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更新日:2020年03月22日 訪問者数:272
ジャンル共通 技術・知識
日本の山々の地質について;序章−3 地質、岩石の大まかな分類について
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日本の山々の地質について;序章−3 地質、岩石の大まかな分類について
序章−3 地質、岩石の大まかな分類について

 日本列島は、古生代末ころ(約3億年前)から、プレートの沈み込み帯の近くで、徐々に形成されたと考えられており、プレートテクトニクス的には「変動帯」の一部です。
 そのため、古生代から現代まで、ずっと日本列島は、各種の地殻変動の場であり、種々雑多な地質、岩石が、複雑に分布しています。

 まず、日本列島を構成している地質、岩石を、理解を簡単にするため、大まかに分けてみます。
分類方法はテキストによっていろいろですが、本連載では大きく以下の5つの大区分に分類しておきます。
 なお、「火山性岩石」と、「深成岩」を合わせて、「火成岩」とも呼びます。
また「超苦鉄質岩」は、テキストによっては火成岩のグループに含む場合もあります。


1.堆積岩;主に、海の中で堆積したものが、固まってできた岩(例;泥岩、砂岩、礫岩、石灰岩など)。また、浅い海、湖、沼地状の場所で堆積した堆積岩も日本列島の一部にはあり、それらには恐竜などの生物化石が含まれている場合があります。

2.火山性岩石;火山(陸上の火山、あるいは海底火山)で噴火して出てきた噴出物が固まってできた岩石。噴出形式で分けると、溶岩、火砕流堆積物、凝灰岩(凝灰岩は火山灰が固まったものですが、堆積岩の一種とみなすこともできます)、MORBなど。一方、岩石中の鉱物、元素の割合で分類すると、安山岩、デイサイト、玄武岩など。

3.深成岩;地下のマグマが、地上に噴出しないまま、地中で冷えて固まったもの(例;花崗岩、閃緑岩);日本列島では、花崗岩質の深成岩が、かなり多く地表に露出しています。

4.変成岩;上記 1、2、3のいずれかを源岩とし、その後に高圧や高温、(あるいは両方)の作用により、岩石中の鉱物組成が変化した岩石(例;結晶片岩、片麻岩、ホルンフェルスなど)

5.超苦鉄質岩;マントル由来と考えられている岩石で、マグネシウム、鉄の含有量が多いことを特徴とする岩石です(例;蛇紋岩、かんらん岩)。超塩基性岩とも言います。日本列島では分布は局在的です。

 (この項の、主な、参照・参考図書)
1)「薄片で良く分かる岩石図鑑」、チームG 編、誠文堂新光社 刊(2014)
2)新地学教育講座4「岩石」 船橋三男 監修、東海大学出版会 刊(1976)
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