房総・三浦
油殿古墳群(あぶらでんこふんぐん)
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基本情報
場所 | 北緯35度22分23秒, 東経140度17分33秒 |
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山の解説 - [出典:Wikipedia]
油殿古墳群(あぶらでんこふんぐん)は、千葉県長生郡長南町豊原にある古墳。4基が千葉県指定史跡に指定されている。千葉県中部の外房地域、一宮川支流の埴生川中流域北岸の独立丘陵上に営造された古墳群である。前方後円墳2基・円墳2基の古墳4基から構成される。1974-1975年(昭和49-50年)に確認調査が実施されている。
古墳群は北西から南東に1・4・2・3号墳の順で直列して分布する。特に主墳の1号墳は、墳丘長93メートルを測る前方後円墳であり、墳丘裾部の調査で土師器壺(壺形埴輪)が検出されている。2号墳では古墳関連遺物は確認されておらず、3・4号墳は古墳であること自体に疑義も指摘される。
4基のうち唯一様相の判明する1号墳は、古墳時代中期初頭の4世紀末-5世紀初頭頃の築造と推定される。房総半島太平洋側では最大級の古墳であり、先行する南東1.5キロメートルの能満寺古墳(長南町芝原)とともに当該地域の中心的存在であるが、油殿1号墳以降は大型前方後円墳の築造が継続しておらず、当該地域の政治情勢を考察するうえで重要視される古墳になる。
4基の古墳域は1977年(昭和52年)に千葉県指定史跡に指定されている。
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