【敦賀】芦谷山でブナ三昧【野坂山地】
- GPS
- 06:56
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 721m
- 下り
- 706m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:49
天候 | はじめ曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りの尾根は大部分で道型はありますが基本ヤブ道です。一部でユズリハがかなりうるさい箇所もありますが、それ以外ではそんなひどいヤブコギはありません。 コース全体において危険を感じるようなところはなかったと思います。ただし、道標の類はありませんので下調べはしっかりしてお出かけください。 |
その他周辺情報 | 敦賀きらめき温泉 リラ・ポート http://www.relaport.com/index.php |
写真
感想
北陸に待望の晴れマークがでました。雪が積もる前の冬枯れブナ並木を歩けるチャンスはもうそうはないでしょう。ちょっと雪がついてしまって欲しかった絵は見られないかもしれないけど、とにかく若狭の山へと車を走らせました。
ところがいざ現地に来てみれば、ついさっきまで雨が降ってたかのようなどんより曇り空で、山々には雲がかかりモチベーションは一気に低下。高速道のパーキングで様子見を決め込み、しばしの仮眠タイムとなりました。
ようやくわずかに青空がのぞきはじめ、スマホでこれからの晴れマークも確認してとりあえず敦賀ICで高速を降ります。遅くなってしまったので第一希望のコースはあきらめ、補欠で用意していた山友のブログレポ丸パクリコースへと変更します。ブナをおなか一杯楽しめる、野坂岳のお隣の山・芦谷山をいわゆるヤブ(実際はそんなでもなかったですが)ルートでというやつです。
【駐車地〜四等・雨谷】
カーナビを駐車予定地にセットして山集落へ入り、途中にある野坂岳登山口への案内に従えば林道アラ谷線に導かれ、途中にある獣除けゲートの開閉をして終点までたどり着きました。すぐ奥に小屋があり、その前にある広場に車を置きます。5〜6台くらいはとめられます。
すっきりしない空模様の中、準備をして出発します。赤い送電線鉄塔巡視路の道標が左右に分かれ、右が下山で使う予定の野坂岳の山ルートとなり、まずは左へ入ります。小屋の左手の斜面を登っていくと、すぐに巡視路は東(左)へと向きを変えますが、これと別れて西(右)へ進みます。大丈夫、こちらにもしっかりした道型があり、順調に登っていけます。
尾根に乗ると緩やかな登りとなり、道型をたどればときおりユズリハを漕いだりもしますが基本的には快適でした。そしてなかなか雲がとれず日差しもないなか、四等三角点・雨谷に到着。ここまではブナはほとんど見られない冴えない道でした。
【四等・雨谷〜市町境稜線出合】
ところがこの雨谷から様相は一変、明るい自然林の続く道となりました。そこへ計ったように青空が広がって日差しが注ぎ、現れ始めた新雪とあいまって辺りが一気に明るくなります。
登るにつれブナが増えていき足止めされる時間も多くなります。思ったよりは林床はスッキリしてなく、ボサボサ感もありますが抵抗は少なく、許容範囲内といったところ。
尾根芯のヤブが濃いところではそれを避けるように南側にトラバースの道型があって、せいぜいユズリハを払う程度ですみます。そして一か所だけ結構うるさいヤブを払って市町境稜線が近づくと、広くて実に雰囲気のいいブナ林が展開してきます。雪が中途半端にあるのがいまひとつですが、それでも私を足止めするには十分な光景です(ほんとなら落ち葉の林床の冬枯れブナ林が見たかった)。
そこからひと登りで市町境稜線に到着。右へ行けば野坂岳、左へ行けば芦谷山となります。稜線には完全に林床を覆い隠すだけの雪がありますが、そうなると心配になる他のハイカーのトレースはつけられておらず一安心(^^)v ザックをおろして小休止とします。
【市町境稜線出合〜芦谷山】
ここからはブナ三昧の快適な尾根をアップダウンしながら進みます。若くすっきりしたブナ林や、個性的な大きなブナなど楽しみながら行くと右手植林のピークが現れ、急登となります。薄く積もった雪ですべって登り辛く、灌木や枝などを掴んでどうにかクリア。するとそこからは丘陵地のような広くて明るい尾根となりました。
ブナに酔いしれながら登っていくと、芦谷山の北の台地に出ます。雰囲気のある場所で、いい感じのブナの尾根が2つほど派生しています。もう少し雪があればよいランチ場所になりそうです。
さらによくなるブナ林の尾根を少し進んで芦谷山に到着です。山頂プレートがつけられており、なぜか芦谷岳となっています。もう少し先まで行ってみようと思っていましたが、スタートが遅かったのが響いて時間が足りません。また再訪したときのために楽しみはとっておくことにして、ここで大休止としました。
【芦谷山〜野坂岳山ルート】
貸切の山頂に別れを告げて下山開始。まずは市町境稜線を、登ってきた尾根の出合まで戻り、そこから先もノートレースの道を進みますが、やっぱり相変わらずのブナ三昧が続きます。
そして巡視路利用の野坂岳山ルートと出合いますが、だれも歩いた痕跡はありません。晴天の今日は野坂岳は賑わったことでしょうが、こちらのコースを使ったハイカーはいなかったようです。
こちらのコースもブナブナブナが続きます。ブナ個々の立派さではこちらの方が勝るような気がしました。ただ日の短いこの時期、惜しいかなこのブナ林に日がささずカメラを向けることはありませんでした。全山ブナのこの山域では下山に使われた尾根のブナは不遇ですね。ここまでくるともうおなかいっぱいで(^^ゞ
するといきなり送電線下の大伐採地に飛び出しました。見るも無残な光景ですが、展望だけは得られます。向かいの岩篭山やその向こうの余呉の山々・敦賀の海など正面に見ながら伐採地の中の巡視路を下ります。
最後は尾根芯から下降し、沢沿いの道を歩き、渡れそうなところを選んで渡渉。わが愛車がポツーンと待つ駐車地に無事帰還しました。
山友のブログレポの通り、ブナ三昧の静かでいいコースでした。再訪するなら個人的には稜線のブナが萌え萌えの頃がいいかなと思います。
コメント
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おととい、野坂岳へ山ルートとその南の尾根ルートで周回してきました。
こちらの軌跡をダウンロードしてGPSに入れ、それを参考にして歩いてきました。とても役にたちました。お礼申し上げます。
ありがとうございました。
flatwellさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
私のレコがお役にたててなによりです。
ドローン動画、拝見しました。素晴らしいですね!
また楽しませていただきます。
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