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Yamareco

記録ID: 1059118
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

燕岳BC(燕山荘〜合戦尾根滑走)

2017年02月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
13:20
距離
35.6km
登り
2,846m
下り
2,831m

コースタイム

日帰り
山行
11:39
休憩
1:36
合計
13:15
2:12
73
3:25
3:25
52
4:17
4:17
62
5:19
5:20
19
5:39
5:42
2
5:44
5:50
49
6:39
6:39
32
7:11
7:14
37
7:51
7:57
38
8:35
8:45
39
9:24
9:36
20
9:56
9:57
47
10:44
11:05
7
11:12
11:12
19
11:31
11:31
9
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11:44
4
11:48
11:48
14
12:02
12:03
7
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12:33
9
12:42
12:43
3
12:46
12:46
9
12:55
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8
13:03
13:03
13
13:16
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10
13:30
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18
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4
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13:52
3
13:55
13:55
27
14:22
14:22
15
14:37
14:37
47
15:24
15:24
3
15:27
ゴール地点
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道中房線の入口となる宮城ゲート下の駐車場を利用。
この日は自分の車1台のみだった。
コース状況/
危険箇所等
【宮城ゲート〜中房温泉】
・最初の2kmくらい(下の発電所あたりまで)は除雪されておりアスファルト歩きとなる。
・その後は終始雪道となるためスキーハイクした。ラッセルはなし。

【中房温泉〜第一ベンチ】
・中房温泉周辺のみ温泉の熱のせいか雪が全くなかった。
・登山口からの尾根取付も雪がないためシートラ&ツボ足で登る。
・途中から凍った急斜面になるためアイゼンとウィペットで慎重に登った。
・第一ベンチ手前から本格的な雪道となるためスキーでラッセルする。

【第一ベンチ〜合戦小屋】
・さすが北アルプス三大急登ということで斜度はそれなりにある。
・基本は夏道をトレースするが、急で狭い箇所は臨機応変に巻いて対応する。
・スキーだとくるぶし〜膝下ラッセルで済んだが、ツボ足だと膝上〜腰ラッセルになりそう。

【合戦小屋〜燕山荘】
・広いダケカンバの樹林帯となるため適当に登り易いルートをとる。
・途中から尾根歩きとなるため、北斜面の雪庇に注意しながら忠実に尾根を辿る。

【燕山荘〜燕岳】
・とにかく雪がないのでスキーは不可。自分の場合燕山荘裏にデポした。
・所々雪があったり凍っている箇所があるのでアイゼン着用。

【燕山荘〜中房温泉(スキー滑走)】
・合戦小屋まではある程度快適に滑れるが、そこから下は夏道ボブスレーかサンクラストの斜面を滑るか選ぶ必要がある(笑)
・樹林帯も濃いので快適な滑りを求めるのであれば別の山をお勧めしたい。

