大峯山 小池宿、前鬼裏行場

2016年12月08日(木) 〜 2016年12月11日(日)

• GPS: 80:00
• 距離: 27.6km
• 登り: 1,666m
• 下り: 1,666m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:23
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:23

18:07 池原バス停
18:30 下北山村スポーツ公園キャンプ場

2日目

• 山行: 5:32
• 休憩: 2:38
• 合計: 8:10

6:50 下北山村スポーツ公園キャンプ場
7:10 7:26 池原バス停
7:34 7:39 前鬼口
9:20 9:30 滝見台
11:00 13:00 前鬼小仲坊
14:26 14:33 トチノキ巨樹群
15:00 前鬼小仲坊

3日目

• 山行: 3:17
• 休憩: 0:23
• 合計: 3:40

7:10 前鬼小仲坊
8:08 8:10 小池宿跡分岐
9:09 9:30 小池宿
10:50 小仲坊

4日目

• 山行: 5:53
• 休憩: 1:05
• 合計: 6:58

8:00 小仲坊
8:32 8:32 閼伽坂峠
8:50 8:50 垢離取場
9:14 9:14 千手ノ滝(三重滝)
9:29 9:29 屏風ノ横駈
9:31 9:31 天ノ二十八宿
9:42 9:45 馬頭ノ滝(三重滝)
10:37 10:37 垢離取場
11:04 11:04 閼伽坂峠
11:20 12:22 前鬼小仲坊
12:44 12:44 前鬼林道ゲート
13:16 13:16 滝見台
14:58 前鬼口

アクセス

利用交通機関：

電車

奈良県奥大和地域宿泊者限定!　路線バスキャッシュバックキャンペーン 実施中！
1.実施期間：平成28年12月1日（木曜日）〜平成29年3月31日（金曜日）
　　　　　　
2.キャンペーン内容：
　路線バスを利用して奥大和地域に来訪した宿泊者（キャンペーン参加施設に限る）に対し、対象路線の路線バス運賃をキャッシュバックします。
　お帰りも復路チケットの提示により対象路線の乗車が可能になります。
　※同一バス路線のバス停であれば自由に乗降車できます。

コース状況／危険箇所等

裏行場の登山道は荒れている。

その他周辺情報

下北山村ｽﾎﾟｰﾂ公園内　きなりの湯
営業時間
午前11時〜午後9時30分（最終受付午後9時）
シーズンにより営業時間変わります。。詳細は施設にお問い合わせ下さい。
定休日：第2・第4火曜日
料金
一般大人：600円（中学生以上）
一般小人：300円（3歳以上）
ｷｬﾝﾌﾟ場利用者は500円で入浴できます。

