<長期ヤマノート連載:「日本の山々の地質」> 「序章」
序章 第1節ー(1) 「はじめに」
ヤマレコユーザの皆さんは、日本の各地の山々に登られていますが、「この山はどういう岩や地質でできているのだろうか?」、「ここの岩場の岩はどういう名前の岩石だろうか?」と
疑問に思われたことはありませんか?
私(ベルクハイル)は、山歩きを始めて約40年、全国各地の山々を登るなかで、その地形や地質、岩石にも興味を持ち出し、最近は専門書や文献を少しづつ読んでいるところです。
さて日本の山々について、地形学の観点、特に氷河期にできた地形(例えば、カール、U字谷)などは、地形学の専門家の方が、いろいろな本ですでに解説されています。
(例:「山の自然学入門、小泉武栄、清水長正 共著、古今書店刊 (1992))
一方、山々を形作っている地質や岩石の種類について、成り立ちも含め、解説した図書は、北アルプスなど、一部地域を除いて、ほとんど見かけたことがありません。
というわけで、アマチュア(素人)である私ではありますが、日本の山々の地質、岩石に関して、いろいろな図書、文献等で調べた結果を、不定期連載の形で、今後、この「ヤマノート」に投稿していこう、と思い立ちました(2020年4月)。
その後、約2年かけ、北は北海道から南は屋久島まで、全国の多くの山々の地質に関する、この連載を作成し、2022年6月に、一応の完結を見ました。
「ヤマレコ」内の「ヤマノート」というサイトの趣旨は、「山に関する知識を共有化する」、ということですので、ヤマレコユーザーの方は、この連載の各項を、ご自由にご覧ください。
また、この連載によって、「山」というものの、新たな魅力を見出していただけると幸いです。
疑問に思われたことはありませんか?
私(ベルクハイル)は、山歩きを始めて約40年、全国各地の山々を登るなかで、その地形や地質、岩石にも興味を持ち出し、最近は専門書や文献を少しづつ読んでいるところです。
さて日本の山々について、地形学の観点、特に氷河期にできた地形(例えば、カール、U字谷)などは、地形学の専門家の方が、いろいろな本ですでに解説されています。
(例:「山の自然学入門、小泉武栄、清水長正 共著、古今書店刊 (1992))
一方、山々を形作っている地質や岩石の種類について、成り立ちも含め、解説した図書は、北アルプスなど、一部地域を除いて、ほとんど見かけたことがありません。
というわけで、アマチュア(素人)である私ではありますが、日本の山々の地質、岩石に関して、いろいろな図書、文献等で調べた結果を、不定期連載の形で、今後、この「ヤマノート」に投稿していこう、と思い立ちました(2020年4月)。
その後、約2年かけ、北は北海道から南は屋久島まで、全国の多くの山々の地質に関する、この連載を作成し、2022年6月に、一応の完結を見ました。
「ヤマレコ」内の「ヤマノート」というサイトの趣旨は、「山に関する知識を共有化する」、ということですので、ヤマレコユーザーの方は、この連載の各項を、ご自由にご覧ください。
また、この連載によって、「山」というものの、新たな魅力を見出していただけると幸いです。
【注釈の項】
注1)「説明対象の山々」に関する方針
・日本にはそれこそ山ほどの山々がありますが、全ての山々の地質を解説するのは到底できませんので、日本百名山クラスの有名な山々(二百名山、三百名山もある程度含んでいます)、標高は低くても都市近郊で登山者の多いであろう山々、及び特徴的な地質体が分布している山地を対象にしました。
・なお、説明対象とした山々、山域は、結果として、私(ベルクハイル)が登ったことのある山や、私にとって馴染みの深い山域に、やや偏ってしまっていますが、悪しからずご了承ください。
注2)「記載内容の正確性」などに関して
・私(ベルクハイル)は、地質学、岩石学、地形学の専門家ではなく、大学などでそれらの専門教育も受けていません。いわば「素人」(しろうと)、良く言っても「アマチュア」、「地質マニア」レベルです。
・そういう背景を元に、この連載は、いわば「中学生の夏休みの自由研究」的な感じで作成したものです。
・その為、記載不十分な点や、間違い、勘違いもあるやもしれませんが、その場合は、遠慮なくご指摘ください。
