記録ID: 1066388
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ハイキング
近畿
中山道「鳥居本宿〜愛知川宿」
2017年02月16日(木) [日帰り]
gmt66
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 06:46
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 35m
- 下り
- 26m
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| 天候 | 晴れ（久々の、ポカポカ陽気） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
（復路）近江鉄道・愛知川駅〜近江八幡駅まで乗車。 運賃＝640円。 |
写真
鳥居本駅に、着きました。電車はワンマン運転で、 「前降り」なので、降車口はホームの先端です。
乗って来た電車を、見送りました。本年は2月に入ってから近年にない、二度の大雪がありました。二度目の10日からの残雪が残り、辺り一面真っ白です。画面左端の白い塔は、米原のランドマーク「フジテック」のエレベーター塔です。
7
2/16 10:02
乗って来た電車を、見送りました。本年は2月に入ってから近年にない、二度の大雪がありました。二度目の10日からの残雪が残り、辺り一面真っ白です。画面左端の白い塔は、米原のランドマーク「フジテック」のエレベーター塔です。
右手（西側）を見ると、石田三成の居城があった「佐和山」が見えます。
駅前に、出て来ました。可愛らしい洋風建築の、鳥居本駅です。駅前には、国道8号線が通っています。
鳥居本駅前から国道8号線を北方向に歩いて、「鳥居本町北」交差点に向かいます。大型トラックが横をビュンビュン走って行きます。
国道沿いの歩道や歩行帯の残雪を心配しましたが、何とか歩けそうです。
有名な、和漢健胃薬「赤玉 神教丸」の、有川製薬株式会社前を通りました。
「鳥居本町北」交差点が、見えて来ました。この交差点で右折して、鳥居本宿内の中山道に向かいます。
右折して、しばらく歩くと南北の通りに、出合いました。中山道です。
カーブの角に、和漢健胃薬「赤玉 神教丸」本舗の有川薬局が、ありました。立ち寄って尋ねてみると、現在も製造販売されており、お土産に買って帰りました。
6
2/16 10:21
カーブの角に、和漢健胃薬「赤玉 神教丸」本舗の有川薬局が、ありました。立ち寄って尋ねてみると、現在も製造販売されており、お土産に買って帰りました。
鳥居本宿を、歩いて行きます。旧家が当時の姿そのままに、残っていました。
玄関前の軒先に、合羽（かっぱ）の看板が吊り下げられています。
「木綿屋」近くの左手（東側）には、洋館が建っていました。前に案内板があります。
鳥居本宿交流館「さんあか」前です。休憩に寄ってみました。建物内に、トイレもありました。
鳥居本交流館「さんあか」の名称となった、「さんあか」についての説明です。鳥居本の宿場名物、� 崟峩命清鬼檗廚寮嵜А��◆崢撒鑠楾膠�」（合羽の防水剤柿渋に、紅殻を混ぜた為に、赤味がかった合羽となった。）�Ｄ察峙鑠棔崟庄察覆垢い�）」（西瓜の中身は、赤色。この「三つの赤色＝三赤＝さんあか」と、なりました。
2/16 10:43
鳥居本交流館「さんあか」の名称となった、「さんあか」についての説明です。鳥居本の宿場名物、� 崟峩命清鬼檗廚寮嵜А��◆崢撒鑠楾膠�」（合羽の防水剤柿渋に、紅殻を混ぜた為に、赤味がかった合羽となった。）�Ｄ察峙鑠棔崟庄察覆垢い�）」（西瓜の中身は、赤色。この「三つの赤色＝三赤＝さんあか」と、なりました。
鳥居本宿から次の番場宿に向かう途中にある、摺針峠から見降ろした琵琶湖の風景です。峠には茶屋がありました。次回に歩く予定です。
