ヘリポート(へりぽーと)
最終更新:2014-11-26 21:15 - gutenmrgen
基本情報
山中に設けられたヘリコプター専用の離着陸場
遭難者の搬送、資材の輸送、山小屋への荷揚げ時などに使用される。
遭難者の搬送、資材の輸送、山小屋への荷揚げ時などに使用される。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
ヘリポート()、もしくはヘリ発着場(ヘリはっちゃくじょう)とは、ヘリコプター専用の離着陸場のことである。またその敷地内でヘリコプターが離着陸する場所のみを指す場合はヘリパッド()という。さらに航空法に定めるヘリポートとは異なる消防活動のために高層ビルの屋上に設置されたヘリコプターの離着陸場があり、緊急離着陸場(Hマーク)および緊急救助用スペース(Rマーク)で区別され、火災やテロなどの緊急時にしか使用できない。Hマークは消防・防災ヘリが消火活動や救助活動をするための離着陸施設を指し、Rマークは着陸はせず、ウインチで人員、機材の乗降をする場所を指す。マークは円内にHまたはR(ラペリングのRまたはレスキューのR(諸説あり))の文字が記入される。通常の(飛行機)の離着陸においては、長大な滑走路が整備された飛行場が必要となる。これに対して、ヘリコプターはその垂直離着陸性能を活かし、比較的狭隘な場所においても離着陸が可能である。このヘリコプター専用に整備された離着陸場をヘリポートと呼ぶ。
整備されたヘリポートにおいては、滑走路が非常に小規模で済む以外は通常の空港と同様の航法保安設備および航空機材支援設備が求められる。すなわち、通信設備や気象観測機材、機体格納庫などである。ヘリコプターの離着陸コースの空域確保や駐機施設等も必要である。
簡易的なヘリポートいわゆる飛行場外離着陸場においても、ヘリコプターが離着陸できる十分な強度のある接地面が最低限必要となる。簡易的なヘリポートとして草原・耕地などが用いられることもある。また、ヘリポートとは別に火事や災害時のみにしか利用されない高層ビルの屋上に設置される緊急離着陸場および緊急救助スペースがあるが、繰り返し離着陸が可能なヘリポートとは構造的に大きく異なる。屋上ヘリポートへの繰り返し離着陸を前提とした場合、公共・非公共用ヘリポートの設置基準を準用するのが適当であり、設計にあたっては様々な配慮が必要になる。