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更新日:2017年07月02日 訪問者数:1702
ジャンル共通 山道具・装備
縦走用大型ザックのカスタマイズ
bok8sora2nar
縦走用の大型ザックにはHaglofsのLEX80を愛用しています。
値段は馬鹿になりませんが、フレーム構造や大型のトップリッド、各所に配置されたコンプレッションなど、機能性、使い勝手はとてもよく考えられているザックです。そしてなにより、、ロゴとストラップ以外がオールブラックで最高にかっこいい・・・(と思っている)。
ですが、致命的な欠点が・・。
すでに2,30日ほど背負って歩いていますが、薄々気付いていました。
おそらく欧米人向けに作られた重厚なパッドが体に合っていない・・。
この異様に盛り上がったヒップハッドが尾てい骨に点当たりし、20?超えの重量を腰で支えようとハーネスを締め付ければ締め付ける程、尾てい骨が一点集中で圧迫されて2泊3日歩き切った後の下山時には腰骨がバラバラになりそうだ、、、と思うほどの疲労が溜まります。
欧米人にはこれが体に合ってるんでしょうか・・。
もう一つ、愛用しているザックはカリマーのクーガー40-55。
こちらはもう驚くほど体にしっくり合います。日帰り〜1泊程度の山行に愛用しています。
こちらのヒップパッドを見ると、綺麗に尾てい骨との干渉が避けられるように薄く柔らかいパッドが配置されています。
本当に疲れを感じさせない良いザックです。
我慢して使い続けてきましたが、先日の南ア聖岳の下山時に強烈な疲労と痛みを感じてしまい、
これはもう何か対策しないとダメだと思い至りました。
背負い心地が何よりも大事と分かっていたのに、、。
最悪、買い替えか、と。
しかしながら機能のみでなく、デザインや色にもどうしても妥協できず、買い替え候補が見つかりません。
そこで思いついたのが、パッド形状のカスタマイズ。
高価なザックにメスを入れるのはとても勇気がいりましたが、幸運にも友人にモノづくりに長けた職人さんがおり、その方に相談しながら思い切ってカスタマイズを敢行しました。

以下、その様子です。
ヒップパッドは伸縮性のある生地の内側におそらく2,3層のウレタンが仕込まれており、まずはそれを取り出す必要があります。上下の縫い目をほどくのはリスクがありそうでしたので、横から開腹してみることにしました。
縫い目をほどいていきます・・・。もう後戻りできません!
もしもパッドが内側の生地に接着剤貼りなどされていたら、簡単に取り出す事もできず、何もせずにまた縫合するだけ、、、なんてことも考えられます。
共縫いされていた補強部を取り外すと、さらに内側がパッドのポケットのように2重縫いされていました。
それをほどくと、、、
やった!
パッドは接着剤貼りされていないようです!
比較的簡単に取り出す事ができました!
パッドは背中側から、柔らかいパッド、少し硬いパッド、硬いパッドと三層構造になってました。
一番背中側の柔らかいパッドを剥がし、少し硬い真ん中のパッドの形状をカスタマイズすることにしました。この真ん中のパッドのみ、最初からテーパー状に加工されていました。1層目、3層目は均一な肉厚の板状のものです。写真(上)はすでに真ん中を縦に削り取った後です。
目指す形状はカリマークーガー!
まずはカッターでざっくりと削っていきます。
高さも半分ほどに削りつつ、尾てい骨との干渉を避けるように加工しました。
合間に何度かザックに戻し、背負い心地を確かめながら削り込んでいきました。
最後はベルトサンダーで表面を滑らかに整え、、、
ザックに戻して縫合!
革細工職人でもある友人サマサマです。

最初と比べると明らかにパッドの高さが減り、また腰に合うようにカーブをもっている事が分かるかと思います。
効果のほどは、、、実際に背負って歩いてみるしかありません。
夏にはまた南ア縦走を計画していますので、そこで検証するのが楽しみです!
が、カスタマイズしたことで、更にこのザックへの愛着が深まったことは言うまでもありません。

ザックが体に合わずに悩んでいる方に少しでも役に立てば幸いです。
では!!
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