2
2/16 10:44
鳥居本宿から次の番場宿に向かう途中にある、摺針峠から見降ろした琵琶湖の風景です。峠には茶屋がありました。次回に歩く予定です。
交流館から中山道に、戻って来ました。街道沿いの民家の前には、旅籠屋跡の案内板が掛けられています。
文化庁の「登録有形文化財」のプレートが、掛けられていました。
分岐の角に、道標が建っています。左、中山道。右、彦根道（朝鮮人街道）です。
道は、佐和山方面に続いていました。ここで折り返して、戻ります。
右手（西側）の風景です。中央の小高い山一帯が、石田三成の居城だった、佐和山城跡です。
「小野こまち会館」前を、通ります。前に、小野町「太鼓踊り」の看板が出ていました。
八幡神社への参道は、西側を走る東海道新幹線のガードを越えて続いています。残雪が多く、履いているシューズではお参り出来ません。
2
2/16 11:24
八幡神社への参道は、西側を走る東海道新幹線のガードを越えて続いています。残雪が多く、履いているシューズではお参り出来ません。
街道の左手（東側）には、「聖谷（しょうだに）」の表示がありました。ここも、聖徳太子ゆかりの地でした。
鳥居本宿を出てから、初めて山沿いの道になりました。とは言っても、左手のすぐ上は、名神高速道路です。
東海道新幹線沿いに、歩いて行きます。何もない所に、小野町、往時の宿場「十所谷（とどころたに）」の表示が、ありました。
鳥居の左下に、「芭蕉 昼寝塚」と「祇川 白髪塚」の碑がありました。
八幡神社拝殿にお参りし、お参りして、境内の左手に回って来ました。
更に左手に進むと、表参道の大鳥居が見えました。ここで折り返して、中山道に戻ります。
交差点の角に、「中山道」と「五百らかん」の道標が見えます。中山道は直進ですが、昼食場所探しで右手に入ってみました。
左手に、「日本一太鼓」の看板が見えます。雪の解けた石垣に腰かけて、昼食を済ませました。
正面の大きな建物は、「日本一の太鼓蔵」です。近くまで、行ってみました。
「日本一太鼓」説明板です。太鼓の直径＝2.06m。胴回り＝6.24m。重量＝4t。太鼓の皮は、国産・富山の「黒和牛」です。
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2/16 12:08
「日本一太鼓」説明板です。太鼓の直径＝2.06m。胴回り＝6.24m。重量＝4t。太鼓の皮は、国産・富山の「黒和牛」です。
分岐まで、戻って来ました。名神高速道路彦根インターチェンジへの取付道路下を、くぐります。
しばらく歩くと、左手に、石灯籠と道標がたくさん建っています。
この付近の中山道は、「県道528号線」になっています。現在、「地蔵町」を歩いています。
中山道に戻って来ました。平和堂「フレンドマート」があります、トイレ休憩させて頂きました。
右手に、聖徳太子由来「矢除け地蔵堂」の案内表示が、ありました。
彦根市の、消火栓蓋です。消防車のデザインで、ひと目でわかります。
石灯籠の横に、「高宮宿」の看板が建っています。高宮宿に入りました。
交差点の南西角に、「木之本分身地蔵尊（大北の地蔵さん）」がありました。
宿駅「座 楽庵」前に、来ました。前に案内板が立っています。この地で産出された「高宮布（麻布）」を扱った問屋「布惣」跡です。
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2/16 13:24
宿駅「座 楽庵」前に、来ました。前に案内板が立っています。この地で産出された「高宮布（麻布）」を扱った問屋「布惣」跡です。
交差点の北東角には、小さな庭が造られて、笠をかぶった狸の置物がありました。
街道の筋向いに、高宮宿「本陣」跡です。表門が残っていました。
