センチくらいでした。
風が湖の表面の雪を吹き払って、白と薄青の氷の湖面が、太陽の光を浴び、その氷の湖面に、ひとすじの割れ目が走り、盛り上がる。
見事な景観でした。
吾妻山にで「御神渡り」が見られるなんて知らなかったので、驚きました。
当時は貧乏学生で、カメラは所有しておらず、記録写真は撮れていません。
「御神渡り」といえば、諏訪湖、そして北海道でも見られる現象ですが、山岳地域では、意外にあちこちの場所で、出現しているのかも知れません。
吾妻連峰の五色沼の場合、この時期は人が現場にほとんど入らないので、見た人も少ないのかもしれない。それなら、ますます、まだ知られていない「御神渡り」の沼が存在しているのかもしれません。
参考記録(私のサイト)
http://trace.kinokoyama.net/touhoku/issaikyo1980.4.htm
今度、行きますか
吾妻連峰は、アラゲンさんも、以前からの行動圏内ですね。
雪が安定していれば、高湯から一切経、家形山から、山形県側の滑川温泉へ、日帰りコースで抜けられます。
家形山から山形側に雪庇が出来る時期は、抜けるのは苦労します。
私は、尾根の下降で、雪庇を踏み抜き、小さく滑落したこともありました。
滑川温泉が雪に閉ざされる時期は、高湯側(福島市側)から、ピストンですね。
一帯は、往年のスキーの聖地。
https://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-23105
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