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更新日:2024年01月03日 訪問者数:963
ジャンル共通 技術・知識
日本の山々の地質;序章−第2節 主な参考図書、ネットデータ類について
ベルクハイル
産総研「シームレス地質図v2」
産総研「シームレス地質図v2」の画面を、スクリーンショットにより添付
産総研「シームレス地質図v2」のうち、槍穂高連峰の地質図
産総研「シームレス地質図v2」のうち、槍穂高連峰付近と、その地質説明のポップアップを、使用例として、スクリーンショットにより添付
1)参考とした図書、ネットデータの、記載方針
本連載を書くにあたって、参考とした図書、インターネット上のデータ類の記載方針

本連載記事では、産業技術総合研究所 地質調査総合センター(以下「産総研」と略す)が作成しインターネット上に公開している、「シームレス地質図v2」を始めとして、
各種図書、論文、ネット上の情報など、多数、参照しました。

参照した情報は非常に多いので、それらは、個々の章ごとに、(参考文献)という項を作り、
その章で参考にした、あるいは引用した図書、論文、ネット上の情報などを記載しています。

そこで、この「序章ー第2節」では、引用、参照した資料、情報のうち、連載全体に共通するもの、および、皆さまに参考になる様なものを、まとめてみました。
      
2)参照した産総研の「地質図」について
 この連載を書くにあたって、最も基本となる情報源として、インターネット上に無料公開されている、「国立研究開発法人 産業技術総合研究所   地質調査総合センター」作成の、「シームレス地質図v2」を、大いに参照しました。
 
 また、説明用に、この「シームレス地質図v2」を元に、地質説明などを書き加えたものを作成し(改変し)、本連載の各章ごとに、貼り付けて使用しています。

 その地質図データについては、この連載において最も重要であることと、
「引用元を明記したうえで自由利用可能」、という利用ポリシーがありますので、
以下に明記します。

また、本連載では、略称として ” 産総研「シームレス地質図v2」” と記載しますが、
実際は以下のネットデータのことを意味します。

 なお、この連載の各項では、いちいち、(参考文献)の項に、この「産総研「シームレス地質図v2」を記載していませんが、実際は、ほとんどの項で、参照しています。
 
            記

※ 本連載において参考、引用した地質図データの明記

 ・作成、管理、著作権者;
  「国立研究開発法人 産業技術総合研究所   地質調査総合センター」
 ・ソース名;
    「地質図表示システム 地質図navi」の中で、
      「シームレス地質図 v2」v1.1.0
         そのうち、主に、「20万分の1 地質図版」(シームレス版)

       一部は「5万分の1 地質図版」(シームレスではない版)
          ※ 作成年が古いものが多いこと、
            内容が「シームレス地質図」版と合してないところもあること、
            全国全てを網羅できてないので、これらは部分的に参照。

  ・ソースのネット上のURL
    「産総研 地質調査総合センター 地質図表示システム 地質図navi」のURL
 
     https://gbank.gsj.jp/geonavi/

   (参考)「産総研地質調査総合センターウェブサイト利用規約」のURL

     https://www.gsj.jp/license/license.html
(参考)「産総研地質調査総合センターウェブサイト利用規約」の一部抜粋
「産総研地質調査総合センターの研究成果情報の利用について」
                    最新版改訂年月日;2016年12月5日

1. 産総研地質調査総合センターウェブサイト利用規約(抜粋)
 当ウェブサイトで提供している情報(以下「コンテンツ」といいます。)は、別の利用ルールが適用されるコンテンツを除き、どなたでも 〜(中略)〜 複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案等、自由に利用できます。商用利用も可能です。
 また、数値データ、簡単な表・グラフ等は著作権の対象ではありませんので、これらについては本利用ルールの適用はなく、自由に利用できます。

コンテンツ利用に当たっては、本利用ルールに同意したものとみなします。

 1) 出典の記載について(抜粋)
  ア )コンテンツを利用する際は出典を記載してください
  イ )コンテンツを編集・加工等して利用する場合は、上記出典表記とは別に、
    編集・加工等を行ったことを記載してください。

   (後略)
3) 主な参考図書、ネットデータについて
・この連載全般で、参考にした図書、ネットデータについて、まとめます。
・また読者の皆さんの参考となるような、主な専門書や、ネット上の有用なサイトなども、
 以下にまとめました。
(個々の章で参照した参考文献は、個々の章ごとに明記しているので、ここでは略します)


1)日本の「地質」に関する専門書(主に参照した)
  ・ 日本地質学会 編
    「日本地方地質誌」シリーズ、 朝倉書店刊 
       の、各巻(全8巻) (2001年〜2016年 刊行)
  ※ ・この専門書は、北海道から沖縄まで、全国各地の地質について、各地方ごとの分冊
     として、網羅的にまとめたもの。(全 8巻)
    ・リファレンスも充実しており、非常に参考になる。
    ・ただし、1冊で 約2.5万〜3万円、と非常に高価なのが難点。
   

2)日本の「地形」に関する専門書(主に参照した)
   ・ 「日本の地形」シリーズ、 東京大学出版会 刊
      の各巻(全7巻)  (1995〜2001年 刊行)
  ※ ・この専門書は、北海道から沖縄まで、全国各地の地形について、各地方ごとの
     分冊として、網羅的にまとめたもの。
    ・また、地形だけでなく、地質、火山形成史などの説明もある。
    ・価格は、1冊 約8000円程度で、専門書としてはリーズナブル。
    ・第1巻「総説」で全国の地形についてある程度解説し、2巻以降で各地方の
     地形を詳しく解説する、という編集方針のため、記載内容のまとまりが良い。

