雪の藤原岳をまるごと【木和田尾から大貝戸へ】
- GPS
- 09:17
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,242m
コースタイム
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 9:18
天候 | 終日快晴・無風 【気温】出発時:2℃ 頭陀ヶ平:2℃ P1128:5℃ 四合目:3℃ 登山口休憩所:5℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(ファーストフード店・コンビニ多数) 帰路:簡易パーキング・ふじわら〜R365〜名神・関ヶ原IC (コンビニ2軒) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【木和田尾】 中部電力の巡視路入口から積雪有り、No205鉄塔から先はしっかり積雪。白瀬峠に向けてトレース有り。分岐から頭陀ヶ平までトレースは無し。 〜巡視路入口からL203号鉄塔までツボ足、この先ワカンを装着。 【頭陀ヶ平〜天狗岩】 トレースは無し。 【天狗岩〜藤原岳〜大貝戸】 しっかりしたトレース有り。 九合目〜八合目間は冬道になり、赤旗が導いてくれます。 二合目辺りから雪が減り、泥濘の道に変わります。 〜展望丘でワカンを外し、以降はツボ足で下りました。 |
写真
感想
大雪後、2週間が経過し駐車場の心配も減っただろう。
快晴が予報される土曜日、木和田尾から藤原岳まで歩いてみよう。
R306の路肩にも雪は消えたが、林道に入るとまだ残ったままで、
巡視路へ入るといきなりの積雪だが、幸いトレースが残り
雪も締まってツボ足で行けそうだ。
しかしこの時期にしては気温が高く、No205鉄塔下で早速薄着になって
斜面へ向かう。
小谷を横切り尾根を乗り変えると、トレースは夏道を外れNo204鉄塔まで
直登している。深雪のラッセルはつらいのでここは素直に従おう。
鉄塔からは伊吹山がスッキリと眺められる。
今日は予報通り快晴に恵まれ、絶好の日和になりそうだ。
ここから明確な尾根筋に沿った登りに変わるが、この先もしっかりした
トレースが延びている。
右から尾根を併せ斜面が広がってくると、馬酔木に囲まれた子向井山に
出るが、山名板も朽ち果て見当たらない。
一旦小コルまで下ると、先行するアイゼンの足跡がワカンに変わったが、
締まった雪を踏みしめてツボ足のまま進む。
葉を落とした梢越しの青空が明るい尾根を抜け好展望のR201号鉄塔で
一息入れる。微かに見られる大きな山は能郷白山だろうか。
R200号鉄塔を左に見送って白瀬峠分岐の鞍部に出ると、トレースは
白瀬峠に向かっていた。尾根ルートを見ると単独の足跡のみだ。
どうやら先行者も直接、頭陀ヶ平へ向かったようだ。
風のせいで土がむき出しの尾根芯を選んでL203号を過ぎると
もうツボ足では無理だ。今シーズン初のワカンを着けよう。
中部電力の避難小屋が撤去されたL202号に出ると、いよいよ
県境稜線も目の前だ。
急な雪面が広がる斜面の右上には夏道ルートでL201号、左上には
頭陀ヶ平の三角点が立つR198号。さて・・・
結局、先行者のトレースを追わせてもらい、R198号へ直登する。
最初のピーク・頭陀ヶ平は相変わらず素晴らしい展望だ。
目前の御池岳、スッキリと姿を現した霊仙山、ソノドの特徴ある尾根筋、伊吹山から乗鞍・御嶽。振り返ると鈴鹿の県境稜線に続く山々。
雪の状況次第でと考えていたが、予定通り藤原まで行けそうだ。
忠実に尾根筋を辿り天狗岩に向かうと、手前のピーク辺りで先行者に
追いついた。早速トレースのお礼を述べ天狗岩まで同行する。
聞くと3週続けての木和田尾通いだそうだ。
潅木の尾根を南下すると突然開けた天狗岩北側の台地に出る。
天狗岩の突端からの展望を楽しみ台地でザックを降ろす。
穏やかな陽射しにつつまれ、御池岳方面を眺めながらゆっくり休む。
行動食で小腹をなだめ、雑談後別れを告げて藤原岳へ向かう。
この先はしっかりと付けられたトレースを辿り、なだらかな頂上稜線から
P1128へ向かいルートを外れる。 低木をぬって低い尾根から
ピークに出て目の前に広がる大展望をおかずに昼食タイムとする。
山荘の上部に広がる雪原には思い思いのトレースが乱れ、
皆、快晴の雪山を思い切り楽しんでいるようだ。
藤原岳のピーク巡りも残すところ、袴腰に行けない現在は展望丘のみだ。
山荘を素通りして、台地を回り南端から展望丘突端に上がる。
孫太尾根や鈴鹿の主脈を眺めながら突端に上がり、すっかり人影が減った展望丘に立つ。昨年10月に見かけた「藤原岳」山名プレートは
外されたのか見当たらなかった。広大な頂上を越えて見られる
アルプスや白山の展望を楽しみ時計を見ると、もう13時半だ。
予定通りすべてのピークを踏めたので、そろそろ下ろう。
多くの人に踏み固められた大貝戸コースを下る。
泥濘の大貝戸も今日は靴を汚さず下れると思ったが、
二合目が近づくと、やっぱりいつものような泥濘の道に変わってきた。
【少し暑かったが、素晴らしい天気に恵まれた雪の藤原岳だった。
今回も先行者のトレースに助けられ、少し軟弱な登山になったが、
予定通りすべてのピークを巡り、積雪期の「まるごと藤原岳」を
しっかり楽しめた。】
相変わらず、健脚でいらっしゃること。
土曜日は、快晴、無風だったので、眺望を楽しむ尾根歩きには
最高の日和だってでしょうね。
雪面からの反射に、雪焼けはしょうがないが、下からの反射に
目は大丈夫でしたか?
