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ダン・デ・ジュアン(Dent du Geant) / ダン デ ジュアン

最終更新:ベルクハイル
基本情報
標高 4013m
場所 北緯45度51分44秒, 東経06度57分06秒
カシミール3D
ダン・デ・ジュアン(Dent du Geant;4013m)は、フレンチアルプス、モンブラン山群(Mont Blanc Massif )のうちの一峰である。
モンブラン山群のうち、その東部に位置するグランドジョラス(Grandes Jorasses;4208m)から西へと続くロシュフォール山稜(Arete Rochefort)と呼ばれる稜線の西端に位置しており、グランドジョラス山頂から西に約3kmの位置にある。またフランス/イタリアの国境稜線上に位置している。

ダン・デ・ジュアンは少し離れた位置から見ると、一つの巨大な岩峰であるが、細かくは、グラハムピーク(Pointe Graham; 4013 m/最高地点)と、セラピーク(Pointe Sella; 4009 m)の2つの小ピークに分けられている。

ダン・デ・ジュアンは巨大な岩峰であり、モンブラン山群の展望台ともなっているエギーユ・デュ・ミディ(Aiguille de Midi;3848m、麓のシャモニーの街からロープウエーでアクセス可)や、メールドグラス氷河上を渡るロープウエーから見ると、グランドジョラスの手前に位置していて、まじかにその圧倒的な姿を目にすることができる。

 ダン・デ・ジュアン(Dent du Geant)の名前のうち、“Dent”は、フランス語で「歯」を意味するが(英語の”Dental“とは関連語)、アルプスのフランス語圏ではしばしば、大きな岩峰に付けられる名前である(ドイツ語圏でのホルン(horn)に対応する)。
また”Geant”は、英語の“Giant“と同義語で、「巨人」を意味する。
つまりダン・デ・ジュアン(Dent du Geant)とは、日本語に直訳すると「巨人の歯」という意味になる。
実際には「歯」というより巨大な「ケモノの牙」のような姿をした岩峰である


ダン・デ・ジュアンの初登頂は、難峰であるがゆえに、マッターホルンなど、アルプスの主要な山が初登頂された時期(いわゆる「アルプス黄金時代」)でも登頂に至らず、アルプス黄金時代やそれ以降も、多くのクライマーが挑戦した(文献2)。
1982年8月にようやく、W. W. Graham, A. Cupelin(guide), A.Payot(guide) による3人パーティにより、多数のフィックスロープやピトンといった人工登攀式の方法(Artificial Climbing Method)を使いつつ、ようやく初登頂された(文献2)。


ダン・デ・ジュアンの一般的な(・・といっても一般的とは言い難いが、)登攀ルートに関して、(文献1)に基づいて説明する。
フレンチアルプス中央部にあるトリノ小屋(Ref. Torino;3371m、ロープウエーを使ってシャモニーやイタリア側の麓からアクセス容易)からスタートする。
まずはダン・デ・ジュアンの南側の基部まで氷河上を歩く。基部からは本格的な岩場のアルパインクライミングとなり、まずは前衛峰であるセラピーク(Pointe Sella ;4,009 m)に登る(一部 固定ロープやピトンあり)、そこから頂上部をたどって、主峰であるグレアムピーク(Pointe Graham ;4,013 m)に至る。

ルートの難易度は、フレンチグレードで、AD (固定ロープ、ピトンを使用する前提で)。
岩場のピッチグレードは、最大で掘文把螢蹇璽廖▲團肇鵑鮖藩僂垢訌按鵑如法


※ 本稿は、(文献1)「アルプス4000m峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田 訳、山と渓谷社 刊 (1997)、及び ウイキペディア英語版の、" Dent du Geant " (文献2)の項を参照して記載した。

※ ウイキペディア英語版の、ダン・デ・ジュアン(Dent du Geant)の項

https://en.wikipedia.org/wiki/Dent_du_G%C3%A9ant
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