前鬼　小仲坊（宿坊）
前鬼の水を利用した風呂あり。（宿泊者限定）

写真

12/8 12:54

大和上市駅の裏手に見える仏舎利塔が気になるので行ってみました。

12/8 12:56

勾配がきついです。

12/8 12:58

道が二手にに分かれました。ひねくれ者の私は荒れた道に進路をとります。（直進）

12/8 13:04

イノシシの檻が仕掛けられていました。すぐ近くで捕えられたイノシシの解体作業をやっていました。

12/8 13:04

山頂にはなにもありません。

12/8 13:11

山頂裏手に仏舎利塔がありました。日蓮宗のお寺もあります。

12/8 13:20

二手に分かれた右の道が正規のルートでした。

12/8 13:23

大和上市駅が見えます。

12/8 13:26

ヨモギでしょうか

12/8 13:26

この道を登ると仏舎利塔に行けます。

12/8 15:11

杉の湯へはスマイルバスややまぶきバスなどのコミュニティーバスが出ています。奈良交通バス熊野線(R169)は完全に消滅しました。

12/8 18:17

池原に着きました。下北山村スポーツ公園の管理事務所に向かいます。きなりの湯までは明るいのですが、、、

12/8 19:39

きなりの湯からキャンプサイトまでは真っ暗です。

12/8 19:45

キャンプサイト（フリー区画）のセンターハウス（売店）です。誰もいないのにイルミネーションされてます。

12/9 4:31

本日の夕食です。

12/9 6:38

朝になりました。

12/9 6:41

夜、真っ暗だった道です。

12/9 7:00

池原バス停にあった奈良交通バス営業所は跡形もありません。

12/9 7:00

バス停前のさびれ具合は変わりません。

12/9 7:39

バスで前鬼口(ゼンキグチ)に到着です。

12/9 8:43

ケンポナシの実を発見。種を取り出し持ち帰ります。

12/9 8:54

12/9 8:56

とらわれたアオバトです。

12/9 9:16

12/9 9:29

12/9 9:30

不動七重の滝です。

12/9 9:38

今回はロウアルパイン コントワー3（70＋15L）にmhmスレイ22を外付けの大荷物です。ザックの底は化繊の冬用シュラフなので見た目ほど重くはありません。

12/9 9:39

12/9 9:43

ゼンキトンネルを抜けます。

12/9 11:04

前鬼でテントを張るとやる気が出なくなります。

12/9 11:15

とりあえず昼飯です。

12/9 12:05

本日のデザート、ブナの実です。

12/9 12:06

中身が入っていませんでした。今年のブナの実が不作なのは本当のようです。

12/9 13:22

小池宿の取り付きを偵察に行く途中で、前鬼墓地に迷い込みました。

12/9 13:52

釈迦ヶ岳への登りの途中からも小池宿に行けるよう、マーキングしておきました。

12/9 14:26

小池宿への取り付きは確認できたので、トチノキ巨樹群を見に行きました。

12/9 14:31

下北山村のパンフレットと同じ角度から撮影しました。

12/9 14:33

苔のじゅうたんです。

12/9 14:33

12/9 16:34

夜はキャンドルランタンで過ごします。

12/10 7:08

10日の朝です。

12/10 7:17

秘境、小池宿へ向かいます。

12/10 7:22

尾根伝いに進みます。

12/10 7:28

倒木が行く手を遮ります。

12/10 7:29

タヌキの糞です、、、よね。

12/10 7:34

L字に曲がったヒメシャラが目印です。

12/10 8:08

石楠花岳から東に派生する尾根に到着しました。どっちが小池宿だかわかりません。

12/10 8:11

山抜けしています。

12/10 8:13

石楠花岳東尾根を少し下ると、P1224mとP1152mとの鞍部に着きました。

12/10 8:26

ここから地獄の枯れ沢下りです。

12/10 8:42

池郷川水系本谷に着きました。

12/10 8:50

本谷を渡渉します。

12/10 8:52

外道クライマーの焚き火跡です。

12/10 8:52

12/10 8:54

磁器片が落ちています。

12/10 8:55

金剛童子像です。小池宿は目前です。

12/10 8:56

昔の林道跡です。

12/10 9:09

「基壇跡があり、林の上に空が大きく開けている、、、」ここが小池宿跡に間違いありません。

12/10 9:12

樹にぶら下がったロープを見るとドキリとします。こんな細い枝では体重を支えれません。

12/10 9:15

新宮やまびこぐるーぷが設置した道標が見当たりません。

12/10 9:21

迷いの森、小池宿へようこそ。

12/10 9:21

12/10 9:22

12/10 9:24

基壇に年代物のやかんを発見

12/10 9:24

12/10 9:24

本尊は見つかりません。

12/10 9:24

どうやらここが小池宿で間違いないようです。