【中房温泉〜宮城ゲート】
・林道は全般的にかなり斜度があるのでスピードが出すぎるくらいに良く滑る。
・信濃坂のみ登り返しとなるが、自分の場合シールは着けずつぼ足で登った。
・下の発電所から残り2kmはアスファルト歩きとなる。
その他周辺情報 温泉:山のたこ平(500円・露天風呂あり)
今日は厳冬の燕岳へ。
そして今日も通行止めゲートからスタートです^^;
2017年02月04日 02:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 2:11
今日は厳冬の燕岳へ。
そして今日も通行止めゲートからスタートです^^;
通行止めゲートに「アイゼン着用!」って注意喚起しているのはここくらいなんじゃ?
2017年02月04日 02:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 2:12
通行止めゲートに「アイゼン着用!」って注意喚起しているのはここくらいなんじゃ?
個人的には不要な情報;;
2017年02月04日 02:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 2:19
個人的には不要な情報;;
有明山の表参道登山口をかすめていきます。
2017年02月04日 02:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 2:33
有明山の表参道登山口をかすめていきます。
観音峠。
神様はお休み中。
2017年02月04日 03:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 3:28
観音峠。
神様はお休み中。
力水まで来た。
2017年02月04日 03:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 3:48
力水まで来た。
さて水を汲むか・・・と思ったけど汲み辛かった。
以前はパイプから水が出てたんだけど。
2017年02月04日 03:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 3:48
さて水を汲むか・・・と思ったけど汲み辛かった。
以前はパイプから水が出てたんだけど。
暗いうちに登山口まで来た。
取付は雪がないので板は担いで登ります。
2017年02月04日 05:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 5:39
暗いうちに登山口まで来た。
取付は雪がないので板は担いで登ります。
素晴らしい御来光。
2017年02月04日 06:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 6:57
素晴らしい御来光。
斜面もオレンジ色に染まる。
2017年02月04日 06:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 6:59
斜面もオレンジ色に染まる。
夜道を延々と歩いてくると朝日がとても嬉しく感じる。
2017年02月04日 07:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 7:01
夜道を延々と歩いてくると朝日がとても嬉しく感じる。
名物、合戦小屋の荷物用ゴンドラ。
2017年02月04日 07:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 7:12
名物、合戦小屋の荷物用ゴンドラ。
八ヶ岳が良く見える。
2017年02月04日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 7:56
八ヶ岳が良く見える。
素晴らしい樹林帯。
これでパウダーだったら最高だったんだけど、残念ながらサンクラスト気味。
2017年02月04日 08:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 8:32
素晴らしい樹林帯。
これでパウダーだったら最高だったんだけど、残念ながらサンクラスト気味。
それにしても良い景色。
2017年02月04日 09:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:01
それにしても良い景色。
大天井岳。
大天荘も見える。
2017年02月04日 09:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:04
大天井岳。
大天荘も見える。
合戦小屋到着。
ここはだいぶ埋まってるな〜
2017年02月04日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:24
合戦小屋到着。
ここはだいぶ埋まってるな〜
ここからは完全夏道無視で自由に登ります。
2017年02月04日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:24
ここからは完全夏道無視で自由に登ります。
合戦小屋を振り返る。
ここだけ見ると豪雪地帯なんだけども。
2017年02月04日 09:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:39
合戦小屋を振り返る。
ここだけ見ると豪雪地帯なんだけども。
テンションがガンガン上がる。
2017年02月04日 09:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:44
テンションがガンガン上がる。
いやー、パウダーだったら最高だったなー(しつこい)
2017年02月04日 09:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:44
いやー、パウダーだったら最高だったなー(しつこい)
槍も姿を現した。
2017年02月04日 09:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:46
槍も姿を現した。
さあ、ここから燕山荘まで尾根歩きだ。
2017年02月04日 09:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:57
さあ、ここから燕山荘まで尾根歩きだ。
燕岳に続く稜線。
2017年02月04日 09:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:57
燕岳に続く稜線。
飯縄山やら黒姫山やら高妻山やら。
2017年02月04日 09:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 9:57
飯縄山やら黒姫山やら高妻山やら。
ここの稜線歩きも気持ちいい。
2017年02月04日 10:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 10:00
ここの稜線歩きも気持ちいい。
だいぶ槍も成長してきた。
2017年02月04日 10:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 10:01
だいぶ槍も成長してきた。
マイトレースを振り返る。
もう単独だとスキーじゃないと登れないな。
2017年02月04日 10:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 10:16
マイトレースを振り返る。
もう単独だとスキーじゃないと登れないな。
右には鹿島槍が。
2017年02月04日 10:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
10
2/4 10:26
右には鹿島槍が。
燕山荘がどんどん近くなる。