3)岩石、鉱物図鑑   
   西本 昌司 著 
     「観察を楽しむ 特徴がわかる 岩石図鑑」
        ナツメ社 刊 (2020)
    ※ 比較的最近の岩石図鑑、説明は解りやすく、写真が多いのも良い。
       価格も安価(税抜き 1600円)。
       この連載では、岩石名称、鉱物名称などは、主にこの図鑑を参照した。

4)事典
   地学団体研究会 編
      「新編 地学事典」 平凡社 刊 (1996)
   ※ 「地学事典」という名称だが、実際は「地質学」、「地球科学」の「事典」。
       「地形」に関しても多少は説明がある。
     ・ 刊行年が古いため、説明内容が古かったり
       最近よく使われる用語が記載されていないこともある。
     ・ 価格が 24000円(税抜き)なので、個人が気軽に購入しずらいのも難点。 

4)地質学、地球科学の書籍
  ※ この連載をするにあたって、30冊以上の専門書、論文集を読み、参考にした。
    これらのうち、おすすめの書籍としては、以下のものが挙げられます。

   (a) 大谷、長谷川、花輪 編
       「現代地球科学入門シリーズ」 共立出版 刊
       のうち、第16巻「岩石学」(榎並 著)・・(火成岩、変成岩に詳しい)
           第17巻「火山学」 (吉田、西村、中村 著) 
       ・大学、大学院レベルの専門書。物理化学、無機化学の基本を
      理解していないと難しい部分もあるが、
      専門書としては、このシリーズが最も有用。

    (b) 小泉 著
      「日本の山ができるまで」 エイアンドエフ社 刊(2020)
      ※ この「ヤマノート」上で私が書いた内容と同じ趣旨で書かれた書籍。
       一般の人向け教養書で、読みやすく、参考になる。
        価格も2400円と安価。
       著者の小泉武栄先生は、地形学の専門家ですが、地質関係にも詳しい先生。

    (c)原山、山本 共著
       「超火山 槍・穂高」 山と渓谷社 刊(2003)
       日本の山々の地質のうち、「北アルプス」の山々について
       わかりやすく解説された良書。 価格も1500円と安価。
       著者のうち原山智先生は、(元)信州大学の教授で、
       文章は軽いノリで書かれているが、記載内容自体はしっかりしている。

5)学術論文
   ・日本の地質に関する論文は、例えば「地質学雑誌」など、日本語で書かれており、
    1990年代以降の論文はインターネット上で無料公開されているものが多いので、
    インターネット検索により入手し、参考にした。
   ・リンクが貼れるものは、各章の(参考文献)の項に、リンクを貼った。
   ・日本の地質、日本周辺の地質などに関する文献でも、英語文献は、有料サイト
    にしかないものが多いので、十分に読めていない。

6)ウイキペディア
   ・ウイキペディアは非常によく利用した。
   ・ウイキペディア日本語版のほか、一部は英語版も参照した。
   ・ウイキペディアのようなネット情報は、不定期に内容が修正されるため、
    各章の(参考文献)の項に、その閲覧日を明記した。

7)その他のインターネットサイト
   色々と検索して参考にした。
  ※ 有用なものとしては、以下のものが挙げられる。

  (a) 産総研のサイトのうち、「地質で語る百名山」
     https://www.gsj.jp/Muse/100mt/index.html

    この「ヤマノート」連載と同じような趣旨で作成されたもの。
    残念ながら、百名山全ては網羅されてなく、2023年末現在で、16の山だけ。
    
  (b) 産総研のサイトのうち、「5万分の1 地質図版 説明書」

    https://www.gsj.jp/Map/JP/geology4-7.html#07064

   全国全ては網羅できていないが、「説明書」というよりも、
   各地域の地質調査報告を長大な論文形式で作成されたもの。
   各地域の地質、地質構造の細かい点は、これらが非常に参考になった。

 (c)気象庁のサイトのうち、「日本活火山総覧(第4版)」
    https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/souran/menu_jma_hp.html

  日本全国の火山のうち、「活火山」として気象庁が認定している山について、
  その形成史などが解説されている。
   
   
【書記事項】
・初版リリース;(2020年4月)
  「日本の山々の地質」連載の当初は、参考文献を全て一つの項にまとめるつもりで、
  この「序章ー第2節」を作成した。
  しかし、各章を作成していく過程で、参考文献は各章ごとに記載する方針に変更した。

△改訂1;産総研「シームレス地質図v2」の引用、利用に関し、産総研の引用ポリシーに従い、
  引用、利用していることを、ここで明記した。(2020年4月)

△改訂2;(2024年1月3日)
 ・「序章」の全面的な見直しに伴い、内容を見直して全面的に文章を加筆修正した。
 ・産総研「シームレス地質図v2」利用に関連し、関連項目へのリンクを付けた。
 ・「序章ー第1節」へのリンクを付けた。
 ・この「書記事項」の項を作成、記載した。

△最新改訂年月日;2024年1月3日
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