「明治天皇ゆかりの松」と、「徳川家康公腰掛石」を見るために、境内に入らさせて頂きました
明治天皇ゆかりの松、「止鸞松（しらんしょう）」です。現在、二代目です。
伊吹山が「チラッ」と見えたので、犬上川沿いの「県道13号線」を上流側に歩いて、確認に行きました。
葛籠（つづら）町を、歩いています。地元・自治会作成のマップです。
彦根市と豊郷町の境界に建つ、「おいでやす 彦根市」のモニュメントです。商品を背負い商いに出る近江商人の姿が、表現されています。
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2/16 14:22
彦根市と豊郷町の境界に建つ、「おいでやす 彦根市」のモニュメントです。商品を背負い商いに出る近江商人の姿が、表現されています。
豊郷町に、入りました。中山道の左右には、大きな工場や倉庫が続いていますが、街道脇の並木道は整備されて、照明やベンチが設けられています。
2/16 14:23
豊郷町に、入りました。中山道の左右には、大きな工場や倉庫が続いていますが、街道脇の並木道は整備されて、照明やベンチが設けられています。
左手に、整地された区画があり、「スズムシバナ」の看板がありました。
豊郷町は、近江商人発祥地の一つで、日本を代表する商社「伊藤忠」「丸紅」等の創始者を、輩出しています。豊郷村の麻布小売り商「紅長（べんちょう）」五代目・伊藤長兵衛氏の長男として生まれた、六代目・伊藤長兵衛（旧名、万次郎）氏と次男の、初代・伊藤忠兵衛氏が、「近江麻布類」を堺や紀州に行商して成功し、兄の六代目・伊藤長兵衛が、博多に「伊藤長兵衛商店」を開業。弟の初代・伊藤忠兵衛が、大阪に「紅忠（べんちゅう）」を開店しました。この両者が、合併・分離を繰り返して、現代の「伊藤忠」「丸紅」となりました。また、六代目・伊藤長兵衛氏娘婿の九代目・伊藤長兵衛（旧名、若林長次郎）氏（雅号・長堂）も、業績を拡大しました。
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2/16 14:50
豊郷町は、近江商人発祥地の一つで、日本を代表する商社「伊藤忠」「丸紅」等の創始者を、輩出しています。豊郷村の麻布小売り商「紅長（べんちょう）」五代目・伊藤長兵衛氏の長男として生まれた、六代目・伊藤長兵衛（旧名、万次郎）氏と次男の、初代・伊藤忠兵衛氏が、「近江麻布類」を堺や紀州に行商して成功し、兄の六代目・伊藤長兵衛が、博多に「伊藤長兵衛商店」を開業。弟の初代・伊藤忠兵衛が、大阪に「紅忠（べんちゅう）」を開店しました。この両者が、合併・分離を繰り返して、現代の「伊藤忠」「丸紅」となりました。また、六代目・伊藤長兵衛氏娘婿の九代目・伊藤長兵衛（旧名、若林長次郎）氏（雅号・長堂）も、業績を拡大しました。
左手に、「先人を偲ぶ館」の案内標識がありました。寄ってみます。街道から、少し入った奥にあります。
館内の壁面には、地元出身の偉人を紹介したパネルが掲示されています。伊藤忠兵衛氏の業績を紹介したパネルです。隣には、伊藤長兵衛氏のパネルがありました。
2/16 14:57
館内の壁面には、地元出身の偉人を紹介したパネルが掲示されています。伊藤忠兵衛氏の業績を紹介したパネルです。隣には、伊藤長兵衛氏のパネルがありました。
古川鉄治郎氏の、パネルです。初代・伊藤忠兵衛氏の甥で、長年「丸紅」の役員として活躍しました。「国運の進展は、国民教育の振興にある」と考え、豊郷小学校・旧校舎の建設費用を寄贈されました。
2/16 14:58
古川鉄治郎氏の、パネルです。初代・伊藤忠兵衛氏の甥で、長年「丸紅」の役員として活躍しました。「国運の進展は、国民教育の振興にある」と考え、豊郷小学校・旧校舎の建設費用を寄贈されました。
「先人を偲ぶ館」の北隣りに大きな寺があり、寄ってみます。地方のお寺にしては、大規模で敷地も広く桁違いです。正面の入口前に、回ってきました。「唯念寺」山門です。