2017年02月04日 10:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 10:33
燕山荘がどんどん近くなる。
お、ふと見たら笠ヶ岳も頭を出していた。
2017年02月04日 10:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 10:33
お、ふと見たら笠ヶ岳も頭を出していた。
さあ、最後の一登り。
下がアイスバーンで嫌な感じだった。
クトーはつけなかったけど。
2017年02月04日 10:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 10:33
さあ、最後の一登り。
下がアイスバーンで嫌な感じだった。
クトーはつけなかったけど。
左大天井に右に穂高!
2017年02月04日 10:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 10:38
左大天井に右に穂高!
富士山と甲斐駒、北岳。
2017年02月04日 10:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 10:59
富士山と甲斐駒、北岳。
燕山荘到着。
ご丁寧に冬季小屋の案内板がありました。
2017年02月04日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:03
燕山荘到着。
ご丁寧に冬季小屋の案内板がありました。
お気に入りのアングル。
さすが帝国ホテルって感じの貫禄が。
2017年02月04日 11:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:07
お気に入りのアングル。
さすが帝国ホテルって感じの貫禄が。
とりあえず燕岳まで行ってこよう。
雪がなさすぎてスキーは使えないのでツボ足アイゼンで。
2017年02月04日 11:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:08
とりあえず燕岳まで行ってこよう。
雪がなさすぎてスキーは使えないのでツボ足アイゼンで。
好きな景色。
ここからの槍はちゃんと小槍も見えるんだよね。
2017年02月04日 11:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:11
好きな景色。
ここからの槍はちゃんと小槍も見えるんだよね。
イルカちゃん、久し振り。
相変わらず槍と遊んでるんだねぇ。
2017年02月04日 11:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:13
イルカちゃん、久し振り。
相変わらず槍と遊んでるんだねぇ。
定番ショット。
2017年02月04日 11:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:13
定番ショット。
めがね岩。
2017年02月04日 11:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:32
めがね岩。
燕岳登頂!
長かっただけに感慨深い。
2017年02月04日 11:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:41
燕岳登頂!
長かっただけに感慨深い。
さて、時間が押してるけど少しは景色を楽しまないと。
まずは野口五郎と水晶。
2017年02月04日 11:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:42
さて、時間が押してるけど少しは景色を楽しまないと。
まずは野口五郎と水晶。
浄土山、立山、剱岳。
2017年02月04日 11:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:42
浄土山、立山、剱岳。
有明山。
2017年02月04日 11:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:44
有明山。
そそくさと下山します。
とはいいつつ、燕山荘までは結構アップダウンもある。
ハイマツ帯の踏み抜き地獄も;;
2017年02月04日 11:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 11:59
そそくさと下山します。
とはいいつつ、燕山荘までは結構アップダウンもある。
ハイマツ帯の踏み抜き地獄も;;
ふぅ、燕山荘まで戻ってきた。
さあ、滑走タイムと行きますか。
2017年02月04日 12:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
6
2/4 12:33
ふぅ、燕山荘まで戻ってきた。
さあ、滑走タイムと行きますか。
この尾根を忠実に滑ります。
2017年02月04日 12:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 12:35
この尾根を忠実に滑ります。
気温は高かったけど、思ったよりいい雪だった。
2017年02月04日 12:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 12:40
気温は高かったけど、思ったよりいい雪だった。
楽しい尾根のパウダー滑走。
2017年02月04日 12:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 12:43
楽しい尾根のパウダー滑走。
雰囲気的には一番よかった合戦小屋上部のこの斜面。
やはりクラスト状態でダメでした。
2017年02月04日 12:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 12:44
雰囲気的には一番よかった合戦小屋上部のこの斜面。
やはりクラスト状態でダメでした。
テクニカルな痩せ尾根&樹林帯滑走を何とかこなして中房温泉まで帰還。
今日はまだここから長い。
2017年02月04日 13:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 13:49
テクニカルな痩せ尾根&樹林帯滑走を何とかこなして中房温泉まで帰還。
今日はまだここから長い。
林道はスキーならひとっ飛び。
2017年02月04日 13:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 13:54
林道はスキーならひとっ飛び。
けど、この信濃坂の登り返しは勘弁;;
スキーを担いでツボ足で登ります。
2017年02月04日 14:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 14:06
けど、この信濃坂の登り返しは勘弁;;
スキーを担いでツボ足で登ります。
暇つぶしの自撮り。
2017年02月04日 14:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 14:20
暇つぶしの自撮り。
ゲートまで無事帰還。
2017年02月04日 15:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 15:25
ゲートまで無事帰還。
やっぱり車は1台だけ。
達成感最高!
お疲れ様でした。
2017年02月04日 15:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
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2/4 15:29
やっぱり車は1台だけ。
達成感最高!
お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

