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更新日:2017年04月10日 訪問者数:2482
ジャンル共通 技術・知識
【保存版】登山靴のメンテナンス
Yajnavalkya
登山靴【皮・ヌバック・その他共通】のメンテナンス
保存版シリーズ1回目のゴアテックスメンテナンスがおかげさまで好評でしたので、予告どおり、今度は靴を紹介したいと思います。もちろんこれが定説というわけではなく僕が自分でやっているメンテナンスを紹介するので参考程度にしていただけると幸いです。
靴は登山におけるもっとも重要なアイテム
靴は登山におけるもっとも重要なアイテムだと思う。
上る山が雪山なのか夏山なのか。またはハイキングなのかトレイルランなのか、岩登りなのか。
登山にはまると目的によって靴を替えていくと感動するぐらい靴の違いを感じることができる。
しかし、実はそれ以上に感動することがメンテナンスによる効果が思ったよりあることだ
買ったばかりの保温性やグリップ力、撥水効果等はメンテナンスにより、けっこうなところまで復活させることができ、それを体験するとメンテナンスをせずに使い続けることができなくなる
今回はそうした登山靴のメンテナンスについて普段やっていることを書きたい
今回はスポルティバさんのご登場です。
La Spoltiva TRANGO CUBE GTX
イタリアの名門登山靴メーカLa SPOLTIVAが大好きな自分は上記Dannerの死亡を理由に、嫁の怒りをよそに今年にはいって立て続けに2足買ってしまいました。
ひとつは鳴く子もだまる厳冬期用のG2SM。そしてもうひとつがこのビブラムのキューブが貼ってあるTRANGO CUBEです。
春、夏、秋用として上記のDannerの次の相棒として買った靴ですが、G2SMがあまりにもキワモノ品なので山での使用回数はこちらのほうが圧倒的に上です。
ちなみにG2SMはイタリアで半額以下のアウトレット品を買っておりますので日本で買ったTRANGO CUBEとほぼ同じ価格ななので私はそんな金持ちというわけではありませんし、後5年は買わないでしょう。たまたま。。。(汗
ちなみに写真は今年のアメリカNY州の小山でのトレッキング中に休憩したところから。古城のある小島とのツーショット
まずは「簡単に」よごれを落としてあげましょう
あまりごしごししないでね
本格的な洗浄の前にまずは汚れを落としてあげてください。
冬も終わると本当によくよごれます。ポイントとしてはあまりごしごしとブラッシングしないことです。
登山靴に使用されている素材は思ったよりそれほど強くなく、ブラシには実は結構弱いです。得に皮やヌバックの部はブラシではなく手でごしごししてやるぐらいが一番です。
言語道断なのが「中を洗う」です。
決して水を中にいれてじゃぶじゃぶしないでください。
足がくさいのは別の方法で解決しましょう(私はそうしています。
とりあえず見た目にある程度とれたら次の手順に移ります。
縛りから開放してあげましょう。
開放!!縄をほどいてあげて
次に靴紐をすべてはずしましょう。最初にはずしても良いのですが、その場合は靴紐についた泥を簡単に洗いましょう。
洗浄はここからが本番です。
まずは靴紐をはずすところからが重要です
やさしくゴシゴシ洗ってあげてね
登山靴用の洗剤が良いと思います
写真はGEAR AIDですが、別にこれが良いというわけではなく重要なのはGORE-TEX等、靴にあった洗剤を使ったほうが良いということです。
洗剤は使ったほうが良いです。洗剤にもよるでしょうが結構きれいになります。
ここでも強くゴシゴシしちゃだ・め・よ
洗剤は靴につけるのではなく。ブラシに気持ち程度つけることそれをやさしく。ゴシゴシします。強くゴシゴシしてはいけません。
まるで愛する人の背中をゴシゴシするようにしましょう。けっして恨みがある人を想像してはいけません。
それがたとえ旦那や嫁であろうと。。。。(汗
私はもちろん嫁を想像しますが。。。。(なんの話や
でも・・・時には・・ね・強くゴシゴシしたいじゃん
頑固なよごれには消しゴムを使う
やさしくしていただけでは取れない汚れもあります。
そういうのは消しゴムを使います。世の中には靴用の消しゴムも販売されていて、私はそれを使っていますが。よくある白い四角い消しゴムとあまり差はないような気がします。
プラ素材や強いファブリック素材に対しては結構まんべんなくゴシゴシします。でもヌバックや皮には優しくカドケシ程度するぐらいです。粉は後で洗い流すのでそのままかわまず。気になるところをゴシゴシ。
この時点でかなり綺麗になりますが。これは始まり
消しゴムの粉を洗い流します。
1年。20山以上履いた靴とは思えないぐらいペカペカになります。
やってよかったと思う一瞬ですが、これで終わりではなくこれからが始まりです。
いろいろ診てあげましょう
第一にアイゼン装着部分を確認
夏専用でないかぎり、最近の登山靴にはワンタッチアイゼンやセミワンタッチ用のクランポン溝があります。
対応のアイゼン(クランポン)持ってるなら要チェック。結構な率で破損しています。これは修復不可です。実はやろうと思えばできるのですが、命あずけるので致命的なカケがあればその靴は引退間近で、低山のときの相棒か自宅の飾りにしましょう。