2/16 15:04
「先人を偲ぶ館」の北隣りに大きな寺があり、寄ってみます。地方のお寺にしては、大規模で敷地も広く桁違いです。正面の入口前に、回ってきました。「唯念寺」山門です。
正門から見た、旧校舎の右手方向です。広く、大きく、長くで、とても一枚の写真には、納まりません。
豊郷小学校の旧校舎群は、文化庁の「登録有形文化財」になっています。
関連の資料展示室に、入ります。昭和11年に、ヴォーリズ建築設計事務所により作成された、旧校舎のミニチュア模型が展示されていました。
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2/16 15:22
関連の資料展示室に、入ります。昭和11年に、ヴォーリズ建築設計事務所により作成された、旧校舎のミニチュア模型が展示されていました。
「一里塚の郷 石畑」の碑と、「八幡神社 一里塚の郷」バス停があります。
ここは、「高宮宿ー石畑（間の宿）ー愛知川宿」の中間で、「石畑」は「間の宿（あいのしゅく）」と呼ばれています。
公園から中山道に戻ると、すぐに「伊藤長兵衛家」屋敷跡の碑が、ありました。この土地は、伊藤長兵衛家の子孫が、先祖ゆかりの豊郷病院に寄贈されたものです。豊郷病院は、九代目・伊藤長兵衛（長堂）氏の尽力で、開設されました。
2/16 15:49
公園から中山道に戻ると、すぐに「伊藤長兵衛家」屋敷跡の碑が、ありました。この土地は、伊藤長兵衛家の子孫が、先祖ゆかりの豊郷病院に寄贈されたものです。豊郷病院は、九代目・伊藤長兵衛（長堂）氏の尽力で、開設されました。
室内の様子です。手前は、土間でカマドや流し台、使用人部屋がありました。
伊藤忠兵衛旧邸南面の、様子です。屋敷の奥行きも、相当あります。
中山道に、戻って来ました。しばらく歩くと、清酒醸造蔵がありました。現在は、廃業されているようです。
井戸の横に、「金田池」と「水の香る郷」四ツ谷の碑が、ありました。
しばらく歩くと、右手に休憩所があります。東屋と、トイレもありました。
観音堂前には、広場がありました。ここから、盆踊りが始まったのでしょうか？
宇曽川上流側の、眺めです。近江鉄道と東海道新幹線の鉄橋が見えます。
「歌詰橋」南詰の西側には、小さな公園がありました。公園に建てられた案内板です。
左折して直接に、近江鉄道・愛知川駅に向わず、遠回りして中山道「愛知川宿」の一部を歩きます。
交差点の先に、「愛知川宿」のゲートが見えて来ました。この交差点で左折して、近江鉄道の愛知川駅に向かいます。ここで、本日の「中山道歩き」は終了です。
2/16 16:48
交差点の先に、「愛知川宿」のゲートが見えて来ました。この交差点で左折して、近江鉄道の愛知川駅に向かいます。ここで、本日の「中山道歩き」は終了です。
駅前に、愛知川町の伝承工芸品「びん細工手鞠」を模した、郵便ポストがありました。
近江鉄道・愛知川駅のホームに、上がります。この後、16時57分発の電車で帰宅しました。
感想
2月に入って二度の大雪が降り、以降寒い日が続く中、本日は予報通りの好天気となりました。毎日、夕刊の「週間天気」をチェックして、目星を付けていたので、準備も万端です。即！ポットに熱いお茶を詰めて、出発しました。本日の「鳥居本宿〜愛知川宿」区間では、先日の残雪が予想されましたが、中山道沿いの歩道・歩行帯共に支障なく歩くことが出来ました。また自宅前に出て、屋根や軒から落ちてくる残雪の処理をされているご老人等と多く出会い、挨拶や世間話が弾み！ なかなか前へ、進みませんでした。「街道歩きは、人と人との交流です！」（「文化の交流も、ありますよ！」） これで、「良しと、しましょう！」。
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