2月の貴重な晴れ予報、さてどこへ行くか?
滑りを求めるなら快晴の日は避けたい・・・となると眺望メインか。
それなら滅多に晴れない北アルプスの眺望を優先すべきか。
じゃあ、いつも混んでる燕岳で貸切を狙ってみるか!・・・という流れで今回の山行が決まった。

燕岳は燕山荘が冬季も年末年始限定で営業をしているため、静かな山を楽しもうとしてもなかなかチャンスがない。
山小屋の営業期間外だと当然人が来ないので激ラッセルが待ち受ける。
しかも今回の晴れ予報は土曜日の1日のみ、となると日帰りしかない。
2月に単独ラッセルで日帰りとなるとやはりスキーの機動力を生かすしかない。
まあ、白山に行くと思えば同等もしくは少し楽なくらいだろう。

前日仕事を終えてその足で安曇野を目指す。
途中で3時間ほど仮眠をとってから宮城ゲートを出発。
通常、年末年始は駐車場にそれなりの数の車が停まっているが、今回は自分の車1台だけだった。

スタートから雪道かと予想していたが、最初2kmくらい除雪が入っていてアスファルト歩きとなった。
こんなことならチャリを持ってくればよかった。
発電所を過ぎた辺りから雪が出始めてきたのでようやくスキーに換装する。
ある程度のラッセルは覚悟していたが、運よく林道の雪は締まっていてラッセルにはならなかった。

中房温泉の登山口に着くと、温泉の熱のせいか雪がほとんどなかった。
取付の斜面も融けた雪が凍ってカチカチになっていたため、スキーを担いでアイゼンとウィペットで慎重に高度を稼いでいく。
第一ベンチ手前から斜度も緩やかになり雪も出てきたのでスキーに換装。
夏道伝いにルーファイ&ラッセルしながらまずは合戦小屋を目指す。

合戦小屋から上はダケカンバ主体の疎林となり雰囲気が一変する。
予想通りの青空とダケカンバと雪がマッチして最高の景色を作り出している。
稜線に出ると今度は開放感のある尾根歩き。
ここも嫌いじゃない。
この時点で既に槍や大天井、鹿島槍等のそうそうたる面々が姿を現していた。

燕山荘に到着するとさすがに風が出てきたのでバラクラバ、ヘルメット、ゴーグル、テムレスを着用。
すっかりポカポカになったところでアイゼンに換装して燕岳の山頂を目指そう。
今日は換装ばかりで忙しい。
ここは必ず誰かと出会う道だが今回は当然誰もいない。
狙い通りの貸切だ。
雷鳥くらいは出てきて欲しかったが、これだけ晴れていればそれも難しそうだ。
ほどなく燕岳山頂に登頂。
苦労して登ってきただけあって感慨深い。
下山のことを考えるとのんびりしていられないので、写真だけ撮ってそそくさと退散。

燕山荘でデポしたスキーを履いて、いざ滑走開始!
上部の尾根は狭いが北斜面側の雪はさすがに腐ってなくて滑りやすかった。
合戦小屋上部の斜面はサンクラスト状態・・・見た目は楽しそうだったが思ったほどではなかった。
核心部はやはり合戦小屋から下。
狭い樹林帯にクラストした斜面、それに狭い尾根。
登山道を滑ろうとしても斜度があるボブスレーなので楽なルートはなかった。
まさに総合格闘技。
臨機応変にルートを選びながら安全に効率よく滑ることを意識する。
最後の斜面は登りと同様アイゼンに履き替えて慎重に下ってクリア!
あとは林道をガンガン滑るだけだった。

今回は狙い通りの貸切の燕岳を快晴の空の下で楽しむことができて最高だった。
睡眠不足もあり、さすがにヘトヘトになった^^;

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コメント

長〜い…。
Sanchanさん、おはようございます。
お邪魔させていただきます。

え〜、なんだって!
真冬に35km超え日帰りってか…
それも単独で…(さらに唖然…)
レコの最初の部分だけチラッと見て「林道が除雪されていてアスファルト歩行をした」ってのが載っていたから、それじゃ貧乏ハイカーの私でもヤレるんじゃないかしら?なんて思ったけれど、さすがにこの距離の日帰りだと閉口しちゃうわ。
訂正する。
根性なしの私にゃ無理無理。
それでも奮起した甲斐があって素敵すぎるくらいのプレゼントを独り占めできちゃって良かったわね。
私も真冬の槍を至近距離から見てみたいもんだわ。

