摩耶山 (地蔵谷〜アドベンチャールートー〜掬星台〜山寺尾根)
- GPS
- 16:00
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 715m
- 下り
- 700m
コースタイム
布引ダム 10:00
市ケ原 10:20
地蔵谷入口 10:37
大滝 11:05
大ダム上 11:40〜11:52
アドベンチャーコース分岐 12:10
渡渉点(空谷) 12:27〜12:44
黒岩尾根出合 12:58
緑と風の丘 13:14
掬星台 13:24
杣谷道出合 14:33
長峰橋 14:42
阪急六甲駅着 15:10
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アドベンチャーコースは、地蔵谷から黒岩尾根に抜ける岩尾根の道ですが、アドベンチャーと云ふ名をつけて、岩尾根の7か所位に大きな鎖を取り付け、アドベンチャー気分を味わって貰おうと、自然にできた道ではなく、人工的に造った道です。 30年以上前になると思いますが、自治体が競って自然歩道とか、森林浴の道とかを造った時期がありました。西お多福山にもあります。しかし、その後手入れもしないので、道も殆ど分からなくなっている所が殆どです。 アドベンチャーコースも、私は初めて行きましたが、その例にもれず、よくコースが分かりません。わざわざ行くような処ではありません。展望と言い、面白さ等全く無いコースでした。 従って、人も殆ど通っていないなくて、鎖なども人が触った形跡が全くありません。ただし、これは分り難い道の案内にはなって居ます。鎖があると云ふ事は、そこを登ると云ふ事ですから。 コースの入口には、黒岩尾根へとありますが(今はアドベンチャーの文字はありません)、途中道が分かりにくい処でさえ、道標が一個もありません。ただ昔の、はげかかった赤ぺんきが、立木や岩に数か所あっただけです。 私は、今回たまたま、わざわざ一度は行ってみようと思って、行ってみましたが、過去数十年、こんなコースに行ってみようとは一度も思ったことがありません。殆んどの人がそうだと思います。その証拠に殆ど人が通っていません。西お多福山のブナの森(?)も、同様に殆ど人は入りません。 自治体のすることは、こんな事が多いですね。 |
感想
◆ 今日の天気予報は、晴れ後曇り。気温、1〜10℃。
地蔵谷は 1 年ぶりだ。アプローチが長いので、好きではない。
天狗道の分岐より、下って行くと小さな沢に出る。そこが地蔵谷の取り付きだ。アプローチも長いが、ここから天狗道の出合までも長いコースだ。その分急なしんどい登りは無い。急な坂はすべてダムのせいだ。
◆ 取り付きから約20分で、この谷で一番大きい滝が現れる。約20mはあろうか。上半分は斜爆になっているが、下半分はほぼ真下に落ちている。
以前は良く見えなかったが、最近は木が枯れたり、除かれたりして見えるようぬなった。
◆ このコースは沢に沿って登って行くだけで、これと言っていい目印になったり、展望がいいと言った所がない。云ふなれば退屈なコースだ。その中で一番の見世物が大ダムだ。これが出来た頃は、布引ダムに似たデザインで、綺麗なピンク色に輝いていた。
それまで沢の右岸をトラバース気味に歩いていて、渡渉するために右を向くと、ピンクの大きな壁が立ちはだかって、びっくりしたものだ。今では色も剥げ落ち、汚れも目立って、立樹も大きくなり、あまり目立たなくなった。
◆ 大ダムの上で、沢は3つに別れ、本流は一番右の沢で、東へ大きく方向を変えて行く。天狗道の尾根に向かって、次第に傾斜が増してくる。天狗道の出合までほんの100m位になった所の右岸に、アドベンチャーコースの道標がある。今は、道標にアドベンチャーと云ふ文字は無い。黒岩尾根とあったように思う。
◆ 今日は初めてアドベンチャーコースなるものを歩くことにする。
今まで右岸の急な壁をトラバース気味に登ってきていたので、急な坂を予想して入ったが、直ぐに大きな岩に突き当たる。踏み跡が薄く、落ち葉が積もって道が良く分からない。北方向と西方向に分かれていて、西方向には下っているので、登って行く北方向に行ってみたが、間もなく踏み跡らしき感じも消えて、間違いと分かる。
それ程人が入らないと云ふ事だろう。元へ戻って、西方向の道を進むと、次第に踏み跡もはっきりしてきた。
◆ 一度下って、西側の谷に沿って東に進み、谷(空谷)を渡渉して、道は北向きとなり、黒岩尾根に合流する。
その途中に、大きな鎖場が3か所位あり、長い処は鎖が3本連なって登る処もあった。これを称してアドベンチャーと名付けたものと思われる。 しかし、上に行って痩せ尾根に出ても、その先には道は無く、木製の方向指示板があったが、出来た当初は樹も小さくて、展望も良かったかもしれないが、今では何も見えない。また鎖を伝って下るしかない。
◆ 昼を過ぎると、予報通り雲が出てきて、すっかり曇って来た。掬星台にはそのせいか、時間的に何時もより遅いためか分からないが、人も少なく寂しかった。
今日も山寺尾根を下る。
登山でも、矢張り、初めてのコースは面白い。こんなコースでも初めてだと、ある程度の緊張があるからだ。バリルートが面白いのは、その所為だろう。
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