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更新日:2013年08月20日 訪問者数:8993
登山・ハイキング 技術・知識
救急セットに何を入れるか
bmwr1200rs
救急セットに入れておくもの候補
救急セットは登山の重要装備のひとつですが、
いざケガをしたときに必要な道具がなかったりして困ったことがあります。

そこで
これまで自分が経験したケガを踏まえて
救急セットに入れておきたい道具をピックアップしてみます。

ちなみに、これが私の救急セットの画像です

対象行動は夏・冬の単独行
単独BCスキー
です。
これらのセットのなかで、誰でも装備しているもの以外に
意外と使うことが多い道具をいくつか解説します。
1.手鏡
特に単独行の場合、これが最高に重要アイテムだと思います。
例えば落石が額などに当たって出血した場合、鏡がないと傷の確認ができません。
私は以前BCスキーで顔に裂傷を負ったとき、血がぼたぼたたれているのに
状態が確認できなくて、そっちの方が不安になったことがあります。
2.三角巾
これは装備している方も多いと思いますが、
山での転倒による骨折、脱臼は多いですよね。
意外と上半身、特に肩付近のケガが多いです。
肩をけがした状態で、腕をブラブラさせて歩くのは地獄です。

これは、娘がスキーで上腕骨を負ったときに使いました。

また、氷で足を滑らせて鎖骨を折った同行者の応急処置をする際に
これが装備に入ってなくて難儀した経験があります。

ちなみに、私はこれに加えて、空気で膨らますエアーギプスと
サムスプリントという添え木を通常山行とスキーとで
用途に応じて持って行きます。

ちなみにパッキングのコツは、三角巾は初めから体に合わせて縛っておいてから持って行くことです。
いざ現場で使う時はケガをしている状態ですから微調整などできませんから。
3.とげぬき
まあ、意外に必要な道具というくくりなので

これはビクトリノックスに装備されているので救急セットの入れておかなくても良いのですが。
行動にあまり影響はありませんが、とげが刺さっていると気分的にヤな感じですね。
代用できる道具があまりないし、軽い道具なので入れています。
4.靴擦れパッチ
これは皮膚の質にもよりますので一概に言えないのですが、
私はけっこう靴擦れしやすいので、持って行きます。
私は、親指の平が靴擦れするという変な歩き方をするらしく
使うことが多いです。

予防措置としては、スプレー式の靴擦れ防止フォームは効果があります。
自宅を出る前に塗っておくだけでもOKです。
5.虫刺され関係
○かゆみ止め薬
痒いのは大嫌いです。私はクリームが嫌いなので、ムヒのような液体のものを使うこともあります

○ポイズン・リムーバー
これ、10年以上使ったことありません。でもなぜかセットの中に入ってます。

○虫よけ
基本的に使っていませんが、ハッカなどが良いようです。
最後に
山での危険は千差万別。
それに対応するための道具もまた人それぞれだと思います。
私の救急セットのチョイスの基準は

「ケガをしても独力で帰還できること」
です。

皆さんそれぞれ様々な装備を工夫していると思いますが、
少しでも参考になれば幸いです。
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