冬はけっこう使うのですぐ気づきますがアイゼンせずにはいていると、こういう時にチェックしないとけっこう気づかないもんです。
特に残雪気や冬の始まりは下りや山の上部になって気づくと困りますから。
前後にあるものがワンタッチ。後方だけがセミワンタッチです。
石や枝なんかをほじほじ
次に靴のあらゆるところにはさまっている小石達をほじほじします。
使用するのは竹ぐし。なければ爪楊枝でもOKです。焼き鳥屋さんで飲んだら2・3本持って帰りましょう。(私は買ってますが。。。)
ちなみにソール(靴底)の溝なんかに入った比較的大きな石なんかは割り箸をつかったります。
靴を地面やお互いにパンパンとたたいたりはしないでください。
靴のもっとも重要なお・け・つ ソールの修復
ソール修復剤なるものが存在する
ソールの修復にはソール修復剤を使います。写真はGEAR AID社でアメリカで買ったものですが、セメダインからも出ていたと思います。GEAR AIDなのでモンベルでもあるかもしれません。
正直ソールの修復は私は必ずしなければならないとは思っていません。
しかし、クラックやカケが目立ったり。あまりにも靴底の減りが偏っている場合は修復させます。
この修復剤はソールのカケや減りだけではなくはがれや穴等さまざまなものに対応できます。
山においていったものを修復
靴の減りに関する修復です。
本当はこんな程度の目減りで修復することは私はしませんが今回は新しい靴なもんでスイマセン。
みんなのお気に入り獲得のため、無理やり修復します。
目止めをします。
さっきのかかとからいきなりつま先の写真ですが。(だってあまりにも必要ないんだもん)基本的には同じです。
まず目止めをします。
修復したい範囲に修正剤がもれないようにテープで修復剤を止めることです。
写真は養生テープといわれる引越しやさん等がよく使うガムテープみたいなテープですホームセンターに売ってます。
張りがよくて粘着もそこそこ、そしてふにゃふにゃしないところが気に入ってます。
もりもり盛ります
修復剤をモリモリと盛ります。元の状態であったことを想定しながら盛ります。ツルツルしているのは気にしないでください。2日ぐらい使うとざらざらしてきて1週間ぐらいになると見分けがつきにくくなるぐらいになります。
深い傷の修復
写真はサンプルなので比較的浅いですが、深い傷がある場合は埋めてやります。
カケの修復
カケの修復の場合は写真のようにテープで目止めして修復剤を盛るような感じで塗ります。
今日はここまで!!干してあげよう
500mlペットボトルを利用します。
私は登山靴を干すときは500mlペットボトルに水を満タンに入れてそれをつっこんで干します。
なかなかバランスがとれて良い感じですが、100均等の靴ハンガーでも良いと思います。
3日ぐらい干します。
3日ぐらいは自然乾燥で干します。
ソールの修復をしない場合でも同じように干します。
3日後。。。。
養生テープをはがす
3日後、ソールの修復している場合は、養生テープをはがします。
はがす方向が重要です。養生テープが粘着しているほうを下にしにしてはがしましょう。左の写真で言うと親指側から上に向かってはがす感じです。
反対からはがすと稀に補修剤が引っ張られてはがれてしまうことがあります。
私はあまりしませんが、バリが気になるひとはサンドペーパー等で取ります。カッターやハサミはやめたほうがいいです。
まぁそのままでも履いていると、そのうちなくなりますが。
種類に合わせてね
またしてもGEAR AIDですが宣伝ではなくここで言いたいのが「靴の撥水剤には種類がある」ということです。
主に皮かどうかということで、両方いけるやつもありますが成分がやはり違うので私は使い分けています。
こちらは主に皮以外に使えるもの。
これは断言できませんが、おそらく皮に対しては気を使う必要があるのでしょう。
つま先とかかとを重点的!まんべんなくふきかけます。
つま先とかかと部分を重点的に全体にまんべんなくふきかけます。
その後、5分ほど待ちます。
必ず靴を乾燥させてから行ってください。
5分以上たったらふきふき
撥水剤にもよりますが、5分以上たてば余分な液体は拭いてあげましょう。
さらにこれが完全乾燥するまで1日以上放置します。
1日後。。。さぁお休みも終わり。縛って気を引き締めて山行こう
たまには縛りを変えてもええんでないかい?
靴紐ですが、私は頻繁ではないが、ごくたまに紐を変えます。
左は純正で右が純正よりすこし径が太めで気持ち長いものです。
クランポンがある場合は短いほうが良いといいますが、結局、私の場合ゲイターで隠れるので結びやすさを考えて眺めの太めがお・こ・の・み
以上。靴のメンテナンスでした。
いかがでしたでしょうか?先のゴアテックスのメンテナンスでもそうでしたがこれが全てというわけではなく。臨機応変にやり方を変えています。参考程度にお願いします。
また、評判がよければ次はクランポンかガス機器。もしくは個人で海外から超高い製品の並行輸入方法とそれについての倫理感あたり狙います。
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