2/11は、焼けて、歯の白さが目立つ、雪男にお会いするのが
楽しみです。
dedeppo5さん 今晩は。
暑くて水分を多く摂りましたが、展望と雪の感触を楽しんで来ました。
雪目対策のUVカットレンズもちゃんと用意しました。
後半はシャーベット状の重い雪にトレースを刻んで展望丘に
上がりましたが、流石に人気の山ですね。
ルートはしっかり踏み固められツボ足で充分歩けました。
2/11はお世話をかけますが宜しくお願いします。
onetotaniさん、こんにちは。
鈴鹿も快晴です
onetotaniさんお得意のコースを堪能されましたね
人気の藤原岳、雪が降っても多くの人が訪れているようです。
天候も展望も良く、気持ちの良さが伝わってくるスノーハイクです
totokさん 今晩は。
木和田尾で出逢ったのは3名のみでしたが、天狗岩では続々と人の
列ができるほど多くの方がみえました。
展望と深雪を楽しんで山荘に下ると、後続の方が待ってみえるのに
ルート上をピップソリで遊んでいるグループを見かけました。
マナーを持って楽しんで欲しいものです。
下山時に聖宝寺コースを覗きましたが2、3名の足跡が有る程度でした。
時間的に遅かったのでほぼ無人の大貝戸を下りました。
onetotaniさん
こんばんは
鈴鹿も大雪の後もしっかりと雪残ってますね。今晩の雨で無くならないと良いのですが。
土曜日は快晴で遠望もきき明峰も眺めることができ、雪の中を楽しまれた事でしょう。雪の鈴鹿はまだ歩いたことがないので藤原辺り楽しもうかと思いました❗
kazu97さん 今晩は。
今年の雪は相当なものですね。
少しくらいの雨では大丈夫なくらい、たっぷり降りました。
素晴らしい天気(少し暑かったけど・・)の元、展望も雪遊びも
目一杯楽しめました。
藤原岳の大貝戸コースは登山者も多いので、駐車場さえ確保できれば
雪の鈴鹿を体験するにはぴったりだと思います。
onetotaniさん
こんばんは!pochieです
新年の挨拶はまだでしたが、今年もよろしくお願いします
本日藤原に行って来ました
自宅に帰ってレコをチェックして思わず笑ってしまいました
onetotaniさんと逆ルート、しかもランチは同一の場所でした
今回は一日違いでしたが、またバッタリお会いできそうなそんな予感です
pochieさん 今晩は。
レコを拝見しました。ほんとに奇遇ですね。
同じような感覚で景色を眺め、同じように山を感じながら歩かれたような
錯覚を覚えました。
今年も山中でお逢いできるのを楽しみに鈴鹿に出掛けます。
その時は宜しくお願いします。
おはようございます。
初めてコメントさせていただきます。
木和田、3人目の男です。
いつもレコを”ものすごく”参考にさせて頂いております。
onetotaniさんと解っていれば、もっとたくさん伺いたいことがあったのに・・・。
先行して頂いたお二人のおかげで、自分も「楽に」予定通り周回できました。
ありがとうございました。
pathoさん コメント有難うございます。
そうでしたか、同じヤマレコのメンバーだったのですね。
前半は静かに深雪の感触を楽しみ、後半は穏やかな雪原で雪遊び、
冬の藤原岳を楽しむには良いコース取りでしたね。
一人で深雪のラッセルも覚悟して来たので、トレースを借りる事ができ、
僅かな時間でしたがお話しもでき、こちらこそ楽しい一日になりました。
再開の節は宜しくお願いします。
雪がたっぷりですね〜
何年ぶりかの、鈴鹿の冬らしい眺めですね。
真っ白な雪原歩き、レコを拝見してるだけで
こちらもウキウキしてきました。
先行の方のトレースは、助かりますよね。
komakiさん 今晩は。
やはりアイゼンやワカンでの歩行は疲れますが、雪原にトレースを
刻むのは心地よいものですね。
大雪のおかげでしっかり根雪になってくれました。
今年はしっかり雪の鈴鹿を楽しめそうです。
その後具合はいかがですか?、雪山のシーズンに間に合うといいですね。
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