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更新日:2017年07月26日 訪問者数:417
クライミング/沢登り 技術・知識
ダブルフィッシャーマンよりコンパクトで強い、クロスベンド(3)理想のつなぎ結び 
makobe
◎ ダブルフィッシャーマンよりコンパクトで強い、クロスベンド(3) 最強のつなぎ結び。
・ ロープスリングを作るための、現在主流のダブルフィッシャーマンより・・・
コンパクトで強く安定していて、結びやすくて間違いも少ない、最強のつなぎ結びです。

( メインロープをつないで延長するときや、
ダブルロープの末端をハーネスに通してから結ぶときなどにも使えます。 )

( 今回考案の、3つのクロスベンドの中で、一番簡単で、強く、ゆるまない・・・理想の結びです。)
・ 最強のつなぎむすび、クロスベンド(3)
( コブも小さく、見た目のバランスもいいかんじです。)
・ 繰り返しの試行錯誤で再現できた、解体写真。
( 上の完成写真と同じアングルでも、違って見えます。)
◎ 結び方です。
・ 解体写真からのむりやり手順なんで、スマートではありません。
( 以下の手順は、わかりやすくする為に、上の解体写真にあわせて、横向きにしていますが、
実際に結ぶ場合は、左手で輪を手前に縦に持って、交差部分を親指でおさえるほうが、
やりやすいかと思います。)
(1)元綱を1回ひねって輪を小指にかける。
・ 片方の末端を、小指で一回りしたあと、上に重ねて持ちます。
(2) 反対側の末端を、輪に通す。
・ 輪に、上から下に差し込み、その後上にかぶせる。
(3) 末端を上から下にまわしてくぐらせる。
(4) 真ん中の三角に、上から差し込んで元に抜ける。
・ これで、完成です。
( 差し込むところを間違わないよう、上の色付けした 解体写真と比較しながら・・・
「上から下」を3回で元に戻る・・・と覚えると、
間違いが少ないです。)
(5) ひきしぼって締め固めて、出来上がり。
・ 末端の出具合を調整しながら、元綱を引いて、
ねじるように少しずつ絞めていくのがコツです。
( 末端が長くなりがちです、
末端をおくりこみつつ、ねじねじしながら元綱をひいていきます。)
・ 完成です。
( 末端は、ロープの太さの数倍でいいです、
ほつれ止めをしっかりして、親指でつまんでしめることができるれば2〜3倍で。)
( 絞め固めたあとは、どこがどうつながっているのか、見た目ではよくわかりません。)
・ 裏側の景色もシンプルで合理的。
( ほどくときは、この裏側の2本の輪を左右に広げた後両手に持って、ねじるように力を加えると、すこしずつゆるんできます。) 
・ 結びの大きさを、ダブルフィッシャーマンと比較。
・ シンプルでコンパクト
( 強度は数値での比較はできませんが、遜色なし。)
( こぶの大きさは、ダブルフィッシャーマンの半分くらいの感じです。)
◎ 最後に・・・
・ 後は、安全性や、結びの強度の検証をしていきたいと思います。

<感想>  強さ:☆☆☆☆☆ 信頼感:☆☆☆☆☆ ( ゆるまない。)
        結びやすさ:☆☆・・・ ほどきやすさ:☆・・・・
        コンパクト:☆☆・・・  
前の2つとくらべて、強固さはそのままに、コンパクトでゆるまない、理想の結びになったと思います。
( 結びやすさは、なれが必要、強さ、コンパクトさ、バランス等も悪くないです。)
( ダブルフィッシャーマンと比較しても、緩まないメリットの発揮できる結びと思っています。
・・・なにより、プルージックやクライムハイストのような、フリクションヒッチのときの使い勝手が向上します。)

・ これまでの3つも含めて、ごらんいただいた皆様ご自身で試していただいて、
この結びの検証をしていただけたらうれしいです。
( 弱い所や不安を感じる点等でもけっこうです。)
<名称を統一してみました>
まぎらわしかった名称を、「クロスベンド」で統一しました。
はじめの2つ(止め結び版)はそれぞれ、クロスベンド(試-1)、クロスベンド(試-2)、
今回の(最強版)を、クロスベンド(3)と表記します。
< 大人の山岳部 ( 東京新聞発行 ) > のクライミングのところで紹介されている、
「 2本のロープをつなぐ場合のロープワーク 」 は、次の3種類。  ( 117ページ )
 (1)ダブルフィッシャーマンズノット。 ( 余長はロープ径の10倍 )
 (2)フミレッシュベンド + ダブルフィッシャーマンズノット。 ( 余長はロープ径の10倍 )
 (3)フラットオーバーハンドノット + 回転防止のシングルオーバーハンド (余長30センチ)

<新・全図解 クライミングテクニック (堤信夫:著 )> では、
メインロープを継ぎ足して連結する場合に、ダブルフィッシャーマンより強くほどけにくくてコンパクトな結びとして、バタフライノットが紹介されています。
( バタフライ: シンプルで強力、使用をかさねていくとゆるむ可能性あり・・・と、解説されています。)

・ 数値は比較できませんが、強くてゆるまない信頼性の高さは体感していただけると思います。
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この記録へのコメント

登録日: 2011/8/25
投稿数: 799
2017/7/1 6:29
 これはすごい!
早速やってみました。

最初、頭の中がこんがらがりましたが、
手順の写真がわかりやすく、意外に簡単にできました。
三角のところに突っ込むのがポイントですね。
コブが小さくコンパクトでいいです〜
愛用させて頂きます
登録日: 2015/8/17
投稿数: 14
2017/7/2 17:50
 Re: これはすごい!
nanfutsu 様 はじめまして。
写真は横で説明していますが、実際に結ぶときは、縦に持ってやっています。
( 早速、感想をいただけてとってもうれしいです、ありがとうございます。)
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