ボーイスカウトに助けられたVibram HK100
- GPS
- 19:53
- 距離
- 96.9km
- 登り
- 4,579m
- 下り
- 4,104m
コースタイム
- 山行
- 14:10
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 14:54
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:29
WP (11K) 09:38
CP1(21K) 11:07
CP2(28K) 12:16
CP3(36K) 13:36
CP4(45K) 14:59
CP5(52K) 16:23 ドロップバッグ
CP6(65K) 19:25
CP7(73K) 21:20
CP8(83K) 22:47
CP9(90K) 00:50
ゴール(100K) 02:53
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
MTR(香港駅→ホンハム駅)、タクシー(ホンハム駅→パクタムチュン、165HK$でした) ★復路★ 主催者手配のバスでゴール地点→MTR ツェンワン、タクシー(ツェンワン駅→自宅、186HK$) スタートが早いためバスで行く場合は始発に乗らないと厳しいので、九龍サイドからタクシーで行くのが現実的です。帰りはまずタクシー拾えないのでバスが動いてない時間にゴールすると主催者が手配したバスでMTRの駅に行くしかありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★大会の特徴★ 香港の4大100Kトレイル大会の中では累積標高が最も低く制限時間も緩いので完走し易い大会です。エイドやコースマーキングも充実してるので日本から参加する選手にとっても人気です。今回は日本人が119名出場して、香港、中国に続く第3勢力でした。金曜日に1日だけ休暇を取れば、ゴール後日曜に帰国して月曜から出社できます。ただし抽選の競争率はUTMFより厳しい(5300名応募で1800名が当選)のでそもそもスタートラインに立てるかが問題ですが。 今年のスタッツ 参加者数: 1866 完走者数: 1575(84.4%) うちサブ16: 315(15.8%) うちサブ20: 456(22.9%) うちサブ24: 494(24.8%) うちサブ30: 306(15.4%) ★コース状況★ 70%がMacLehose Trailという整備されたハイキングコース。ダート、林道、一般道のミックス。標高差は前半フラットで後半CP5以降大きな山を越えて行くので厳しくなります。表面はダートの部分も硬く、またコンクリートで固められたハイキング道の部分も多いです。登り下りは石やコンクリートの階段が多く、しかも直登なので体力的には日本の山よりきつく感じます。スタート時の気温は12度。止まっていると寒いが動き始めると丁度良い気温でした。前半は風に吹かれることは少ないですが、後半のMa On Shan, 針山, 草山, 大帽山では稜線が風の通り道になっており保温に注意する必要があります。昨年のこの大会は寒波の影響で100名近くが救急搬送され、途中で打ち切りになりました。 ★ギアチェック★ 最近の香港の大会はギアチェックが厳しくなってます。この大会もCP5でドロップバッグの後すぐにコントロールポイントが設けられて携帯、イマージェンシーシート、ヘッドランプの3点のチェックがありました。 |
その他周辺情報 | ★レース終了後★ 主催者のテントで暖かい飲み物とサンドイッチのサービスがありました。他に有料のホットドッグの臨時売店、公園の売店が終夜営業で軽食、飲み物を販売してます。 |
写真
装備
個人装備 |
携帯電話(1)
ヘッドランプ(2)
500mlフラスク(3)
行動食(2)
ジェル(3)
時計(1)
レスキューシート(1)
ゴミ袋(1)
雨具上(1)
予備電池(2)
レースナンバー(1)
現金及びカード
救急キット(1)
タオル(1)
テーピング(1)
帽子(1)
シャツ(1)
ドライレイヤー(1)
トレイルパンツ(1)
ソックス(1)
トレイルシューズ(1)
バフ(2)
手袋(1)
ドロップバッグ(1)
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感想
★記録及び感想★
2013年に初めて100K走ったのがこのレース。香港の100Kの中では累積標高が少ない割りには制限時間が長く完走しやすいイメージでした。その翌年からは抽選に振られ続けようやく今年再チャレンジです。前回のタイムは22時間23分、前半フラットな部分で飛ばし過ぎて脚攣って辛い思いをしました。今年は?年始から風邪をひいて咳が残ってます。なので前半抑え気味に入り、後半に上げる作戦にしました。
スタートは4つのグループに分けたウェーブ方式でした。2番目のサブ20の最後尾からスタートして徐々に順位を上げていきました。前半はCP5手前の登りで少しスローダウンしましたが、まずまずのペース。日没前にドロップバッグにありつけました。上半身着替えて靴もクッションの良いのに履きかえリフレッシュしました。ドラ焼きとアサイのジュースで補給、エイドからはサンドイッチ、おにぎりをいただいて出発。
後半は登りがキツイのでドロップバッグに入れたストックを使用しました。ところがCP6を過ぎて1本がポキっと折れてしまいました。トホホ、、、カーボン製で高かったのに。仕方なくシングルストックで進みます。CP7の手前で足裏が痛くなりかなりスローダウンしました。CP7はボーイスカウトが運営するエイドです。ネオンがキラキラ光り、一瞬どこかのパーティ会場に迷いこんだかのような印象です。スカウトの子供たちがトレーに飲み物や食べ物を載せて選手たちを回って勧めています。また別の子供はインスタントカイロやチョコレートを配ってました。手の空いている子供はしんどそうにしてる選手に個別に声がけして「大丈夫?何か欲しいものは?」と聞いてます。きめ細やかな対応で本当に癒やされました。また焚火で暖を取れるのも良かったです。ここで元気をもらい最後の難関へ向けて飛び出しました。
さてCP8を通過するとまず針山と草山で直登の洗礼を受けます。果てしなく続く石の階段にウンザリ。でもここは練習で何度も通った道なので、なんとかこなして最後のCP9に到着。靴に入った小石をとり、ライトの電池を交換して、シェルを羽織ってラスボス、香港最高峰の「大帽山」に向かいます。途中で雨が降ってきました。グローブも防水の物で良かったです。寒いのでバフで耳を覆い黙々と登ります。この区間は歩いている選手が殆どですが、登りも緩い処は走って順位を上げました。18時間48分でゴール。サブ20でいただけるシルバーアワードとフィニッシャーズフーディをいただき帰路につきました。
今回も献身的なボランティア、特にCP7のボーイスカウトの少年少女には本当に助けられました。いつかはレースでサポートする側に回りたいと思います。
トレイルランニングレース#22
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