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最終更新:ベルクハイル
基本情報
標高 3104m
場所 北緯46度36分30秒, 東経08度04分43秒
カシミール3D
メッテンベルク(Mattenberg ; 3104m)は、スイス中部、ベルナーオーバーラント(Berner oberland)山群のうちの、一峰である。

ベルナーオーバーラント地域の山岳リゾートとして有名な、グリンデルワルト(Grindelwald)の町の東、約4kmの位置にあり、標高はさほどではないが、グリンデルワルトの街中からも、良く目立つ山である。
山容は、全体的に岩山であり、特にグリンデルワルト側は、氷河で削られた急峻な岩壁となっている(文献1)、(文献2)、(文献3)。
また(文献2)によると、山頂部付近には、いくつかのピークで構成されており、グリンデルワルト側から見える目立つ岩峰は、2924 mの前衛峰である。

メッテンベルクの南西側は、下グリンデルワルト氷河(Unterer Glindelward Glacier)があり、観光名所であったが、20世紀末以降、氷河の融解が進んでいる。その先は、アイガー(Eiger)の東山稜(ヘルンリ稜;Hoelunli Grat)が続いている(文献2)、(文献3)。
メッテンベルクの北東側には、上グリンデルワルト氷河(Oberer Grindelward Glacier)があるが、こちらも、20世紀末以降、氷河の融解が進んでいる。その先には、ヴェッターホルン(Wetterhorn)がそびえている(文献2)、(文献3)。
またこの山の中腹の、フィングスティッグ(Pfingstigg、約1392m)まで、グリンデルワルトからロープウエーがかかっている。以前はここを起点としての、上記の氷河見物のトレッキングコースは、よく使われていた(文献3)。

メッテンベルクの南東側は、グリンデルワルト側からは見えずらいが、大きな岩尾根が続いており、ベルナーオーバーラント地域を代表する4000m峰である、シュレックホルン(Schreckhorn ; 4078m)やラウターアールホルン(Lauteraarhorn ; 4042m) へと岩稜が延びている(文献1)、(文献2)、(文献3)。

地質学的には、メッテンベルクの上部は、「アール地塊」(Aar massivs (独))という地質グループに属し、岩石としては、主に片麻岩(Gneis(独))で形成されている(文献2)。

メッテンベルクへの初登頂については、明確な記録が残っていない。(文献2)によると、1912年に、R. Beck らが、メッテンベルク北尾根ルートを登攀して登頂した際には、すでに頂上には三角点が置いてあった、という。


※ 本稿は、
ウイキペディア(英語版)の、メッテンベルク(Mattenberg)の項(文献1)、
ウイキペディア(ドイツ語版)の、メッテンベルク(Mattenberg)の項(文献2)、
及び、スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)(文献3)、
を参照して記載した。


※ ウイキペディア(英語版)の、メッテンベルク(Mattenberg)の項

 https://en.wikipedia.org/wiki/Mettenberg

※ ウイキペディア(ドイツ語版)の、メッテンベルク(Mattenberg)の項

 https://de.wikipedia.org/wiki/M%C3%A4ttenberg

※ スイスの公的なインターネット地形図(Swiss topo)のサイト

  https://map.geo.admin.ch/
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