12/10 9:27

やまびこぐるーぷの道標は朽ち果てていました。

12/10 10:08

次世代のL字ヒメシャラを見つけました。

12/10 10:35

秘境、裏前鬼と名付けました。

12/10 10:50

小仲坊に生還できました。

12/11 7:58

翌朝、前鬼裏行場へ向かいます。

12/11 8:01

12/11 8:32

閼伽坂峠に到着しました。閼伽坂地蔵です。

12/11 8:39

最近、大峯の林床を席巻しているのが樒(シキミ)です。香気があるので真言宗では仏花に使いますが、有毒です。鹿が食べないのでスズタケに代わり勢力範囲を広げています。

12/11 8:48

垢離取場に着きました。

12/11 8:51

垢離取場を渡渉します。

12/11 8:52

水量が少ないので簡単に渡渉できました。

12/11 9:14

三重滝の中段、千手滝です。

12/11 9:15

千手滝の左側にある窟です。千手ノ窟です。

12/11 9:17

不動滝の落ち口です。

12/11 9:26

神変大菩薩を祀る胎蔵界窟です。

12/11 9:27

胎蔵界窟の右側にある金剛界窟です。曼荼羅の配置は左に金剛界、右に胎蔵界ですが、この窟は左右逆になっています。

12/11 9:29

屏風ノ横駈に行きます。

12/11 9:31

天ノ二十八宿です。

12/11 9:33

天ノ二十八宿の上半分は古い鎖です。

12/11 9:33

12/11 9:37

12/11 9:42

三重滝の上段、馬頭滝に着きました。馬頭観音・千手観音・不動明王という組み合わせも聞いたことがないです。

12/11 9:43

12/11 9:44

12/11 9:45

馬頭滝から垢離取場へのエスケープルートを探します。

12/11 9:45

12/11 9:49

エスケープルートを下ります。

12/11 10:32

垢離取場近くの窟です。何かの行場跡でしょうか。

12/11 10:32

石清水が出ているだけで、ご神体はありません。

12/11 10:37

垢離取場に戻ってきました。

12/11 11:04

12/11 11:19

12/11 12:22

小仲坊に戻ってきました。荷物をまとめて帰る準備をします。

12/11 12:27

名残惜しいです。

12/11 12:44

12/11 12:45

12/11 12:54

どんぐりを拾いつつ下山します。

12/11 13:01

12/11 13:03

謎のつり橋も健在です。

12/11 13:04

12/11 13:05

前鬼ゴルジュです。

12/11 13:06

12/11 13:07

前鬼ブルーです。

12/11 13:08

このつり橋は死んでます。

12/11 13:10

12/11 13:14

12/11 13:16

12/11 13:18

この祠は何でしょうか？

12/11 13:25

突如、イバラが左太ももに刺さりました。異教徒からの弾圧です。

12/11 13:28

12/11 13:50

12/11 13:51

どんぐりプロムナードです。

12/11 14:59

どんぐりを拾いつつの下山だったので、バス到着時刻ギリギリでした。

12/11 16:54

小仲坊でもらった復路のバスチケット

装備

個人装備

ﾋﾞｰﾆｰ

BDﾋﾞｰﾆｰ

ﾈｯｸｹﾞｰﾀｰ

MBﾎﾞﾙｶﾉｷｬｯﾌﾟｼｬﾐｰｽ

-

ﾄﾞﾗｲﾚｲﾔｰ上

FTｱｸﾃｨﾌﾞｽｷﾝL/S

ﾄﾞﾗｲﾚｲﾔｰ下

FTｱｸﾃｨﾌﾞｽｷﾝﾌﾞﾘｰﾌ

ﾍﾞｰｽﾚｲﾔｰ上

FTﾒﾘﾉｽﾋﾟﾝｸﾙｰﾈｯｸ

-

-

ﾐｯﾄﾞｼｪﾙ

FTﾆｭｳﾓﾗｯﾌﾟﾌｰﾃﾞｨ

ｱｳﾀｰｼｪﾙJK

FTｴﾊﾞｰﾌﾞﾚｽﾌｫﾄﾝJK

ｱｳﾀｰｼｪﾙﾊﾟﾝﾂ

FTｴﾊﾞｰﾌﾞﾚｽﾌｫﾄﾝPT

ﾄﾚｯｷﾝｸﾞﾊﾟﾝﾂ

FTｽﾄｰﾑｺﾞｰｼﾞｭｱﾙﾊﾟｲﾝ

-

ｲﾝﾅｰｿｯｸｽ

MBﾒﾘﾉｳｰﾙｳｫｰｷﾝｸﾞ5ﾌｨﾝｶﾞｰ

ｱｳﾀｰｿｯｸｽ

MBﾒﾘﾉｳｰﾙﾄﾚｯｷﾝｸﾞ

-

-

ｲﾝﾅｰﾌﾞﾛｰﾌﾞ(1st)

BDﾐｯﾄﾞｳｪｲﾄ

-

-

-

ｲﾝｼｭﾚｰｼｮﾝJK

BHｲｸﾞﾅｲﾄJK

-

-

ﾄﾚｯｷﾝｸﾞﾌﾞｰﾂ

MBﾄﾚｰﾙｳｫｰｶｰMID

ｽﾊﾟｯﾂ

MBｱﾙﾊﾟｲﾝｽﾊﾟｯﾂ

-

-

-

ﾊﾞﾗｸﾗﾊﾞ

FTﾒﾘﾉｽﾋﾟﾝ

-

ｲﾝﾅｰｸﾞﾛｰﾌﾞ(2nd)

ｱｳﾀｰｸﾞﾛｰﾌﾞ(2nd)

-

-

ﾐｯﾄﾞﾚｲﾔｰ

FTﾄﾞﾗｳﾄｸﾛｰJK

ﾍﾞｰｽﾚｲﾔｰ上(2nd)

MBｼﾞｵﾗｲﾝEXP.

ｲﾝﾅｰｿｯｸｽ(2nd)

MB WIC.ｳｫｰｷﾝｸﾞ5ﾌｨﾝｶﾞｰ

ｱｳﾀｰｿｯｸｽ(2nd)

MB WIC.ﾄﾚｯｷﾝｸﾞ

洗面用具

ﾀｵﾙ

ｻﾞｯｸ

ﾛｳｱﾙﾊﾟｲﾝ　ｺﾝﾄﾜｰ3

ｻﾌﾞｻﾞｯｸ

mhmｽﾚｲ22L

水筒

MBｸﾘｱﾎﾞﾄﾙ0.75L

ﾎﾟﾘﾀﾝｸ

ﾌﾟﾗﾃｨﾊﾟｽ2.0L

-

ｽﾄｰﾌﾞ

EPI STRA (2100kcal)