ほんでも燕岳はイメージ的にBCより登山って色の方が強くねーですけ?
2017/2/5 6:01
Re: 長〜い…。
ミラーさん、早速のコメントありがとうございます。
これくらいのスピードでレコアップもよろしくお願いしますよ

おっしゃる通り、この山はスキー向けじゃないですね(笑)
いや、語弊があるとあれなんで・・・滑走を楽しもうとするとこの山はスキー向けじゃないという意味です。
今回のようにロング&ラッセル&単独日帰りだとスキーじゃないとムリですね。
スノーシューでももっと早く出れば行けるかもしれません。
最大の違いは下山スピードですね。
冬季小屋に泊まってマッタリ・・・っていう計画なら頑張ればツボ足でも1泊〜2泊でいけると思います。
ミラーさんなら体力もやる気もバッチリ!いけますよ。

あ、むしろ問題は・・・気を引くものがあると長時間立ち止まって写真を撮りまくってしまう癖の方ですかね
2017/2/5 6:45
予想不可能。
2月に燕岳ですか!
sanchanさんの場合天気の良い週末は絶対山行ってるって分かるんですが行先予想は絶対当たりませんね。だって殆どの山季節に関係無く行ける&行先のレパートリー多過ぎ(笑)
白山以外同じシーズンに同じ山行ってませんよね?

燕岳なら年末年始小屋も長く営業してるのにわざわざそこを外して貸切でその景色、羨ましい〜!
私もミラーさん同様この時期に近くで槍様見て見たいもんです(^。^)
2017/2/5 7:01
Re: 予想不可能。
kabukiyaさん、こんにちはpaper
kabukiyaさんもご存知の通り自分の場合できるだけ人がいない場所を選ぶ傾向があります。
おかげさまで最近皆がよく行く山は冬に行く感じの行動パターンになってきてます(笑)
そういえば白山のメジャールートもあまり夏山シーズンは行ってませんね。
行くとしてもナイトハイクとか、時間差とか。
kabukiyaさんも最近モチが落ちているようなので、誰もいない燕で槍を含む絶景など眺めてみてはどうでしょう?
せっかくアイゼンも研ぎ澄まされたところなのでスノーシューとセットで。
あ、稜線のザレ場ですぐに歯が丸くなっちゃいますね
2017/2/5 10:48
いやいやびっくり
さんちゃん こんにちは〜

タイトル見てまさかと思ったら日帰りしちゃったのね
後ろからくっついて行けばよかったなぁ
って、無理だけど

北アルプスの最高の景色を独占するって、気持ちいいでしょうね〜
いや〜羨ましい限り!

ロングお疲れ様でした
2017/2/5 13:37
Re: いやいやびっくり
ぽんちゃん、こんばんは。

この時期の燕岳はいつか登りたいと思っていたので、今回の山行でひとつの目標をクリアすることができました。
2月にこれだけ晴れるっていうのはなかなかないチャンスだし、それが週末重なるタイミングとなると・・・かなり貴重だよね。
土曜日が近づくにつれて胃が痛くなる、とまでは言わないけど緊張とアドレナリンが交錯するような、そんな感覚にとらわれてました。
登山が趣味じゃない人からすれば大した目標でもなんでもないんだけど、自分なりに目標を立ててコツコツとクリアしていくってのはある意味生きがいにつながるし、どこまでやれるかわからないけどこれからも頑張っていこうと思ってます。

なーんて、大げさなことを言ってるけど、ぽんちゃんならスノーシューでサクッと登っちゃいそうで怖い
2017/2/5 18:30
2月の燕岳
はじめまして。
2月の燕岳、雪が増えて綺麗ですね。
2月、3月の燕岳にいつか行こうと思っていたので参考にさせていただきます。

