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Yamareco

記録ID: 103265
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ハイキング
甲信越

旧四賀村境界線・第9行程

2007年10月17日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.2km
登り
311m
下り
580m

コースタイム

五輪平口-五輪平-五輪平口9:15-三叉路待機-(道迷い)-10:55再出発-12:00昼食休憩12:45-13:00天田神社13:10-(戻る)-13:25栃平地すべり標識13:35-14:17鉄塔16号-14:32独居農家-14:35釜蓋集会所・終了
過去天気図(気象庁) 2007年10月の天気図
アクセス

感想

 四賀『里山道の会』10月山行・境界線ハイク

 10月17日
 五輪平のひととき 
 四賀『里山道の会』10月山行は境界線ハイク。隣町との境界を歩くことで、結果として同じ村に住みながら滅多に訪れることのない集落を知る機会になる。今回は北山の五輪平訪問から出発した。
 五輪平の地名は、五輪の塔があることに由来すると言う。その塔と村の天然記念物のヤマナシを見せてもらおうと案内を乞うた家から出てきたお年よりは、何と我がメンバー最高齢のkanichiさんの幼馴染だった。双方ともにしっかり覚えていて、会った瞬間に『アッ』と驚いて絶句。?十年ぶりの再会を喜び合い、『もうこれだけで今日のハイキングは充分意義があったとネ』と他のメンバーも感激することしきり・・。            
 大きな家に1人で住んでいると言うお年よりに『冬なんか大変でしょう・・』と聞くと『なぁに,雪が降ろうと晴れようと、起きたい時に起きて、コタツにあたってポカポカ転寝していれば極楽極楽。気楽なものよ』と屈託なく笑う。息子さんが毎日様子を見に来てくれるそうで『今日もこれから来るよ!』と嬉しそうだ。
 手入れされた庭にはミセバヤの見事な花が咲き、日当たりのいい畑にはお菜(野沢菜)が青々と繁っていた。
 そこだけ緩やかな傾斜地がぽっかりと広がる五輪平は他の集落から隔絶された小さな小さな集落であるが、3戸の家がつましく暮らすには充分な土地だったのだろう。
 ゆったりした気分でサラシナショウマの揺れる道を戻る。

 またまた迷走,大チョンボ!
 五輪平の入り口に戻り、9:15出発。一昨年の水害で半分崩れた細道を越えて5分ほど歩き、去年の調査の時見逃した道を探す。その道を見逃したのにはわけがあった。
 五輪平の入り口から10分ほどの所から境界線は北に向かって折れているが、ここは小尾根の始まりでちょっとした登りになっている。道はその登りを避けるようにわずかに廻る感じになっているので、前年の調査の際、『まあいいや』と言う気持ちでその小尾根に登ることをサボったのが間違いで、そのサボった部分から境界線が北に折れていたのだ。
 今回はそれを確かめるべく、ピークがあれば小さくても道から外れて1人で登って確かめた。それらしい踏み跡を見つけて道に戻った所が待っているメンバーの前方で、実はこれから進むべき道だったのに気づかず、三叉路で待っているメンバーの所に戻った時、そこがてっきり境界線の分岐点だと思い込んだ。
 正しい道は自分が今来た道なのだが、すでに勘違いを起こしているので三叉路を右に曲がるよう誘導したのだ。
 一旦思い込むと疑うことをしないと言う悪い癖があって、一服の後,ためらわずに左(進行方向の)の道を選んだのが迷走の始まり。
 9:35,見覚えのない水源施設のある舗装道路に出た。おかしいと思って引き返し、別の尾根を見つけてそちらを歩き始めたが、そこも行き詰って元の道路に戻る(10:10)。
 2.5万図を詳細に検討し、また、そこから右下に続く舗装道路が見え、電線が伸びている点や、北向こうに現地点より高い尾根が見える等のまわりの状況から、そこは境界線から大きく外れた『西北山』と言う集落であると判断する。
 集落で情報を得るべく近くの林でキノコ狩りをしながら待ってもらって右下の道路を下る。道が左右に分かれていて迷ったが右折して少し登り見通しをつけてみんなの所に戻る。1時間20分のロスとなり、10:55再出発。

 先刻偵察した右の道を歩いて10分でその集落の最後の家に着く。そこは空き家で結局その集落の地名は分らず終いだったが、その家の裏手から細い道が尾根に向かって伸びており、そこを辿るとその家を見下ろす栗林に出た。栗林の際の辺りでくるみ大の青くて固い果実を発見。齧って見るとヤマナシで、やや酸っぱくて固くて食い物にはならない。
 その上の急斜面をよじ登るとしっかりした林道に出たのでそこが境界線の道かと思ったが、北側を見ると更にもう一つ尾根があるので、この道は境界線ではないと考え、右折して東方向にさらに10分ほど戻ってようやく見覚えのある道に出る。そこで前年,小月さんがマークした青いテープを発見する。
            