注3)「火山」の取り扱い方針
・日本の山としては、火山(第四紀火山)もたくさんあり、日本百名山のうち約半分は、火山性の山だと言われています。登山対象となっている火山や、観光地として著名な火山も数多くあります。
・一方で「火山」は、当然ながら大部分が「火山岩」類で構成されており、地質学や岩石学的には、それほど詳しく説明する内容はありません。
・そういう背景から、連載当初は「火山」に関しては簡単な説明に留めていました。
しかし、上記のとおり日本百名山など各地の有名な山は、火山性の山も多いことから、連載途中より方針を変え、火山については、その形成史を中心に説明する方針としました。
・日本にはそれこそ山ほどの山々がありますが、全ての山々の地質を解説するのは到底できませんので、日本百名山クラスの有名な山々(二百名山、三百名山もある程度含んでいます)、標高は低くても都市近郊で登山者の多いであろう山々、及び特徴的な地質体が分布している山地を対象にしました。
・なお、説明対象とした山々、山域は、結果として、私(ベルクハイル)が登ったことのある山や、私にとって馴染みの深い山域に、やや偏ってしまっていますが、悪しからずご了承ください。
注2)「記載内容の正確性」などに関して
・私(ベルクハイル)は、地質学、岩石学、地形学の専門家ではなく、大学などでそれらの専門教育も受けていません。いわば「素人」(しろうと)、良く言っても「アマチュア」、「地質マニア」レベルです。
・そういう背景を元に、この連載は、いわば「中学生の夏休みの自由研究」的な感じで作成したものです。
・その為、記載不十分な点や、間違い、勘違いもあるやもしれませんが、その場合は、遠慮なくご指摘ください。
注3)「火山」の取り扱い方針
・日本の山としては、火山(第四紀火山)もたくさんあり、日本百名山のうち約半分は、火山性の山だと言われています。登山対象となっている火山や、観光地として著名な火山も数多くあります。
・一方で「火山」は、当然ながら大部分が「火山岩」類で構成されており、地質学や岩石学的には、それほど詳しく説明する内容はありません。
・そういう背景から、連載当初は「火山」に関しては簡単な説明に留めていました。
しかし、上記のとおり日本百名山など各地の有名な山は、火山性の山も多いことから、連載途中より方針を変え、火山については、その形成史を中心に説明する方針としました。
序章 第1節−(2)「日本の山々の地質」連載の 「総目次」
この「日本の山々の地質」というヤマノートでの連載は、長期連載になっており、
各山域、地域の各章へたどり着くのに不便かと思われます。
ということで、この「序章ー第1節」において、この連載の各部へのリンクを張って、「総目次」代わりとし、ご覧いただく皆様が、読みたい山域、地域の部、章へと簡単にたどり付けれるよう、ヤマレコ内でのリンクを張ることにしました。
以下は、各部へのリンクです。
「部」は、たとえば「北アルプス」や「北海道の山々」など、各山域、地域をまとめたもので、リンクは各「部」最初の章に取りました。
「部」の下に「章」を設けて、各「章」にて、個々の山々、山地の解説を行っていますが、
各「部」の最初の「章」に、各部内の各章へのリンクを張っています。
少しややこしい構成ですが、ご了承ください。
(使い方 例)
「第2部「北アルプス」の目次」をクリックする。
ー>クリックすると、2−1章が出てくる。
2−1章には、第2部の各章へのリンクが付いている。
ー>(例えば)「2−11章 立山」をクリックする。
ー>「2−11章 立山」の内容が読める。
各山域、地域の各章へたどり着くのに不便かと思われます。
ということで、この「序章ー第1節」において、この連載の各部へのリンクを張って、「総目次」代わりとし、ご覧いただく皆様が、読みたい山域、地域の部、章へと簡単にたどり付けれるよう、ヤマレコ内でのリンクを張ることにしました。
以下は、各部へのリンクです。
「部」は、たとえば「北アルプス」や「北海道の山々」など、各山域、地域をまとめたもので、リンクは各「部」最初の章に取りました。
「部」の下に「章」を設けて、各「章」にて、個々の山々、山地の解説を行っていますが、
各「部」の最初の「章」に、各部内の各章へのリンクを張っています。
