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更新日:2020年03月22日 訪問者数:175
ジャンル共通 技術・知識
日本の山々の地質について;序章−4 日本列島の地質概要(1)
bergheil
序章4. 日本列島の地質概要

日本列島全体の地質図を見ると、堆積岩、火山岩、深成岩、変成岩が複雑に分布しています。
が、これらの地質、岩石は、1990年代以降に日本でも本格的に発展した、プレートテクトニクス理論にて、かなり、その成因が説明できます。ここでは、日本列島の地質の概要をプレート理論に基づいて、説明します。

(4−1)過去のプレート運動とグローバルな古地理
プレートテクトニクス(以下、「プレート理論」と略します)によると、地球表面の過去は、陸地型プレート(大陸、地塊)が集合して超大陸を形成した時代と、それが分裂して各大陸や中小地塊に分かれた時代とが繰り返されています。この繰り返しを「ウィルソンサイクル」といいます。
 直近の超大陸は、古生代末(ぺルム紀;3.0憶年前〜2.5憶年前)に形成され、「パンゲア」という名前がついています。そのもう一つ前の超大陸は、古生代初期(約6.0〜5.5憶年)に形成され「ゴンドワナ」という名前がついています。
ぺルム紀の海陸構成は、縦に置いたクロワッサン状の形をした超大陸「パンゲア」と、超大洋「パンサラッサ海」、それとパンゲア超大陸の東側に「テーチス海」がある、という海陸の構成をしていました。
 それ以外に、テーチス海とパンサラッサ海との間に、いくつかの地塊が、南から北へと移動していました。その地塊のうち、日本列島と関係があるのは、現在の中国(国)の北半分と朝鮮半島を含む「中朝地塊」、および、現在の中国(国)の南半分に当たる「揚子(ヤンツー)地塊」です。
※ 文章では表現が難しいので、参考図書に乗っている図を見てください。



(4−2)日本列島の土台を構成する地質の生成場所
  日本列島の土台を形成する地質、岩石の大部分は、上記の中朝地塊の東側、もしくは揚子(ヤンツー)地塊の東側の、海洋プレート沈み込み帯で、ペルム紀以降、徐々に形成されてきたと考えられています。
  ただし、飛騨帯(現在の、能登半島を含む石川県、富山県の大部分、岐阜県飛騨地方の一部)は、海洋プレート沈み込み以前から、中朝地塊の一部であったと考えられています。
  それ以外に、異地性の地層、岩石、地塊(プレート沈み込み帯とは異なる場所で生成し、その後、日本列島に組み込まれた地層、岩石)が、日本列島には点在しています。例えば、伊豆半島、北上山地の南半分(南部北上帯)、などです。

(4章 続く)
日本の山々の地質について;序章−4 日本列島の地質概要(1)
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