ｶﾞｽｶｰﾄﾘｯｼﾞ

EPI ﾊﾟﾜｰﾌﾟﾗｽ225g

ｺｯﾍﾙ大

SPﾄﾚｯｸ900

ｺｯﾍﾙ小

SPｿﾛｾｯﾄ焚

炊事用ｸﾞﾛｰﾌﾞ

MBﾉｰﾒｯｸｽ

ﾌﾞｷ

箸、ﾁﾀﾝｽﾌﾟｰﾝ

ｺﾞﾐﾊﾞｯｸﾞ

MBｶﾞﾍﾞｯｼﾞﾊﾞｯｸﾞ

ｺﾞﾐ袋

ﾛｰﾙﾍﾟｰﾊﾟｰ

-

ﾗﾝﾀﾝ

HMﾌｫﾚｽﾄﾋﾙｷｬﾝﾄﾞﾙﾗﾝﾀﾝ

ﾍｯﾄﾞﾗﾝﾌﾟ

MBｺﾝﾊﾟｸﾄﾍｯﾄﾞﾗﾝﾌﾟ26lm

予備電池

時計

HGﾄﾚｲﾙﾎﾟｲﾝﾄ

ｺﾝﾊﾟｽ

地形図

-

-

計画書

筆記用具

-

健康保険証

身分証

ｻｲﾌ

携帯電話

ｶﾒﾗ

予備電池

-

-

ﾌｧｰｽﾄｴｲﾄﾞｷｯﾄ

ﾋﾟﾝﾁﾊﾟｯｸ

-

持鈴

-

食糧

行動食

非常食

予備食

ﾌﾟﾙｰｼﾞｯｸﾛｰﾌﾟ

60cm

ﾂｲﾝﾛｰﾌﾟ

8.3mm×10m

ｿｰｽﾘﾝｸﾞ

ﾀﾞｲﾆｰﾏ120cm

安全環ｶﾗﾋﾞﾅ

ﾃﾝﾄ

ｱﾗｲ　ｴｱﾗｲｽﾞ2

ﾍﾟｸﾞ

13

ｵｰﾙｳｪｻﾞｰﾌﾞﾗﾝｹｯﾄ

ﾛｰﾙﾏｯﾄ

銀マット160cm

-

ｼｭﾗﾌ

MBｽｰﾊﾟｰﾊﾞﾛｳﾊﾞｯｸﾞ#1

ﾄﾚｯｷﾝｸﾞﾎﾟｰﾙ

MMﾂｰｳｪｲｸﾞﾘｯﾌﾟSLS

赤布

感想

shinjoji

　下北山村スポーツ公園キャンプ場は真っ暗でテントから出るのがおっくうになります。夜は獣がテントの周囲を徘徊します。鹿の鳴き声がうるさくて眠れません。トイレに行くのが面倒なので、聖水ボトル(外道クライマー的に言うとションポリ)に聖なる水を放水してカイロ代わりにしました。
　9日、前鬼口からの林道はどんぐり拾い放題です。前鬼到着して昼飯を食べてから、小池宿の取り付きを探します。森沢義信著『大峯奥駈道七十五靡』によると「小仲坊の宿泊棟の後ろから涸れ谷を渡り、前鬼墓地の手前から、、、」とあり、取り付きを見つけ、いったんテントに戻ります。その後、前鬼トチノキ巨樹群を見に行きました。
　10日、小池宿へ向かいます。ところどころテープが打ってありましたが、新宮山彦ぐるーぷの道標は全滅していました。五鬼助氏によると、やまびこぐるーぷの人は小池宿発見後、前鬼には来ていないそうです。
　伝聞によると、やまびこぐるーぷが深仙ノ宿避難小屋にLEDライトとソーラーパネルを設置したとのこと。真っ暗だった小屋も明るくなります。
　小池宿から帰った後は、昼飯を食べすぎて動けず、テント内で昼寝をしました。
　そのうちに五鬼助夫妻が到着し、ワンちゃんの肩もみをして、夜は小仲坊に初宿泊します。まず風呂を頂きました。前鬼の水で沸かした風呂はとっても気持ちよく、風呂の後、宿坊の暖炉であったまります。宿坊の夕飯はシャケの塩焼きは炭火焼きでコンガリうまかったです。そのほかにも、自家製味噌で作ったみそ汁。そしてゴマ豆腐、高野豆腐の煮しめもとっても美味。ご飯はツヤツヤ、前鬼の水で作るとおいしさに磨きがかかります。
　朝食も目玉焼き、海苔、自家製味噌汁と腹パンパン。バスの時刻まで時間があったので裏行場に行ってきました。道はかなり荒れていましたが、神変大菩薩と蔵王権現のご加護で無事に変えることができました。