少しややこしい構成ですが、ご了承ください。
(使い方 例)
「第2部「北アルプス」の目次」をクリックする。
ー>クリックすると、2−1章が出てくる。
2−1章には、第2部の各章へのリンクが付いている。
ー>(例えば)「2−11章 立山」をクリックする。
ー>「2−11章 立山」の内容が読める。
【以下のリンクは、この連載の各部へのリンクです】
リンク先の、第1部「四国の山々の地質」第1章には、
第1部「四国の山々の地質」の各章へのリンクがあります。
第1部「四国の山々の地質」の各章へのリンクがあります。
リンク先の、第2部「北アルプス」第1章には、
第2部「北アルプス」の各章へのリンクがあります。
第2部「北アルプス」の各章へのリンクがあります。
リンク先の、第3部「中央アルプス」第1章には、
第3部「中央アルプス」の各章へのリンクがあります。
第3部「中央アルプス」の各章へのリンクがあります。
リンク先の、第4部「南アルプス」第1章には、
第4部「南アルプス」の各章へのリンクがあります。
第4部「南アルプス」の各章へのリンクがあります。
リンク先の、第5部「関東西部の山々」第1章には、
第5部「関東西部の山々」の各章へのリンクがあります。
第5部「関東西部の山々」の各章へのリンクがあります。
リンク先の、第6部「関東北部の山々の地質」第1章には、
第6部「関東北部の山々の地質」の各章へのリンクがあります。
第6部「関東北部の山々の地質」の各章へのリンクがあります。
リンク先の、第7部「東北地方の山々の地質」第1章には、
第7部「東北地方の山々の地質」の各章へのリンクがあります。
第7部「東北地方の山々の地質」の各章へのリンクがあります。
リンク先の、第8部「北海道の山々の地質」第1章には、
第8部「北海道の山々の地質」各章へのリンクがあります。
第8部「北海道の山々の地質」各章へのリンクがあります。
リンク先の、第9部「関東、中部地方の火山、その形成史」第1章には、
第9部「関東、中部地方の火山、その形成史」各章へのリンクがあります。
第9部「関東、中部地方の火山、その形成史」各章へのリンクがあります。
リンク先の、第10部「近畿地方の山々の地質」の第1章には、
第10部「近畿地方の山々の地質」各章へのリンクがあります。
第10部「近畿地方の山々の地質」各章へのリンクがあります。
リンク先の、第11部「中国山地の山々の地質」第1章には、
第11部「中国山地の山々の地質」各章へのリンクがあります。
第11部「中国山地の山々の地質」各章へのリンクがあります。
リンク先の、第12部「九州地方の山々の地質」第1章には、
第12部「九州地方の山々の地質」各章へのリンクがあります。
第12部「九州地方の山々の地質」各章へのリンクがあります。
【序章の部、各節へのリンク】
この「序章」と称するセクションには、いくつかの節に分けて、この連載に関わる色んなことをまとめて記載しています。
それらの各節へのリンクを以下に添付しています。必要に応じてご利用ください。
それらの各節へのリンクを以下に添付しています。必要に応じてご利用ください。
この序章ー第2節では、この「日本の山々の地質」作成に関して参考にした主な図書、ネットデータ類を紹介しています。
但し、この連載の各部、各章で参考にした全ての文献は、この第2節には記載していません。
それらは、各章ごとに、その章で参照した図書、文献類を、(参考文献)として記載しています。詳細はそちらをご覧ください。
但し、この連載の各部、各章で参考にした全ての文献は、この第2節には記載していません。
それらは、各章ごとに、その章で参照した図書、文献類を、(参考文献)として記載しています。詳細はそちらをご覧ください。
※ この第3節は、残すのなら、内容を全面的に見直し、より詳しく、正確に書き直す必要あり
(現在は、「下書き」状態)
・削除するのでも良い
(現在は、「下書き」状態)
・削除するのでも良い
※ この第4節は、とりあえず、次の4−(2)と合体させた。
内容を見直し、より詳しく、かつ正確に書き直す必要あり。(現在は「下書き」状態)
(そもそも、この節が必要かどうか、という問題もあるが、閲覧者が4000人ほどあるので、残すべきか?)