 今度は行き過ぎ
  やっと本来の境界線上のルートに戻り、以後は青いテープに導かれて順調に西進。やがて右手遠方に明科町の犀川方面,左手遠方に我が農園のある矢の沢方面が見える開けた場所に出て正午となり、昼食休憩する。(12:00〜)
 12:45発。ルートが大きく左に曲がってほぼ真南に進むと左手直下に舗装された道路と1軒の家が見えた。更に進むと道が2つに分れ、一方は右手にどんどん下って行く感じなので薮の被った左の道を直進する。
 13:00,先刻から青いテープが見えないのが気になっていたが、案の定,見たことのない神社に突き当たってしまった。左遠方を見ると長野道の長峰山のトンネルを大きく通り越しており、明らかに行き過ぎていることが分った。
 地図を見て検討し、先刻舗装道路が見えていた地点に戻る。そこから更に元来た道を遡って境界線ルートの青いテープを見つけ、そのルートに乗るのが最善であるが、それまでに再三迷ってかなり無理をさせていたので、自分だけどこで間違ったかを確かめに戻ることにして他の4人にはその舗装道路から県道まで下ってもらうことにした。
 13:10,二手に分かれてそれぞれの道を出発。この時,その道路を下れば難なくトンネルの近くに出ることが出来ると誰もが考えていたのだが、またもや位置を誤認していたことが後で分る。
 同15,昼食を食べた地点から更に遡って青いテープを発見。そこは前年の調査の時に道が分らなくなって強引に尾根から降りて来た地点で、そこまで来て小さな馬頭観音があるのを見つけた場所だったことを思い出した。
 13:25,そこを這い上がって『堀平地すべり防止区域』と書かれた見覚えのある標柱と祠のある小さなピークに出る。写真を撮ったり地図を確認したりして10分休憩。そこからははっきりして尾根道をハイピッチで飛ばす。
 途中,Kさんに電話して、4人が下りようとした道はR19方面に出る道だったことに気づき、引き返して堀平地区から県道302の大足地区に向かってに下っていることを知る。その時,かなり先に送電線が見え、そこまではまだ相当かかると思われた。
 14:17,鉄塔16号に到達。後は道がはっきりせず、潅木の茂みを突破して1軒だけある農家に続く道に出る。同32,畑仕事をしていた老婦人に挨拶したが、突然山の中から出てきたので驚かせてしまったようだ。
 地図2の地点で間違えて地図1の赤ピン先から50m歩いて神社に突き当たり、引き返して4人は下の林道に下りる、1人は間違えた地点まで戻って境界線を辿る。
 この天田林道は西北西方向に下って19号線に出る道であることに気づいた一行は地図4の赤ピン(堀平地区)に戻り、山道を下って県道302・釜蓋に向かい、先に終点の釜蓋に着いた。天田林道を下って汐地区に出ると県道302・釜蓋まで3km余りを歩く羽目になるところだった。              
 14:35,一足遅れで車を置いた釜蓋の公園に着き終了。メンバー達は気を遣って『楽しかった』と言ってくれたが、散々な目の合わせてしまい案内の面目なし。

 解散後,出発点の五輪平口に戻り、15:15からはじめに間違えた地点を確認するために歩きなおす。同30,間違えた三叉路着。青いテープを発見し、はじめからマークがあったことに気づいて苦笑する。 
 そこから更に奥に向かって歩き、右手の小ピークに登って元の道に引き返したが、ピーク上の境界線の分岐点ははっきり分らなかったので後日改めて調査しなおすことになる。15:50,調査終了。
 ミスリードで大ポカ連発の山行になってしまった。相変わらず判断力が悪く思い込みで動いてしまう。1人で調査する時には、間違いであることを確かめる意味であっちへ行ったりこっちへ行ったりの連続で、そう言う動き方が新しい発見につながるので面白いのだが、自ら計画を立てて案内する山行でのこのようミスは許されない。
 教訓1:下見の際,同じ道を戻って、行きの目と帰りの目の両方で確認すること。  教訓2:1年経ったら殆んど忘れているものと心得るべし。もちろんマークすることが肝要であることは言うまでもない。
 何だかいつも反省ばかりしているのにちっとも進歩しない。

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