私は、スキーがヘボ、合戦小屋から下はかなり時間が掛かりそうなので
自転車、スキー、スノーシューの組み合わせになりそうです。
2017/2/5 19:35
Re: 2月の燕岳
shigeさん、はじめまして。
プロフ拝見しましたが、思いっきり地元の方なんですね。
1月7日にも日帰りで燕に登られているようですごいです。
同じ日に自分も白山へ行っていましたが、この日も素晴らしい天気でしたね。
自転車は使える状態かどうかわかりませんが、スノーシューとアイゼンがあれば登山道は問題ないと思います。
どうぞお気をつけて行ってきてください
2017/2/5 21:44
こっそりハードに(笑)
Sanchanさんこんばんは!
滝は却下〜と言いつつもっと激しいのにいかれたんですよね〜
いやはや天晴です
この距離は小原林道から赤兎山を2往復するようなもんですからね(笑)
Sanchanさんはやっぱり貸切狙い・・・?って思わせるところがありますね
2017/2/5 20:02
Re: こっそりハードに(笑)
momochannさん、2月の百四丈お疲れ様でした。
滝は行かないと言いましたが、燕に行かないとは言っていませんからね
(実は酉年にちなんで今年一発目の鳥山行だったりします^^;)
赤兎も行きたいんですが、同じ林道でもラッセルの有無で雲泥の差ですからね・・・しばらく様子見です。
2017/2/5 21:46
やっぱ、おかしい
以前も言ったと思うけど、Sanchan頭が変。この時期に35km超の山行、急登で有名な合戦尾根のスキー登高、普通じゃ物足らなくなってますね。
次はどこへ行くのやら(笑)
2017/2/5 20:25
Re: やっぱ、おかしい
レッズさん、こんばんは。
普通のスキーで物足りないわけじゃなくて、この時期の燕に行こうと思ったらスキーが最適だっただけですよ。
ほら、スキーは最強の登攀道具ってやつですよ。
快適滑走じゃなくても楽に下れるわけだし、特に林道はスイスイです^^
2017/2/5 21:47
ガッツリ!
林道アプローチは長いですね!山頂付近の雪が全然ないことを知ることができました。2年前に登ったっきりなので途中の登山道は忘れましたがボブスレーや狭い尾根は厳しいので簡単に真似して行こう!とはなりづらいです…。けど貸し切りで絶景を堪能できるのは贅沢ですねぇ〜^_^;

ゲートの注意喚起は矛盾という感じで面白いですね。
2017/2/5 20:55
Re: ガッツリ!
koueiさん、こんばんは。
自分も山頂部にはもう少し雪があるものだと思ってましたが想像以上に地肌が出ていて驚きました。
まあでも冬に行くのは2回目だったのである程度は想像通りで、アイゼンも大活躍だったわけです。
体力的にはともかく、技術的には白山より難しいと思うのでお勧めしません
2017/2/5 21:49
ゲスト
ここ滑っていいの〜?
さんちゃん
さんちゃんの板にもうひとつビンディング付けて
俺も一緒に滑りたい・・・

いや
うそうそ
2017/2/5 21:29
Re: ここ滑っていいの〜?
タクさん、どうも。
なるほど、燕で二人三脚ってやつですか。
・・・共倒れになるのでやめときます(笑)
あ、燕山荘直下の北側斜面なんか気持ち良さそうでしたよ。
シリセードなんかどうですか?

もちろんおひとりで。
2017/2/5 21:51
やっぱり物好き〜やねぇ〜
この時期に登り9時間半、標高差2000mですかぁ〜
相変わらずのパワーぶりを楽しませていただきましたよ〜
でも山頂からの景色は抜群やね。堪んない青空です。

さてさて私もそろそろ福島出張が終わり、
一旦大阪へ帰りますが、4月からは・・・・再び「TOKYO」
北ア・八ヶ岳が近くなるぅ〜
2017/2/6 21:24
Re: やっぱり物好き〜やねぇ〜
tekapoさん、西吾妻山お疲れ様でした。
燕も最高でしたが、東北の樹氷はやっぱりいいですね。
tekapoさんに秋から冬の東北の素晴らしい景色を嫌と言うほど見せ付けられたのでそろそろ自分の目でも確かめたくなりました。(笑)
4月からまた東京ですか・・・うまいことやりますね!(笑)
また八ヶ岳、南北アルプス、上信越の山あたりでコラボできそうですね^^
2017/2/7 6:08
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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