内容を見直し、より詳しく、かつ正確に書き直す必要あり。(現在は「下書き」状態)
(そもそも、この節が必要かどうか、という問題もあるが、閲覧者が4000人ほどあるので、残すべきか?)
※ この「序章ー第5節」も、全面的に見直して書き直した方が良い。
(「下書き」状態にしている)
(「下書き」状態にしている)
※ このリンク先は元々、序章4−(2)「日本列島の地質概要」(2)であったが、序章ー第4節に統合した。 ので現在は空っぽになっている(「下書き状態」)。
このリンク先は削除するか、あるいは山々毎の索引のサイトとするか、
このリンク先は削除するか、あるいは山々毎の索引のサイトとするか、
書記事項
・初版リリース;本連載を始めるにあたっての「序文」的な意味合いで、こお「序章ー1」を作成した(2020年4月)
△改訂1;この「日本の山々の地質」連載における火山の取り扱い方針を変更したことから、それに関連し、文章の修正を行った(2021年9月)。
△改訂2;「日本の山々の地質」連載の、「総目次」の項を新規作成し、完成した各部ごとに、リンクを付けた。(2022年6月までに順次、リンクを追加)
△改訂3;
・「序章」の構成を全体的に見直すこととした。
その関連でこの「序章ー第1節」の文章を、加筆修正した。
(項目名称も、「序章ー1」から「序章ー第1節」に変更)
・「序章」内の各節へのリンクを追記した。
・この「書記事項」の項を新設した。(2023年12月28日)
△最新改訂年月日;2023年12月28日
△改訂1;この「日本の山々の地質」連載における火山の取り扱い方針を変更したことから、それに関連し、文章の修正を行った(2021年9月)。
△改訂2;「日本の山々の地質」連載の、「総目次」の項を新規作成し、完成した各部ごとに、リンクを付けた。(2022年6月までに順次、リンクを追加)
△改訂3;
・「序章」の構成を全体的に見直すこととした。
その関連でこの「序章ー第1節」の文章を、加筆修正した。
(項目名称も、「序章ー1」から「序章ー第1節」に変更)
・「序章」内の各節へのリンクを追記した。
・この「書記事項」の項を新設した。(2023年12月28日)
△最新改訂年月日;2023年12月28日
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※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。
ぜひご協力ください!
初めまして。ヤマレコは登録はだいぶ前ながらほとんど利用していなかったのですが、ふとしたきっかけでまず最新記事が目に留まりました。
大学山岳部だった父の影響で、だいぶとうが経ってから本格的に山登りを始めたのですが、ずっと岩について興味がありました。が、専門書を読もうとしても難しすぎてすぐ挫折していましたので、この長大なシリーズの、しかも専門家目線でない読み物があることを知って狂喜しております。こういうものが読みたかったのです。
本当にありがとうございます。
この後たのしみに拝読させていただきたいと思います。途上、なにか質問させていただきたいこともあるかもしれませんがどうぞよろしくお願いします。
遭難された記事も拝見し、大変心に響きました。気を付けてはいますが、改めて気持ちが引き締まりました。
peaks100
この拙い連載を歓迎していただいて、こちらこそ、ありがとうございます。
このようなコメントを頂けると、私も書きがいがあります。
私は雑学いろいろ興味があり、山に関連しては野鳥や花にも興味がありますが、
それらは、市販のガイドブックが沢山あります。
一方で、山の地質や岩石について書いた気軽に読める本はほとんどありません。
以前からそういうものを読みたいと思ってましたが、定年退職で時間ができたことで、
自分自身が、自分の読みたかったものを書くことになりました(笑)。
本連載は、いわば中学生の「夏休みの自由研究」みたいなもので、
専門書やら論文を元ネタとして、それらを解りやすくまとめたような感じです。
これからも愛読して頂けると幸いです。
また質問についても、気兼ねなく連絡ください。
私の解る範囲でお答えしたいと思います。
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