記録ID: 1015596
全員に公開
沢登り
丹沢
日程 | 2016年11月26日(土) [日帰り] |
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メンバー |
|
天候 | 曇り時々晴れ |
アクセス |
利用交通機関
谷太郎川林道終点駐車場
車・バイク
・7〜8台駐車可 ・トイレは谷太郎川林道に入って少しで2ヶ所、または清川村役場前の道の駅清川 ・登山計画書は神奈川県警察HPからweb提出 ・当日の林道上の積雪はなし
経路を調べる(Google Transit)
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地図/標高グラフ


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コース状況/ 危険箇所等 | ■大小屋ノ沢 谷太郎川林道終点駐車場の対岸で谷太郎川に水量比3:1で合わさる支流で この水系では鳥屋待沢の次に遡行されている準メジャー沢。 しばらくは平凡だが、中盤から10m近い滝が4つほど点在する。 詰めはどこも急になるため最後まで行かず適当なところから尾根に上がった 方がよいでしょう。 遡行グレード:1級上 下降は詰める場所にもよるが、右岸の境界尾根(バリエーション尾根)へ 上がるなら、一般的には尾根を三峰山方向に更に上がり、不動尻へ下りる 一般登山道を使う。 読図力があるなら境界尾根をそのまま東方向へ下ると谷太郎川林道終点駐車場 へダイレクトに下降できる。 |
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過去天気図(気象庁) |
2016年11月の天気図 [pdf] |
写真
撮影機材:
感想/記録
by kamog
まったくぅ11月にこんな積雪なんて想定外。
昨日一日でどれだけ融雪するか山を見ながら決行連絡。
ま、それでも沢中や尾根はある程度ラッセルを覚悟しなければならないか。
最も危惧していたことが谷太郎川林道の積雪であったが
こちらは稀有に終わったので安堵。
ただ沢中のラッセルは無雪時よりも時間が架かってしまう。
安全下山時刻から逆算しルートを決めていくことが
リーダーに求められるのだ。
しかもメンバー全員の主体性を発揮させ、コンセンサスを得ていくために
どんな会話術をすればよいのか。
人間性がもろに出る山の中では、会社よりもそれが求められる。
しくじれば、その先に待っているのは遭難。
そんな面倒くさいことが嫌で単独登山を行うと
相互リスク管理力も客観的判断力も激減して
パーティ登山よりも遥かに遭難してしまう確率が増える。
すなわち単独登山は自分の中に複数の自分を創り出し
行動判断を対話によってリスク管理する変な意味、多重人格的な思考が求められる。
そうすることで冷静な客観的判断ができる。
もちろん読図(ナビゲーション)能力、歩行および登攀技術、装備前提である
ことは言うまでもない。
登山中、受講者さんたちにはコミュニケーションと情報共有の重要性を
僕は何度も言う。
たとえベテランと組んだ初心者でも「おかしい」と思ったら
間違ってもよいから口に出しなさい、と言う。
そのような習慣こそ登山に一番大事な「主体性」が生まれるから。
逆にベテランやリーダーはメンバーに「どうすれば主体性を持ってもらえるか」
を常に考え、会話の方法や目線を工夫しなければならないと思う。
会社でいえば管理職能力だ。
何も山に来てまでそんなことよいじゃないか、と時々耳にする。
しかし、リスクの高い山でこそ、それらを無視すれば
待っているのは遭難だと、過去自分の周りで起こった悲しい事実を鑑み
切に感じているのです。
昨日一日でどれだけ融雪するか山を見ながら決行連絡。
ま、それでも沢中や尾根はある程度ラッセルを覚悟しなければならないか。
最も危惧していたことが谷太郎川林道の積雪であったが
こちらは稀有に終わったので安堵。
ただ沢中のラッセルは無雪時よりも時間が架かってしまう。
安全下山時刻から逆算しルートを決めていくことが
リーダーに求められるのだ。
しかもメンバー全員の主体性を発揮させ、コンセンサスを得ていくために
どんな会話術をすればよいのか。
人間性がもろに出る山の中では、会社よりもそれが求められる。
しくじれば、その先に待っているのは遭難。
そんな面倒くさいことが嫌で単独登山を行うと
相互リスク管理力も客観的判断力も激減して
パーティ登山よりも遥かに遭難してしまう確率が増える。
すなわち単独登山は自分の中に複数の自分を創り出し
行動判断を対話によってリスク管理する変な意味、多重人格的な思考が求められる。
そうすることで冷静な客観的判断ができる。
もちろん読図(ナビゲーション)能力、歩行および登攀技術、装備前提である
ことは言うまでもない。
登山中、受講者さんたちにはコミュニケーションと情報共有の重要性を
僕は何度も言う。
たとえベテランと組んだ初心者でも「おかしい」と思ったら
間違ってもよいから口に出しなさい、と言う。
そのような習慣こそ登山に一番大事な「主体性」が生まれるから。
逆にベテランやリーダーはメンバーに「どうすれば主体性を持ってもらえるか」
を常に考え、会話の方法や目線を工夫しなければならないと思う。
会社でいえば管理職能力だ。
何も山に来てまでそんなことよいじゃないか、と時々耳にする。
しかし、リスクの高い山でこそ、それらを無視すれば
待っているのは遭難だと、過去自分の周りで起こった悲しい事実を鑑み
切に感じているのです。
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この記録へのコメント
投稿数: 1582
昔、所属していた山岳会の会長からも良く言われたことでした。
「金魚のフン山行はダメだ」
「連れて行ってもらって、その山(沢)に行けたと思うな」
と。
単独行の時に「多重人格的な思考が求められる」というくだりは、なるほどと感心しました。何となく分かる気がします。
投稿数: 568